スパレッティ「サン・シーロの60,000人のファンのために勝つ」

 ネラッズーリ監督が記者会見にて、「ベストな状態でミラノとのダービーに臨むために、エラス・ヴェローナ戦で勝点3を獲得する必要がある」と語った。

 アッピアーノ・ジェンティーレ発 – エラス・ヴェローナとのリーグ戦を翌日に控えた3月30日(金)、蘇寧トレーニングセンターでルチアーノ・スパレッティの記者会見が行われた。「ベストな状態で#DerbyMilano に臨むために、エラス・ヴェローナ戦に勝つ必要がある。だからこの2試合のうち、まずは最初の試合だけに集中しなければならない。明日もまた、60,000人のファンがスタジアムで我々をサポートしてくれるはずだ。サン・シーロは我々のホームだ。そこで苦戦することになるのは対戦相手で、我々ではない。私の目的は選手の力を最大限に引き出して、可能な限り上のリーグ順位でシーズンを終えることだ。我々はもっと多くを見せられると信じている。我々は大きな可能性を秘めているし、明日スタジアムで応援してくれる60,000人のファンのためにも到達すべき大変重要な目標を持っている。ファンのサポートこそが、この目標達成のために大きな力になる」

 記者会見では、ワルター・サバティーニに関する発言もあった。「彼の辞任は1人の人間としても、プロフェッショナルとしても議論を巻き起こした。彼のことは良く知っているから、個人的に本当に残念に思う。近々彼に会い、直接別れの挨拶ができることを願っている。このことは、インテルのために働く者はインテルを第一に考えなければならないことを示した」

 ジャーナリストからは当然、移籍市場についての質問も上がった。「移籍に関する決断は進んでいるところだ。現在のチームには我々が所有していない選手が含まれているし、インテルが所有しているがここにいない選手もいる。評定すべきことはたくさんある」

 そしてスパレッティは、先週の喜ばしい出来事についても言及した。「ヴィアレッジョ・カップ優勝を果たしたステファノ・ヴェッキを祝福したい。私が彼の成功を称えることはよくあるが、近々私の成功を彼に祝ってもらえるようになることを祈っているよ」

 ネラッズーリ監督はまた、エミリアーノ・モンドリコ氏の逝去について「彼は大変誠実で率直な、素晴らしい人物だった。イタリア・サッカーにとってとても重要になった選手を何人も育て上げた。私もまた、彼の家族と共に悲しみに暮れている1人だ」と深い哀悼の意を表した。

 最後にスパレッティは、現状についての個人的な考えを打ち明けた。「場所としてのミラノとインテルがとても好きだ。ここで仕事ができることが嬉しいし、私の業績を残したい。もし今シーズンの終わりに目標に手が届かなかったとしたら、我々にはその事実が永遠に纏わりつくことだろう」


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