サン・シーロで素晴らしい逆転劇:インテル 2-1 トッテナム

 チャンピオンズリーグ初戦で、ネラッズーリは劇的な勝利を手中に収めた。

 ミラノ発 - インテルは9月18日(火)夜、チャンピオンズリーグ復帰を素晴らしい形で飾ることとなった。サン・シーロに詰め掛けた64,123人の観客の前で、ルチアーノ・スパレッティ率いるネラッズーリはグループB第1節でトッテナムに先制されたものの、歴史的な逆転劇を成功させた。マウロ・イカルディが自身初のCLゴールを決めて同点に追いつくと、マティアス・ベシーノが記憶に残るゴールでチームに勝利をもたらした。

 冒頭はトッテナムが試合を支配したものの、時間の経過と共にインテルも試合の流れを掴みだす。ネラッズーリは最初の10分間に、ナインゴランの右足シュートとペリシッチのクロスという2つの好機を作り出した。12分にはペリシッチがヘディングシュートを放つも、サンチェスにクリアされる。その2分後、トッテナムはエリクセンがFKから直接ゴールを狙うが、ハンダノヴィッチがセーブした。

 インテルは激しくプレスをかけ、34分にはブロゾヴィッチに次のチャンスが訪れる。しかし同選手のシュートは左ポスト横に外れた。その後トッテナムが勢いに乗り、前半終盤に2度の好機を作る。しかしケインはハンダノヴィッチをかわしたもののシュートに持ち込むことはできず、その次のオーリエのクロスはインテル守護神が素晴らしい反応でセーブした。

 後半に入り、ポリターノが47分に左足で鋭いシュートを放ったが、これは左ポスト横に外れる。こうして後半に素晴らしいスタートを切ったインテルだが、53分にはゲストチームにゴールを許してしまう。エリクセンのパワフルなシュートを一度はブロックしたハンダノヴィッチだが、こぼれ球から同トッテナム選手が再度放ったシュートを防ぐことはできなかった。55分には再びネラッズーリにピンチが訪れる。しかしデ・フライがラメラの左足シュートをブロックし、更なる失点は免れた。

 57分にはペリシッチがヘディングシュートを放つが、GKフォルムに妨げられる。ネラッズーリはなんとか同点に追いつこうと攻撃を重ねる一方で、トッテナムに繰り返しカウンターを許してしまう。しかしハンダノヴィッチが2度見事なセーブを見せ、ゲストチームがリードを広げることを許さない。苦戦を強いられるインテルだが、諦めることなく試合終盤に素晴らしいリアクションを示した。82分、ペリシッチに代わり途中出場したカンドレーヴァが絶好の位置からシュートを放つも、ボールはクロスバーを越える。観客の頭に敗北の文字がよぎったが、試合はこれで終わらなかった。左サイドから上げたアサモアのクロスを受け、イカルディがボレーシュートを決めてネラッズーリが同点に追いつく。歓声に沸いたサン・シーロにて、インテルがCKを獲得する。CK後、デ・フライのヘディングパスにベシーノが頭で合わせ、チームに逆転ゴールをもたらした。こうしてインテルはチャンピオンズリーグ初戦に2-1でトッテナムを破り、大変重要な勝利を獲得した。

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インテル 2-1 トッテナム
得点者:
53分エリクセン、86分イカルディ、90+2分ベシーノ

インテル:1 ハンダノヴィッチ;37 シュクリニアル、6 デ・フライ、23 ミランダ、18 アサモア;8 ベシーノ、77 ブロゾヴィッチ;16 ポリターノ(72分11 ケイタ・バルデ)、14 ナインゴラン(89分20 ボルハ・バレロ)、44 ペリシッチ(64分87 カンドレーヴァ);9 イカルディ
ベンチ:27 パデッリ、46 ベルニ、13 ラノッキア、33 ダンブロージオ
監督:ルチアーノ・スパレッティ

トッテナム:13 フォルム;24 オーリエ、6 サンチェス、5 フェルトンゲン、33 デイヴィス;15 ダイアー、19 デンベレ;11 ラメラ(72分8 ウィンクス)、23 エリクセン、7 ソン(64分27 ルーカス);10 ケイン(89分3 ローズ)
ベンチ:22 ガッサニーガ、12 ワニアマ、16 ウォーカー=ピータース、18 ジョレンテ
監督:マウリシオ・ポチェッティーノ

イエローカード:シュクリニアル、サンチェス、ペリシッチ、フェルトンゲン、フォルム

アディショナルタイム:0+4分

主審:テュルパン
副審:ダノス、グランゴール
追加審判:ウケー、ランヴィル
第4審:ドゥバール


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