アイントホーフェン発 – ミッション達成！インテルは勝点3を手にアイントホーフェンを発つことになった。アウェイで素晴らしいパフォーマンスを出したネラッズーリは、ラジャ・ナインゴランとマウロ・イカルディのゴールによってPSVアイントホーフェン相手に逆転勝利を果たし、バルセロナと同様にチャンピオンズリーグ・グループBの最初の2試合ですべての勝点を獲得している。それに対してアイントホーフェンとトッテナムの勝点はいまだに0ポイントのままだ。ルチアーノ・スパレッティ率いるインテルにとって、これは公式戦5連勝目（セリエAで3勝、CLで2勝）となった。
試合は冒頭から目まぐるしく展開した。まず開始直後にナインゴランが立て続けにチャンスを得るが、1度目のシュートはDFにブロックされ、2度目はアイントホーフェンGKズートにセーブされる。対するPSVも3分、デ・ヨングのクロスからベルフワインにボールが渡るが、クワドォー・アサモアが素早く対応し、ホストチームのカウンターを阻止する。しかし21分、インテルゴールがピンチにさらされる。サミル・ハンダノヴィッチがロサリオのシュートをセーブした後、ボールがゴール前に落ちて混戦状態に陥ったが、最終的にデ・フライがクリアして危機を脱した。インテルも26分、イカルディの絶妙なパスからステファン・デ・フライがシュートに持ち込んだが、ボールはクロスバーを越える。その次のチャンスを活かし、先制ゴールを奪ったのはアイントホーフェンだ。27分、ロサノのクロスを受けたロサリオがペナルティーエリア際から強烈なシュートを放ち、1-0とする。リードを奪われたネラッズーリだが、フィリップス・スタディオンで沸き起こった大歓声に動揺することなく、同点ゴールを狙ってすぐに攻撃に転じる。34分、イカルディがダニーロ・ダンブロージオのクロスに頭で合わせるが、これは惜しくも左ポスト横に外れる。同選手は37分にもマルセル・ブロゾヴィッチの蹴ったCKからヘディングシュートを放ったが、これはズートにセーブされた。40分、ポリターノのパスを受けたナインゴランがペナルティーエリア角で右足を一閃するも、ボールは枠外に飛んだ。41分、ロサノを止めようとPAを飛び出したハンダノヴィッチの腕にボールが当たり、イエローカードを出される。そしてハーフタイムに入る1分前、ついにインテルの苦労が報われた。まずアサモアのパワフルなシュートがズートに弾かれると、セカンドボールを奪ったイカルディのシュートはシュヴァーブにブロックされる。しかしそのこぼれ球をナインゴランが右足で叩き込み、チームに同点弾をもたらした。その直後に前半は終了し、両チームは1-1の同点でドレッシングルームに戻ることになった。
ネラッズーリは前半終了直前の勢いを保ったまま後半に入り、すぐに相手ゴールを脅かす。48分、ポリターノのクロスから後半最初のチャンスを作ったのはイカルディだ。しかし同選手のヘディングはズートにキャッチされる。50分にはPSVにも追加点のチャンスが訪れるが、ペレイロのシュートは左ポストに直撃した。そして60分、ベシーノのロングパスからイカルディがビックチャンスを手にする。同選手は相手GKをかわすと、落ち着いてグラウンダーのシュートを決めて逆転に成功した。その1分後、再びベシーノとのコンビネーションからイカルディがヘディングシュートを放ったが、これはGKズートにセーブされた。一方のPSVも同点ゴールを目指してインテルゴールに迫る。79分、マレンのオーバーヘッドキックはネラッズーリ守護神ハンダノヴィッチが素晴らしい反応でセーブする。試合終盤は拮抗した展開になり、スパレッティはナインゴランに代わりボルハ・バレロ、ポリターノに代わりカンドレーヴァをピッチに送り出す。ネラッズーリは4分のアディショナルタイムも持ちこたえ、CLアウェイ戦で2-1の勝利を収めた。
PSVアイントホーフェン 1-2 インテル（前半1-1）
得点者：ロサリオ（27分）、ナインゴラン（44分）、イカルディ（60分）
PSVアインホーフェン：1 ズート；2 ダンフリース、5 シュヴァーブ、4 フィールヘーフェル、6 タセンデ；18 ロサリオ、7 ペレイロ（75分14 マレン）、8 ヘンドリクス；17 ベルフワイン、9 デ・ヨング、11 ロサノ
ベンチ：13 ローム、2 イシマ＝ミラン、3 ベヒッチ、20 セインズベリー、23 ラムセラール、25 グティエレス
監督：マルク・ファン・ボメル
インテル：1 ハンダノヴィッチ；33 ダンブロージオ、6 デ・フライ、37 シュクリニアル、18 アサモア；8 ベシーノ、77 ブロゾヴィッチ；16 ポリターノ（90分87 カンドレーヴァ）、14 ナインゴラン（86分20 ボルハ・バレロ）、44 ペリシッチ；9 イカルディ
ベンチ：27 パデッリ、10 ラウタロ、11 ケイタ・バルデ、13 ラノッキア、23 ミランダ
監督：ルチアーノ・スパレッティ
イエローカード：ハンダノヴィッチ、ダンブロージオ、アサモア
アディショナルタイム：1+4分
主審：マジッチ
副審：リスティッチ、ジュルジェヴィッチ
追加副審：ジョキッチ、グルイッチ
第4審：ペトロヴィッチ
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