レッジョ・エミリア発 – 監督ステファノ・ヴェッキ率いるインテルのU19は6月9日（土）にフィオレンティーナを破り、見事2年連続でイタリア王者に輝いた。延長戦でのコリディオとローヴェルのゴールにより、ネラッズーリはこの卓越したシーズンを優秀の美で飾ることとなった。このスクデットはスーペルコッパとヴィアレッジョ・カップに続く今季3つ目のタイトルであると同時に、ネラッズーリ・アカデミーにとって48個目のトロフィーとなった。ステファノ・ヴェッキにとっては、インテル・プリマヴェーラ監督4年目で6つ目のタイトル獲得を意味する。ネラッズーリは昨年のスクデット獲得と3月のヴィアレッジョ・カップ優勝に続き、今回でフィオレンティーナ相手の決勝にて3回連続で勝利を収めた。またインテルは、トリノに並んでU19リーグで最も多く優勝したチームとなり、更に新しい試合方式が採用されてから優勝した最初のチームとなった。
試合の最初の10分間は、相手陣内での激しいプレッシングで試合を支配するインテルに対し、フィオレンティーナは守備を固めてカウンターのチャンスを狙う。試合開始から18分、インテルがこの日4本目のコーナーキックからチャンスを作る。ポンペッティのクロスにバッテッラが頭で合わせるが、ボールはクロスバーを越えた。監督ビジカ率いるフィオレンティーナは21分、最初の反撃に出たが、ソッティールのシュートはクロスバーの上へと飛んだ。ネラッズーリは34分に改めてセットプレーから好機を演出するが、ノーランのヘディングシュートはフィオレンティーナGKチェロフォリーニにセーブされる。ハーフタイムに入るまでに、インテルはエンメルスとザニオーロによって引き続き危険な攻撃を仕掛ける。コリディオはゴールネットを揺らしたものの、ハンドの判定でゴールは無効とされた。ネラッズーリは対戦相手よりも明らかに優れたプレーを見せていたものの、前半はスコアレスで終了した。
ネラッズーリは後半も良い立ち上がりを見せ、エンメルスの素晴らしいクロスからコリディオがフィニッシュに持ち込むも、チェロフォリーニに阻まれ先制点には繋がらない。 試合が進んでも全く疲れを見せないネラッズーリは、コリディオと途中出場のローヴェルが良いチャンスを手にする。フィオレンティーナも69分、ヴァレンチッチがシュートを放つが、これはピッサルドのセーブでコーナーに逃れる。前半同様に試合を支配するインテルだったが、ゴールネットを揺らすには至らず、決着は延長戦に持ち越された。
延長戦でも力強いスタートを切ったインテルは、ローヴェルとポンペッティによって前線で危険を作り出す。そして延長戦開始から5分、ついにその時が訪れた。ザニオーロのクロスから、コリディオがパワフルな右足シュートを決め、インテルに先制点をもたらしたのだ。フィオレンティーナもすぐさま反撃したが、マロッツィのシュートは枠を捉えられなかった。延長戦前半は1-0とインテルのリードで終了した。
そして延長戦後半の終盤、ローヴェルが勝利を決定づけたゴールを決めた。ガヴィオリの鋭いクロスはチェロフォリーニにセーブされたものの、こぼれ球がちょうどネラッズーリの背番号7番の元へ。同選手がすかさずシュートを放ち、ボールは見事フィオレンティーナのゴールネットに突き刺さった。インテルは決勝で優れたパフォーマンスを見せ、2年連続でイタリア・チャンピオンに輝いた。
フィオレンティーナ 0-2 インテル
得点者：コリディオ（95分）、ローヴェル（106分）
フィオレンティーナ：22 Cerofolini; 2 Ferrarini, 3 Ranieri, 4 Lakti（98分21 Marozzi,）, 6 Valencic, 7 Meli（87分26 Caso）, 8 Diakhate（20分19 Faye）, 9 Gori, 10 Sottil, 14 Pinto, 15 Hristov
控え：12 Ghidotti, 11 Purro, 17 Nannelli, 18 Longo,, 20 Toure Diawara, 23 Simonti, 25 Pierozzi,, 27 Dutu
監督：エミリアーノ・ビジカ
インテル：1 ピッサルド；2 ヴァリエッティ、6 ベッテッラ、4 ノーラン、19 ロンバルドーニ、3 サーラ（112分22 ザッパ）；8 エンメルス（83分20 ガヴィオリ）、5 ポンペッティ、10 ザニオーロ；18 コリディオ、9 アドランテ（58分7 ローヴェル）
控え：12 デキッチ、30 ティントーリ、14 スキロ、15 コッラード、16 ラーダ、17 ロリッチ、23 ヴェルガーニ、24 メロラ、26 ダミコ
監督： ステファノ・ヴェッキ
イエローカード：ソッティール（45分）、ラクティ（51分）、コリディオ（57分）、サーラ（75分）、ロンバルドーニ（90分）
アディショナルタイム：1分+3分/ 2分
主審：アレッサンドロ・プロンテラ（ボローニャ）
副審：マルキ、サッチェンティ
第4審判：ズッフェルリ
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