インテル 3-0 フロジノーネ:ケイタとラウタロが躍動

 63,645人が足を運んだスタディオ・メアッツァでネラッズーリが3得点を奪った。ケイタ・バルデがインテル加入後初の得点、エル・トロもインテル選手として合計2ゴールとした。

 インテル発 - 代表ウィーク明け最初のリーグ戦でインテルは圧勝した。ルチアーノ・スパレッティ率いるチームは2週間前のアタランタ戦で敗北したが見事に勝利した。63,645人の観客がスタディオ・メアッツァに訪れ、インテルはフロジノーネ相手に3ゴールを奪った(ケイタ・バルデがドッピエッタ、ラウタロ・マルティネスが1得点)。この結果、第13節を終えてネラッズーリは勝点28を積み上げている。

 キックオフから試合の主導権を握ったインテルは3分、クワドオ・アサモアのクロスをゴール前でダニーロ・ダンブロージオが頭で合わせたがGKスポルティネッロがキャッチ。ネラッズーリは立て続けにマッテオ・ポリターノからパスを受けたケイタ・バルデが振り向きざまから右足を振り抜き(8分)、再びポリターノがクロスからラウタロ・マルティネスがヘディングシュートを放つもゴールバーの上に外れた(9分)。しかし攻撃の手を緩めないホームチームが最初にスコアを動かす。ケイタ・バルデがボックス内でボールを拾ってキープし、相手DF選手を抜き去り左足を一閃。凄まじい速さのシュートは見事にフロジノーネゴールに突き刺さった(10分)。その後もゲームをコントロールしたインテルは23分にラジャ・ナインゴラン、ケイタ・バルデの連携から、最後はラウタロがミドルシュートで追加点を狙うもGKスポルティネッロが好セーブを見せる。30分にはラウタロのパスからロベルト・ガリアルディーニがボックス内で絶好機を迎えたがシュートを打てず。一方でフロジノーネもユシフがボックス中央手前で右足を振り抜いたがサミル・ハンダノヴィッチが余裕を持ってキャッチした(31分)。前半残り4分、ボルハ・バレロのセンタリングをミラン・シュクリニアル が右足でダイレクトボレー。だがフロジノーネGKがキャッチ。ハーフタイム直前にはナインゴランが相手DF選手のクロスを直接叩くもわずかに枠外だった(45+1分)。猛攻を仕掛けたインテル は1点リードで前半を終えた。

 両チーム交代なしでスタートした後半も前半同様にネラッズーリがボールをキープして48分にポリターノが強烈なミドルシュートで相手ゴールを脅かした。だが後半最初の決定機はアウェイチームが作り出す:左サイドからのクロスをチオファーニがニアでヘディングシュート。だがハンダノヴィッチが足で素早く反応して得点を許さなかった(54分)。ピンチを免れたネラッズーリは180秒後、左サイドからケイタ・バルデがセンタリング。ゴール前の空中戦に勝利したラウタロのヘディングシュートはゴール左隅に吸い込まれた。完全に試合の流れを掴んだインテルはポリターノ(65分、71分)、ラウタロ(67分)、ケイタ・バルデ(79分)がダメ押し点を狙うがGKスポルティネッロが立ち塞がる。しかし82分、インテルが試合を決める得点を奪う。ドリブル突破したポリターノのパスをボックス内で受けたケイタが冷静にゴール右隅に流し込み、ネラッズーリ背番号11はドッピエッタを達成。試合終盤、途中出場のアントニオ・カンドレーヴァが2度(88分、90+2分)チャンスを迎えるも活かせず。後半アディショナルタイム3分が終わり、危なげない試合運びをしたインテルがホームで勝点3を獲得した。

 次のネラッズーリの試合は28日(水)、敵地でトッテナムとチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出を懸けた試合に臨む。その後はローマ、ユヴェントスの本拠地で試合を行う。

インテル 3-0 フロジノーネ(前半1-0)
得点者:
ケイタ・バルデ(10分、82分)、ラウタロ(57分)

インテル:1 ハンダノヴィッチ;33 ダンブロージオ、6 デ・フライ、37 シュクリニアル、18 アサモア; 5 ガリアルディーニ、20 ボルハ・バレロ;16 ポリターノ(87 カンドレーヴァ 83分)、14 ナインゴラン(15 ジョアン・マリオ 71分)、11 ケイタ; 10 ラウタロ(9 イカルディ 77分)
ベンチ:27 パデッリ、8 ベシーノ、13 ラノッキア、23 ミランダ、44 ペリシッチ、
監督:ルチアーノ・スパレッティ

フロジノーネ:57 スポルティエッロ;6 ゴルダリーガ、15 アリアウド、25 カプアーノ、17 ザンパーノ;66 ユシフ、24 カサタ(5 ゴリ 55分)、88 クリゼティグ、33 ぺゲット(2 ギリオーネ 72分);9 チオファーニ、89 ピナモンティ(29 キャンベル 77分)
ベンチ:22 バルディ、3 モリナーロ、4 フルート、8 マイエッロ、11 ペリカ、23 ブリゲンディ、27 サラモン、31 ベセア、32 クラインツ
監督:モレーノ・ロンゴ

イエローカード:クリゼティグ、アサモア、ぺゲット、カサタ
アディショナルタイム:1+3分

主審:パイレット
副審:ディ・ヴオロ、ロッカ
4審判:ゲルシーニ
VARマリアーニ、ロンゴ


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