トリノ発 –インテルは今季セリエAで4敗目を喫した。ワルテル・マッツァーリ率いトリノの本拠地で圧倒的なボール支配率を記録したが、1点が遠かった。試合は36分に劣勢だったトリノがリャイッチのゴールで先制した。その後インテルは同点弾を狙うも、ペリシッチとラフィーニャのシュートはポストに嫌われ、試合終了までトリノGKシリグのファインセーブに抑えれた。インテルの勝点は50と変わらず、3位ローマと勝点差1。しかしラツィオ対ウディネーゼの結果次第で順位が変動する。
試合開始からインテルが積極的なプレーを見せ、カンドレーヴァがボックス外からシュートを放ちGKシリグを脅かす(4分、6分)。インテルの攻撃は続き、右サイドを駆け上がったジョアン・カンセロのクロスはGKシリグにパンチングされてしまうが、そのこぼれ球をイヴァン・ペリシッチがループで狙うも同GKがキャッチ(11分)。13分、右CKからマウロ・イカルディが右足ダイレクトボレーシュート。しかしGKシリグが好セーブ。さらにインテルはカウンター攻撃からチャンスを作り出す。ペリシッチ、ボルハ・バレロ、イカルディと繋いで最後はカンドレーヴァが右足でシュート。だがGKシリグが素晴らしい反応で止める。畳み掛けるようにペリシッチがCKからのヘディングシュートでトリノゴールを襲うもゴールバーを叩く(20分)。その3分後には良い位置からカンドレーヴァが直接FKで先制弾を狙ったが、ゴールバーの上を通過した。30分、カンセロのCKからカンドレーヴァが右足でダイレクトシュート。ボールは枠内に飛んだがGKシリグがセーブ。しかし防戦一方のホームチームが先制弾を手にする。後ろからベロッティのボールを奪取したペリシッチだったが、クリアボールがデ・シルヴェストリに渡る。そして同選手の折り返しをリャイッチが冷静にインテルゴールに流し込み、前半はそのまま1-0で終了した。
後半がスタートしてからもネラッズーリの攻撃の勢いは変わらなかった。50分、ブロゾヴィッチのミドルシュートはGKシリグの正面。だがすぐにトリノもリャイッチのFKからデ・シルヴェストリがヘディングシュートで反撃する(51分)。さらに4分後、再びリャイッチのFKからデ・シルヴェストリが難しい体勢から左足で合わせるも、GKハンダノヴィッチがスーパーセーブでインテルは失点を免れる。一方でネラッズーリもカンセロのFKからミラン・シュクリニアルが強烈なヘディングシュートを放つがGKシリグが素早い反応で防いだ(59分)。5分後、カンセロのCKをミランダが頭で折り返すもゴールライン手前でヌクルがクリア。後半中盤、途中出場のラフィーニャがCKからのこぼれ球を拾い左足を一閃。しかし右ゴールポストに嫌われて同点ゴールとはならなかった。その後は両サイドから攻撃を組み立て、何度もクロスをゴール前に送るも、トリノ守備陣の牙城を崩す切れないインテルは試合終了直前にアンドレア・ラノッキアを前線に置いてパワープレーに出る。しかし集中力の高いトリノはしっかりとゴール前に蓋をしてネラッズーリから勝点3を奪った。
ネラッズーリは次節、アウェイでアタランタと対戦する(4月14日(土)現地時間20時45分)。
トリノ 1-0 インテル(前半1-0)
得点者:リャイッチ(36分)
トリノ:39 シリグ;33 ヌクル、13 ブルディッソ、24 モレッティ;29 デ・シルヴェストリ、8 バセッリ(6 アクア 79分)、22 オビ(5 ヴァルディフィオリ 88分)、15 アンサルディ;10 リャイッチ;14 イアゴ・ファルケ(20 エデラ 73分)、9 ベロッティ
ベンチ:1 イチャツォ、32 ミリコヴィッチ=サヴィッチ、3 モリナロ、4 ボニファツィ、21 ベレングエル、23 バレカ
監督:ワルテル・マッツァーリ
インテル:1 ハンダノヴィッチ;7 カンセロ、37 シュクリニアル、25 ミランダ、33 ダンブロージオ(13 ラノッキア 87分);77 ブロゾヴィッチ、5 ガリアルディーニ;87 カンドレーヴァ(8 ラフィーニャ 59分)、20 ボルハ・バレロ(17 カラモウ 68分)、44 ペリシッチ;9 イカルディ
ベンチ:27 パデッリ、46 ベルニ、2 リサンドロ・ロペス、21 サントン、23 エデル、29 ダルベルト、99 ピナモンティ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
イエローカード:ミランダ、ベロッティ、ブロゾヴィッチ、ガリアルディーニ、バセッリ
アディショナルタイム:1+4分
主審:タリアヴェント
副審:メリ、ヴオト
第4審判:フォウルネアウ
VAR:マレスカ、ポサド
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