ローマ 2-2 インテル:スタディオ・オリンピコでの試合は引き分け

 ネラッズーリは12月2日(日)、2度にわたってリードを奪ったもののローマの反撃によって同点に追いつかれた。今節終了時点でのインテルのリーグの勝点は計29ポイントとなっている。

 ローマ発 – スタディオ・オリンピコで行われたセリエA TIM第14節は、エモーショナルでゴールの多い試合となった。ネラッズーリはケイタイカルディのゴールによって2度リードを奪ったものの、それぞれウンデルとコラロヴに同点弾を決められ、最終的に2-2の引き分けに甘んじることとなった。インテルの現在の勝点数はナポリと同数の29ポイントで、リーグ2位となっている(アンチェロッティ率いるナポリは、まだこれからアタランタとの試合を予定している)。

 両チームとも試合冒頭から積極的に攻撃を仕掛ける。11分、この日最初の良いチャンスを手にしたのはインテルだ。しかし至近距離からのケイタのシュートはローマGKオルセンにセーブされる。その3分後には対戦相手にもチャンスが訪れたが、フロレンツィのシュートはハンダノヴィッチが落ち着いて防ぐ。20分にはダンブロージオのクロスにペリシッチが頭で合わせたがボールは残念ながらクロスバーを越え、その3分後にはジョアン・マリオアサモアのクロスにタイミングを合わせられず、フィニッシュに持ち込めなかった。対するローマは26分、この日最初のビックチャンスを手にする。シックのバックヒールパスからフロレンツィが強烈なシュートを放ったが、これは右ポストに直撃した。

 その後、インテルに絶好のチャンスが訪れる。ブロゾヴィッチの絶妙なパスにイカルディが反応したものの、同選手のシュートはオルセンに阻止される。前半はゴール前のシーンが多く、32分にはザニオーロにシュートを許したがハンダノヴィッチが見事にセーブする。一方で、その3分後のケイタのヘディングシュートは再びオルセンに防がれた。しかし37分、ジョアン・マリオのパスを受けたダンブロージオがクロスを挙げると、ケイタがヘディングシュートを叩きこんでインテルに先制ゴールをもたらす。これで同選手は、リーグ直近2試合で計3ゴールを記録したことになった。ホームチームのローマは40分、コラロヴがFKから直接ネラッズーリのゴールを狙ったが、ハンダノヴィッチが素晴らしい反応でこれを防いだ。

 1点のリードで前半を終えたインテルだったが、後半開始直後の51分に力強い左足シュートでウンデルに同点ゴールを決められてしまう。両チームが拮抗するなか、エンゾンジにチャンスが訪れるが、同選手のシュートはシュクリニアルが身体でブロックする(55分)。ローマの激しいプレッシングに対抗すべく、インテル監督スパレッティはケイタに代えてポリターノをピッチに送り出した。

 そして66分、ブロゾヴィッチのパーフェクトなCKからマウロ・イカルディがヘディングシュートを決めて、1-2と再びリードを奪う。これはインテル主将にとって今季8ゴール目となった。しかしこのインテルのリードも長くは続かなかった。72分、PA内でブロゾヴィッチがハンドをとられ、VARの指摘後、主審からローマにPKが与えられた。これをコラロヴが左足でゴール右に決め、スコアは2-2となった。

 終盤の15分には、両チームとも勝者となるチャンスは十分にあったものの、どちらのチームも決勝ゴールを決められない。スパレッティはペリシッチとボルハ・バレロに代わってラウタロベシーノを投入するが、この策が最終スコアに影響を与えることはなかった。85分にはポリターノがチャンスを手にするが、同選手のシュートはフアン・ジェズスにブロックされる。また、試合終了直前のブロゾヴィッチのミドルシュートはオルセンにセーブされた。5分間のアディショナルタイムが終わり、スタディオ・オリンピコで行われたローマ対インテル戦は2-2の引き分けで幕を閉じた。

 ネラッズーリは12月7日(金)に行われる次節もアウェイで臨むことになる。対戦相手はユヴェントスだ。

 永遠に #ForzaInter!

ローマ 2-2 インテル
得点者:37分ケイタ、51分ウンデル、66分イカルディ、74分コラロヴ(PK)

ローマ:1 オルセン;18 サントン(69分 34 クライファート)、44 マノラス、5 フアン・ジェズス、11 コラロヴ;4 クリスタンテ、42 エンゾンジ;24 フロレンツィ、22 ザニオーロ(77分 8 ペロッティ)、17 ウンデル(83分 27 パストーレ)、14 シック
ベンチ:83 ミランテ、63 フザト、3 ペッレグリーニ、15 マルカノ、53 リッカルディ、60 セラー
監督:エウゼビオ・ディ・フランチェスコ

インテル:1 ハンダノヴィッチ; 33 ダンブロージオ、37 シュクリニアル、6 デ・フライ、18 アサモア;20 ボルハ・バレロ(80分 8 ベシーノ)、77 ブロゾヴィッチ;11 ケイタ・バルデ(62分 16 ポリターノ)、15 ジョアン・マリオ、44 ペリシッチ(80分 10 ラウタロ); 9 イカルディ
ベンチ:27 パデッリ、2 ヴルサリコ、5 ガリアルディーニ、13 ラノッキア、23 ミランダ、87 カンドレーヴァ
監督:ルチアーノ・スパレッティ

イエローカード:アサモア、コラロヴ
アディショナルタイム:0+5分

主審:ロッキ
副審:プレティ、コスタンツォ
第4審判:ディ・ベッロ
VAR:ファブリ、ヴァレリアーニ


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