ミラノ発 – 8月26日(日)に行われたシーズン初のホーム戦は、後半にトリノのベロッティとメイテにゴールを許し、ネラッズーリにとってフラストレーションの溜まる引き分けに終わった。ルチアーノ・スパレッティ率いるインテルはペリシッチとデ・フライの得点で前半に2点を奪っている。こうして、2018-19シーズン第2節終了時点でのインテルの勝点は2となった。
試合冒頭、インテルはこれ以上望めないほど素晴らしいスタートを切った。開始からわずか7分、ペリシッチが強烈な右足シュートを決めてネラッズーリに先制ゴールをもたらす。この得点後もプレシャーをかけ続け、15分にはポリターノが次のチャンスを演出するが、同選手のヘディングシュートはトリノGKシリグにセーブされる。30分にはヴルサリコがトリノ守備陣の隙を突いてゴール前に鋭いパスを出したが、これは相手DFにブロックされた。だがその2分後に、インテルが追加点を挙げる。絶好の位置からポリターノが蹴ったFKにデ・フライが頭で合わせ、リードを広げた。このヘディングシュートはデ・フライにとって、ネラッズーリ初ゴールとなった。
サン・シーロに集まった60,000人の観客の応援を背に、ルチアーノ・スパレッティ指揮下のチームが相手に対する圧力を弱めることはない。35分にはベシーノが素早くペナルティーエリアに進入しフィニッシュに持ち込むも、シリグにブロックされる。一方でトリノも39分、デ・シルヴェストリのヘディングでチャンスを演出したが、ハンダノヴィッチが問題なくキャッチする。トリノは更に45分、好位置でFKを獲得する。イアゴ・ファルケが直接FKを放ったが、ボールは左ポスト横に飛んだ。
ハーフタイム後、トリノは更に意欲的なプレーを見せる。50分のPA角から放たれたリンコンの左足シュートは防いだハンダノヴィッチだが、その5分後に失点を喫する。イアゴ・ファルケのロングパスをPA内で受けたベロッティがインテル守護神をかわし、1点を返したのだ。それに対してインテルも65分、ポリターノがイカルディ目掛けてパスを出し、好機を作ったものの、僅かにパスが長すぎてシュートに持ち込むことができなかった。その3分後、ゲストチームに幸運が訪れた。ボールを持ったメイタがペリシッチをかわしてシュートすると、しっかりと当てることができなかったにもかかわらず、ボールはハンダノヴィッチの背後に飛び、同点となる。この状況にスパレッティは反応し、ヴルサリコに代わりケイタをピッチに送り出した。その前にはダルベルトもアサモアに代わって途中出場している。76分には再びペリシッチがチャンスを作るも、同選手のシュートは惜しくも右ポスト横に外れた。78分のリャイッチのシュートは、ハンダノヴィッチがセーブする。82分、ペリシッチがFKに頭で合わせるもボールは枠外に飛び、84分のイカルディのパワフルなシュートはシリグにブロックされる。最後まで勝利目指してチャンスを作ったネラッズーリだったが、その努力は報われず、2-2のまま試合終了を迎えた。
ネラッズーリは9月1日18時(日本時間2日1時)、シーズン初勝利を目標にセリエA第3節ボローニャ戦に臨む。#ForzaInter!
インテル 2-2 トリノ(前半2-0)
得点者:ペリシッチ(7分)、デ・フライ(32分)、ベロッティ(56分)、メイテ(68分)
インテル:1 ハンダノヴィッチ;2 ヴルサリコ(11 ケイタ・バルデ72分)、37 シュクリニアル、6 デ・フライ、33 ダンブロージオ;8 ベシーノ、77 ブロゾヴィッチ、18 アサモア(29 ダルベルト66分);16 ポリターノ(10 ラウタロ90+1分)、9 イカルディ、44 ペリシッチ
ベンチ:27 パデッリ、5 ガリアルディーニ、7 カラモウ、13 ラノッキア、14 ナインゴラン、15 ジョアン・マリオ、20 B. バレロ、23 ミランダ、87 カンドレーヴァ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
トリノ:39 シリグ;5 イッツォ、33 ヌクル、24 モレッティ;29 デ・シルヴェストリ、6 ソリアーノ(10 リャイッチ61分)、88 リンコン、23 メイテ、15 アンサルディ(34 オラ・アイナ22分);14 イアゴ・ファルケ(7 ルキッチ88分)、9 ベロッティ
ベンチ:1 イチャソ、25 ロサーティ、20 エデラ、21 ベレンゲル、30 ジジ、36 ブレーメル、91 ザザ
監督:ワルテル・マッツァーリ
イエローカード:メイテ、モレッティ、デ・フライ
アディショナルタイム:2+3分
主審:マッツォレーニ
副審:ヴィヴェンツィ、ビンドーニ
第4審:マレスカ
VAR:ロッキ、パガネッシ
English version Versión Española Versi Bahasa Indonesia 中文版 Versione Italiana