レッジョ・エミリア発 - ネラッズーリにとって今季セリエA開幕戦はフラストレーションが溜まる試合だった。27分にドメニコ・ベラルディのPK弾が決勝ゴールとなり、インテルは0-1で敗戦。攻撃陣は沈黙して得点シートに名前は記せなかった。
試合開始前にジェノアで起きた橋崩壊事故で亡くなった方々に1分間の黙祷が捧げられた。キックオフからホームチームのサッスオーロがボールを保持して最初の決定機を作り出す。ケヴィン=プリンス・ボアテングのスルーパスに抜け出したブラビアがボックス内からシュートするも、インテル守護神サミル・ハンダノヴィッチが素早い反応でセーブ(4分)。試合が進むにつれてインテルが試合を支配し始めたと思われたが、サッスオーロが先制弾を手にする。ミランダがボックス内でディ・フランチェスコを倒したとしてホームチームにPKが与えられた。PKキッカーを務めたベラルディが蹴ったボールをハンダノヴィッチが触れる。しかしネットを揺らした(27分)。1点ビハインドとなったインテルはイカルディのミドルシュートでサッスオーロゴールを脅かす(31分)。前半終了間際にアサモワがボックス内で倒されたように見えたが笛はならず、続けてポリターノが右サイドを突破してゴール前にパスを送るも走り込んだイカルディには合わず。ネラッズーリは同点弾を奪えないままハーフタイムを迎えた。
ルチアーノ・スパレッティは後半開始からダルベルトをベンチに下げてイヴァン・ペリシッチをピッチへ投入する。インテルはペリシッチ(47分)、ブロゾヴィッチ(57分)、ポリターノ(60分)が立て続けに同点ゴールを狙うも枠外。反対に65分、サッスオーロもリロラのクロスからボアテングがダイレクトボレー。しかしシュートはゴールポストに嫌われた。インテルはその2分後、ペリシッチのクロスをイカルディがゴール前で合わせる。だがボールはゴールバーの上へ。攻撃を活性化するためにスパレッティは今夏新加入選手ケイタ・バルデ、ヤン・カラモウを途中出場させる。しかし思うようになかなか決定機を作れず試合はアディショナルタイムへ。そしてポリターノのFKからステファン・デ・フライが頭で合わせたがGKコンシーニがファインセーブを見せる。試合はこのまま終わりを迎え、ネラッズーリは黒星で今季をスタートすることになった。
インテルは26日(日)ホームでトリノと対戦する。
サッスオーロ 1-0 インテル(前半1-0)
得点者:ベラルディ(27分、PK)
サッスオーロ:47 コンシーニ;21 リロラ、31 フェッラーリ、23 マジョーニ、6 ロゲリロ;68 ブラビア(12 センシ 64分)、4 マニャネッリ、32 ダンカン;25 ベラルディ、27 ボアテング(30 ババカル 85分)、34 ディ・フランチェスコ(20 ボガ 74分)
控え:28 サタリーノ、79 ペゴロ、98 アジャポング、39 デルオルコ、17 セルニコラ、73 ロカテッリ、9 ジュリチッチ、10 マトリ、19 オドガールド
監督:ロベルト・デ・ツェルビ
インテル:1 ハンダノヴィッチ;33 ダンブロージオ、6 デ・フライ、23 ミランダ、29 ダルベルト(44 ペリシッチ 46分);8 ベシーノ、77 ブロゾヴィッチ(7 カラモウ 86分);16 ポリターノ、10 ラウタロ(11 ケイタ・バルデ 69分)、18 アサモア;9 イカルディ
控え:27 パデッリ、2 ヴルサリコ、5 ガリアルディーニ、13 ラノッキア、20 ボルハ・バレロ、37 シュクリニアル、87 カンドレーヴァ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
アディショナルタイム:0+5分
イエローカード:ダンカン、ロゲリロ、ミランダ、ベシーノ、センシ
主審:マウリツィオ・マリアーニ
副審:カルボーネ、ランゲッティ
第4審:ディ・パオロ
VAR:ヴァレリ、デル・ジョヴァーネ
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