ユヴェントス 1-0 インテル:ネラッズーリがポストに阻まれる

 前半は良いパフォーマンスをしたネラッズーリだがガリアルディーニのシュートはポストに嫌われ、マンジュキッチが決勝弾を奪った。

 トリノ発 – インテルは現在セリエA首位を独走するユヴェントスと互角に戦ったが、ガリアルディーニのシュートはポストに阻まれ、マリオ・マンジュキッチが66分に頭で決勝ゴールを決めた。この結果、ルチアーノ・スパレッティ率いるチームは今季リーグ戦15節を終えて勝点29である。

 試合開始から集中力を高く保ったインテルが良い立ち上がりを見せる。だが徐々にユヴェントスが調子を上げてきた。8分、左サイドからクリスティアーノ・ロナウドが高速クロスをゴール前に送り、マウロ・ディバラが頭で合わせる。その2分後には再びディバラがマルセロ・ブロゾヴィッチのクリアミスを拾って得意の左足を振り抜くがゴールバーの上に外れた。インテルはシメ・ヴルサリコがボックス外から狙うもGKシュチェスニーの正面(14分)。

 試合は膠着状態となり両チームともチャンスを作り出せない。しかし29分、マッテオ・ポリターノ、マウロ・イカルディ、そしてロベルト・ガリアルディーニと繋がり、決定機を迎えた同イタリア人選手はゴール前で左足シュートを放つ。だがボールは右ポストに嫌われてしまう。60秒後にはイヴァン・ペリシッチがポリターノの低いクロスをボックス内で合わせるがゴール枠外。

 ユヴェントスも立て続けにチャンスをマンジュキッチ(35分)、ベンタンクール(36分)、キエッリーニ(36)がインテルゴールに迫るもインテル守備陣が懸命に守りきった。多くのゴールチャンスは実を結ばずに前半はゴールレスで終了となった。

 ハーフタイムでの交代はなく始まった後半最初のチャンスはネラッズーリに訪れる。48分、マティイディのパスミスを奪ったポリターノがイカルディとワンツーからシュート。しかしホームチームの守備陣が体を張って止めた。だがその後はビルドアップでインテルはパスミスが多くリズムを失い、ユヴェントスがゲームをコントール。そして66分、左サイド深くからカンセロがゴール前にセンタリング。ファーサイドにいたマンジュキッチがマークしていたアサモアを振り切って頭でゴールネットを揺らした。

 失点後にルチアーノ・スパレッティはガリアルディーニとジョアン・マリオをベンチに下げて、ケイタ・バルデ(69分)とラウタロ・マルティネス(76分)をピッチへと送る。だが流れは変わらずホームチームがボールをキープし、奪われても高い位置からプレッシャーをかける。インテルは自由にプレーをさせてもらえず攻撃の形が作れない。時間だけが流れていき、後半アディショナルタイムにカンセロのヘディングクリアをラウタロがダイレクトボレーで狙うシーンはあったが、最後までユヴェントスの牙城を崩せなかった。

ユヴェントス 1-0 インテル(前半0-0)
得点者:
マンジュキッチ(66分)

ユヴェントス:1 シュチェスニー;2 デ・シリオ、19 ボヌッチ、3 キエッリーニ、20 カンセロ;30 ベンタンクール、5 ピャニッチ(23 エムレ・ジャン 82分);14 マテュイディ、10 ディバラ(11 ドウグラス・コスタ 72分)、7 クリスティアーノ・ロナウド;17 マンジュキッチ
ベンチ:22 ぺリン、21 ピンソーリオ、4 ベナティア、16 クアドラード、24 ルガーニ、33 ベルナルデスキ、37 スピナツォオーラ
監督:マッシミリアーノ・アッレグリ

インテル:1 ハンダノヴィッチ; 2 ヴルサリコ、37 シュクリニアル、23 ミランダ、18 アサモア; 5 ガリアルディーニ(11 ケイタ・バルデ 69分)、15 ジョアン・マリオ(10 ラウタロ 76分)、77 ブロゾヴィッチ; 16 ポリターノ(20 ボルハ・バレロ 58分)、9 イカルディ、44 ペリシッチ
ベンチ:27 パデッリ、6 デ・フライ、8 ベシーノ、13 ラノッキア、33 ダンブロージオ、87 カンドレーヴァ
監督:ルチアーノ・スパレッティ

イエローカード:ピャニッチ、ベンタンクール、ペリシッチ、ブロゾヴィッチ
アディショナルタイム:1+5分

主審:イッラティ
副審:メリ、パッセリ
4審判:ドヴェリ
VARグイダ、カルボーニ


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