ミラノ発 – シメ・ヴルサリコが公式にインテル選手になった。クロアチア出身の同CBは1年間の期限付きでネラッズーリに移籍を果たした。同選手の契約は買い取りオプション付きとなっている。
シメ・ヴルサリコはクロアチアのザダルで1992年1月10日、1990年代にNKザダルでプレーしていたDFムラデン・ヴルサリコの息子として生を享けた。シメはディナモ・ザグレブのユースチームの育成を受け、2009年にロコモティブ・ザグレブに期限付き移籍し、同クラブでクロアチアのトップリーグ・デビューを果たした。その後ディナモ・ザグレブに復帰すると、2009年から2011年の間にリーグ戦で4回、カップ戦で2回優勝を果たした。シメはこの期間に96試合出場1ゴールを記録し、ヨーロッパリーグとチャンピオンズリーグの両方にデビューしている。
2013年の夏、シメはジェノアと契約し、イタリアに活躍の場を移した。当時21歳だった同選手はセリエA とコッパ・イタリア合わせて23試合に出場し、同シーズンのジェノアの好成績に大きく貢献した。その後サッスオーロへと移籍したヴルサリコは、リーグで最も注目を集める右SBに成長し、当時エウゼビオ・ディ・フランチェスコが監督を務めていた同クラブが6位で歴史的な2015-16シーズンを終え、ヨーロッパリーグ出場権の獲得に重要な役割を果たした。
ヨーロッパのトップリーグから関心を集めたヴルサリコは、2016年7月に“エル・チョロ”ディエゴ・シメオネ指揮下のアトレティコ・マドリードへと移籍する。同選手はアトレティコでプレーした2年間にラ・リーガ、コパ・デル・レイ、CL及びELで54試合に出場し、今年5月16日にはマルセイユに3-0で勝利し、EL優勝を果たした。
またヴルサリコは、これまで全ユース世代でクロアチア代表に選出されてきた。A代表デビューを果たしたのは、まだ19歳だった2011年だ。同選手はそれ以降クロアチア代表として41試合をプレーし、2012年と2016年のユーロ及び2014年と2018年のワールドカップに出場した。直近のロシアW杯では、イヴァン・ペリシッチ、マルセロ・ブロゾヴィッチの2人のネラッズーリと共にクロアチア代表の決勝進出に大きく貢献した。
そして今、ヴルサリコは再びイタリアに戻り、新しい挑戦に挑む。#WelcomeVrsaljko、そしてブラック&ブルーのユニフォームでの新しい冒険に幸運を祈る。
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