ミラノ発 - 今夜の主役はエル・トロだった。ラウタロ・マルティネスはスターティングイレブンデビュー戦でインテルの勝利に貢献し、インテルは背番号10を背負う同選手の卓越したヘデイングゴールとマッテオ・ポリターノのゴールによりカリアリに勝利を収めた。ネラッズーリはこの勝利で7日間で勝点9ポイントを獲得。これはプレッシャーに屈することなく対処したルチアーノ・スパレッティ率いるチームにとり相応しい勝利と言えるだろう。
10月3日(水)にアイントホーフェンでの重要な一戦を控え、スパレッティは同対戦で多くのポジションに変更を加えた。5日前にサン・シーロで行われたフィオレンティーナ戦でプレーしなかった6選手が先発で出場した。その一人に、今季先発初出場を飾ったボルハ・バレロが挙げられる。インテルファンは既に試合開始から13分で、ダルベルトの完璧なクロスに頭で合わせラウタロ・マルティネスによる先制点を目の当たりにする。相手GKのクラーニョは為す術なく失点に甘んじた。先制点で勢いを増したインテルは追加点の機会を窺うが、ポリターノが試みた2本のシュートは正確さを欠いた。ラウタロはメアッツァで躍動したプレーを披露するも、”エル・トロ”を起点とした素早いカウンターからのフィニッシュをカンドレーヴァは決め切ることができない。前半終盤、カリアリが息を吹き返す:バレッラが素晴らしいパスを前線のサウに供給、同選手が角度のない位置から放ったシュートはクロスバーを越える。インテルはこれに対しカウンターで反撃、ラウタロ・マルティネスの卓越したバイシクルキックからのセカンドボールをポリターノがフィニッシュに持ち込むが、ゴールネットを揺らしインテルが追加点を奪うには至らなかった。試合はインテルが1-0とリードしハーフタイムを迎える。ゲームをコントロールするものの、インテルには相手エリア内での精密なプレーが欠けていた。
後半に入ってもカリアリは多くの決定機を得ることはなかった。50分、ボルハ・バレロのロングシュートをクラーニョがエンドラインに逃れインテルがCKを得る。60分を過ぎ、ラウタロからのパスをナインゴランがフリーのカンドレーヴァへ繋ぎ、同選手がGKと1対1となるもクラーニョが飛び出しシュートをブロック。同GKはポリターノのシュートもエンドラインに逃れる好セーブを見せ、インテルの追加点を阻む。72分、カリアリは同点ゴールに沸くが、デッセーナの得点は腕によるものとVARの介入により判明し、ゴールは無効となる。攻め上がるカリアリの隙を突いたネラッズーリは相手ゴール前へと攻め上がり、立て続けに危険なCKを得る。80分、ラウタロの天才的なロングパスを受けたポリターノが、ゴール前へと上がったラウタロへボールを供給するが、同選手はこれをコントロールしきれず得点のチャンスを逃す。ポリターノはロングレンジから再びゴールを狙うが、カリアリのGKが反応しボールをキャッチ。だが同選手の根気強さがついに報われる。89分、インテルでの初ゴールとなる同選手が本能的に放った素晴らしいシュートは、ポスト内側を叩きネットを揺らし試合を決定付けた。
インテルはリーグ戦で3連勝を飾り、最高の状態でアイントホーフェンへの旅路へ着くこととなる、#ForzaInter!
インテル 2-0 カリアリ(前半1-0)
得点者:ラウタロ・マルティネス(13分)、ポリターノ(90分)
インテル:1 ハンダノヴィッチ;33 ダンブロージオ、6 デ・フライ、23 ミランダ、29 ダルベルト;5 ガリアルディーニ(77 ブロゾヴィッチ 57分)、20 ボルハ・バレロ(8 ベシーノ 83分);16 ポリターノ、14 ナインゴラン、87 カンドレーヴァ(44 ペリシッチ 70分); 10 ラウタロ
ベンチ:27 パデッリ、9 イカルディ、11 ケイタ・バルデ、13 ラノッキア、15 ジョアン・マリオ、18 アサモア、37 シュクリニアル
監督:ルチアーノ・スパレッティ
カリアリ:28 クラーニョ;33 スルナ、15 クラバン(19 ピザカーネ 46分)、3 アンドレオッリ、6 ブラダリッチ(10 ペドロ 60分);24 ファラーゴ、4 デッセーナ、18 バレッラ、21 イオニタ;25 サウ(17 ファリアス 71分)、30 パヴォレッティ
ベンチ:1 ラファエウ、12 ダガ、16 アレスティ、2 パヤッチ、8 チガリーニ、9 チェッリ、20 パドイン、29 カストロ、56 ロマーニャ
監督:ロランド・マラン
イエローカード:
アディショナルタイム:1+4分
主審:マッサ
副審:リベルティ、ディ・イオリオ
第4審:アッバッティスタ
VAR:キッフィ、ロ・シセロ
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