ミラノ発 – サン・シーロでの今季セリエA第37節サッスオーロ戦に臨んだネラッズーリは1-2で敗北した。明日クロトーネの本拠地で戦うラツィオとの勝点差は2のまま。明日の試合でラツィオが勝利しなければ、最終節(5月20日)での直接対決でインテルがチャンピオンズリーグ出場権の4位に滑り込むことが可能となる。
70,000人の観客が訪れたこの試合に先発出場を果たしたマルセロ・ブロゾヴィッチがセリエA通算100試合出場を達成。だがこの一戦の序盤は両チームとも積極的に攻撃を仕掛けるも、決定的チャンスは作れずに時間だけが過ぎた。
そして前半折り返しの時間帯でアウェイチームが先制弾を奪う:インテルボックス中央手前のFKからポリタノが壁の下を通るシュートでネットを揺らした(25分)。出鼻をくじかれたインテルはボールをキープして試合の主導権を握るも、ブロゾヴィッチのミドルシュート(31分)、マウロ・イカルディのチャンス(34分)、ラフィーニャの右足でのシュート(36分)、ボックス内で放たれたアントニオ・カンドレーヴァのシュート(37分)は同点弾とはならなかった。
一方でサッスオーロはカウンター攻撃でインテルゴールを脅かす。ベラルディがネラッズーリ守備ラインの裏に抜け出してボックス内でシュートを放ったが、サミル・ハンダノヴィッチが止める(33分)。前半終了直前の43分、インテル主将がブロゾヴィッチのパスを受けてから反転してゴールを奪ったが、オフサイドの判定でノーゴール。さらにその1分後には再びイカルディがペリシッチのクロスから決定機を迎えたが、GKコンシーリが立ちはだかった。何度もチャンスを得たインテルは1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。
後半開始からサッスオーロがギアを上げて追加点を狙う。しかしカウンターからベラルディのシュート(49分)、ダンカンの強烈なミドルシュート(50分)はハンダノヴィッチが素晴らしい反応で防いだ。
インテルもラフィーニャがボックス内で決定機を迎える。だがシュートはGKコンシーリの足に当たってスコアは動かなかった(52分)。70分、相手守備陣の裏に抜けだしたペリシッチから最後はイカルディが右足で狙う。しかしGKコンシーニの足で止められてしまった。
ゴールチャンスを活かせないインテルはそのツケを払うことになる:72分、ベラルディがドリブルから右足を一閃。ハンダノヴィッチも止めることが出来なかった。しかし残り時間10分、ラフィーニャが得意の左足で放ったシュートがポストに当たってゴールラインを越えた。
その後も途中出場したエデル、カラモウが頻繁にボールを呼び込んで攻撃の糸口を掴もうとするも、深く引いたサッスオーロの牙城を崩せない。そして6分の後半アディショナルタイムがインテルに与えれた。残り3分にエデルがボックス内でシュートするも相手DFにブロックされる。そしてラストプレーでペリシッチのお膳立てからブロゾヴィッチが同点弾を狙う。だがボールは枠を外れ、主審が試合終了のホイッスルを鳴らした。
インテル 1-2 サッスオーロ(前半0-1)
得点者:ポリタノ(25分)、ベラルディ(72分)、ラフィーニャ(80分)
インテル:1 ハンダノヴィッチ; 7 カンセロ、37 シュクリニアル、13 ラノッキア(20 ボルハ・バレロ 76分)、33 ダンブロージオ;11 ベシーノ(23 エデル 71分)、77 ブロゾヴィッチ; 87 カンドレーヴァ(17 カラモウ 58分)、8 ラフィーニャ、44 ペリシッチ;9 イカルディ
ベンチ:27 パデッリ、46 ベルニ、2 リサンドロ・ロペス、5 ガリアルディーニ、21 サントン、25 ミランダ、29 ダルベルト、99 ピナモンティ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
サッスオーロ:47コンシーリ;5 メルラデット(55 レチャート 84分)、15 アチェルビ、39 デル・オルコ;98 アジャポング、7 ミッシローリ、4 マニャネッリ、32 ダンカン、26 ロジェリオ;16 ポリタノ(30ババカル 71分)、25 ベラルディ(90 ラグサ 79分)
ベンチ:77 ペゴロ、6 マッツィテリ、8 ビオンディーニ、10 マトリ、12 センシ、17 ピエリーニ、22 フラッテシ、29 カサタ
監督:ジュゼッペ・ラキーニ
イエローカード:ベラルディ、ブロゾヴィッチ、メルラデット
アディショナルタイム:1+6分
主審:アビッソ
副審:ジョヴァネ、プレンナ
第4審判:ラ・ペンナ
VAR:ディ・ベッロ、クリスポ
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