インテル4-0 カリアリ戦:インテルが完勝

 スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われた2017-18シーズン・セリエA第33節インテル対カリアリ戦はカンセロ、イカルディ、ブロゾヴィッチ、ペリシッチのゴールでネラッズーリが勝利を収めた。

 ミラノ発 – ルチアーノ・スパレッティ率いるチームは来季CL出場権獲得に向けて迷いなく走り続けている。今季セリエA第33節インテル対カリアリ戦、47,000人の観客の前でインテルは終始アウェイチームを圧倒してカンセロ、イカルディ、ブロゾヴィッチ、ペリシッチのゴールでインテルは勝点3を積み上げた(63ポイント)。ネラッズーリは明日、試合を控えているローマとラツィオに勝点2差をつけて現在暫定3位 に順位を上げた。

 キックオフからインテルが主導権を握り、いきなり試合を動かす。イヴァン・ペリシッチが敵陣左サイドで相手選手のハンドを誘い、FKを獲得する。そしてジョアン・カンセロがゴール前に送り込んだボールはそのままゴールネットに吸い込まれた(3分)。先制弾を手にしたネラッズーリは攻撃の手を休めない:9分にはペリシッチがボックス内で強烈なシュート、3分後には敵陣左サイドからマウロ・イカルディが完璧なクロスボールをゴール前に送り、走り込んで来たヤン・カラモウが右足で合わせたがゴール左を通過し、同フランス人選手は天を仰いだ。さらにカンセロのCKからロベルト・ガリアルディーニのヘディングシュート(14分)、ダンブロージオのクロスを合わせたカラモウのシュートはゴールバーに直撃(21分)、インテル背番号33のマイナスのクロスをラフィーニャが左足で狙雨もカリアリGKクラーノがセーブ(22分)。前半残り10分を切った時間帯でガリアルディーニが右裏大腿部を負傷し、交代を余儀なくされた。前半終盤、ペリシッチの低いクロスをインテル主将が左足で狙うもカスタンがブロックしてチーム2点目とはならず(43分)。続けて前半アディショナルタイムにカラモウがイカルディのヘディングシュートに反応して得点したが、オフサイドの判定で取り消しとなる。幾度となく得点シーンを作ったネラッズーリは追加点を奪えずハーフタイムを迎えることになった。

 前半同様、インテルは後半開始早々に再びゴールを奪う。カラモウがボックス内でキープし、ヒールでイカルディへパス。抜け出したインテル背番号9は右足トーキックでゴール左隅に叩き込んだ(49分)。その後もインテルは試合をコントロールし、勝利を決定付ける3点目を奪う。ボックス内でマルセロ・ブロゾヴィッチがコースを狙ったシュートを放ち、ボールは綺麗な軌道を描いてゴール右サイドネットに吸い込まれた(60分)。後半中盤、インテルはさらなる追加点を奪うために前線へと向かう:ペリシッチのパスを右足ダイレクトで狙ったカラモウのシュートはGKクラーノが辛うじて反応(72分)、120秒後にはラフィーニャのセンタリングをイカルディが頭で合わせる。しかし枠内へと飛ばすことができなかった。83分には途中出場したアントニオ・カンドレーヴァがボックス内でシュートし、ボールが相手DFの手に当たったとしてVAR判定となるもPKとはならず。このまま終わりかと思われた試合終了直前、カンドレーヴァとブロゾヴィッチのトリックFKからペリシッチが左足を一閃。ボールは反応したGKクラーノの左手を弾き飛ばして再びインテルファンは歓声を上げた(90分)。後半アディショナルタイムはなく、終始カリアリを圧倒したネラッズーリがホームで勝点3を獲得して同一戦の幕は閉じた。 

 次節、インテルは22日(日)アウェイでキエーヴォと対戦する。

インテル 4-0 カリアリ(前半1-0)
得点者:
カンセロ(3分)、イカルディ(49分)、ブロゾヴィッチ(60分)、ペリシッチ(90分)

インテル:1 ハンダノヴィッチ; 7 カンセロ、37 シュクリニアル、25 ミランダ(13 ラノッキア 83分)、33 ダンブロージオ;5 ガリアルディーニ(20 ボルハ・バレロ 37分)、77 ブロゾヴィッチ; 17 カラモウ(87 カンドレーヴァ 76分)、8 ラフィーニャ、44 ペリシッチ;9 イカルディ
ベンチ:27 パデッリ、46 ベルニ、2 リサンドロ・ロペス、11 ベシーノ、21 サントン、23 エデル、29 ダルベルト、99 ピナモンティ
監督:ルチアーノ・スパレッティ

カリアリ:28 クラーノ;56 ロマーニャ、3 アンドレオッリ、15 カスタン;20 パドイン(22 ニコヤニス 54分)、7 コッス(38 カリガラ 73分)、21 イオニータ、12 ミアンギー;25 サウ(16 ファラゴ 50分);9 ジャネッティ、24 セター
ベンチ:1 ラファエル、26 クロスタ、19 ピサカーネ、23 カッピテッリ、30 パヴォレティ、32 ソン・ハン、33 クアディオ、35 テット
監督:ディエゴ・ロペス

イエローカード:ブロゾヴィチ、ジャネッティ
アディショナルタイム:3+0分

主審:パスクア
副審:ラ・ロッカ、トルフォ
4審判:ディ・パオロ
VARマリアーニ、プレティ


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