ヴィアレッジョ発 - スタディオ・デイ・ピーニでインテルが優勝を飾った決勝戦は非常に激しい試合となった。ステファノ・ベッキ率いるインテルは下部組織にとり2012年以降21度目となる決勝戦でネラッズーリ史上8回目のヴィアレッジョ・カップ優勝を成し遂げた。Sottilの先制点で1点を追う形となったインテルは、79分のベルクハイルと96分のヴェルガニの得点により逆転に成功、勝利を収めている。
第70回ヴィアレッジョカップ決勝は立ち上がりからエキサイティングな展開となった。4分、DikhateがFKからゴールを狙うと、続く25分にもヘディングで再びインテルゴールを脅かした。これに対してインテルは29分に反撃へと転じ、ポンペッティがFKからシュートを放つもGhidottiにセーブされる。フィオレンティーナは34分、Goriがピッサルドと1対1で抜き去りフリーでフィニッシュへと持ち込むが枠を捉えきれない。ベッキのチームは前半終了5分前から攻勢を強める。だがポンペッティのFKは再びGhidottiにに弾かれ、このセカンドボールもメロラは押し込むことができなかった。
後半開始から僅か20秒でSottil がMaganjic のグラウンダーのクロスに合わせ、フィオレンティーナに先制点をもたらす。インテルはこれに意気消沈することなく、47分メノラがヘディングでゴールを狙うが、Ghidottiの好セーブに阻まれる。その直後、メロラが再び頭でシュートに持ち込むが枠外へと外れる。ステファノ・ベッキは53分、アドランテ、メロラ、シロに代えてベルクハイル、ロヴァー、ダミコを投入。インテルは65分、ゴール前の混戦から決定機を掴むが、ブリノッリのシュートはPintoのブロックに合う。72分、ダミコのクロスからベルクハイルがボレーシュートを試みるも、これは精度を欠いた。だがインテルの攻勢が79分、ついに報われる。ブリノッリの素晴らしいアシストからベルクハイルが左足を振り抜き、Ghidottiの守るゴールを割ることに成功する。同点に入ってからも、勝利に向けてインテルは攻勢を緩めない。試合終了3分前ツァッパが前線へ素早く攻め上がるとサラへが経過し後半終了の笛が鳴ると、試合は延長戦に突入した。
ネラッズーリは延長戦に入っても試合を優位に展開する。96分、Ghidottiが致命的なミスを犯し、前線へ不用意な飛び出しを見せると、ヴェルガニがボールを左足でゴール隅へ叩き込んだ。1点を追う展開となったフィオレンティーナはPintoがこの日2枚目のイエローカードを受け、残り時間を10人で戦うことになった。インテルは116分にも好機を掴むが、ヴェルガニのシュートは枠を捉えきれない。ヴェッキ率いるU19インテルは1点のリードを保ったまま121分間を戦い抜き、 ヴィアレッジョカップ優勝を成し遂げている。
インテル 2-1 フィオレンティーナ
得点者: Sottil(46分)、ベルクハイル(79分)、ヴェルガニ (96分)
インテル: 1 ピッサルド、22 ツァッパ、4 ノラン、6 リッツォ(15 コラッド 71分)、2 ヴァリレッティ(23 ヴェルガニ 71分)、8 ブリノッリ(20 ガビオーリ 106分)、 10 シロ(26 ダミコ 53分 )、5 ポンペッティ、3 サラ、24 メロラ (7 ロヴァー 53分)、9 アドランテ(11 ベルクハイル 53分)
ベンチ: 12 ポッツァー、21 バヘリア、13 ファン・デン・アインデン、14 ダンソ 、15 コラッド、17 ヴィスコンティ、25 マルツピオ、28 ロリッチ
監督:ステファノ・ヴェッキ
フィオレンティーナ:1 Ghidotti、2 Pinto、3 Ranieri、5 Mosti(23 Ferrarini 63分)、6 Valencic、7 Sottil (18 Longo 88分)、8 Lakti(25 Gorgos 91分)、9 Gori、10 Maganjic(4 Hristov 78分)、26 Ceccacci(27 Visentin 91分)、29 Diakhate
ベンチ:12 Brancolini、11 Purro、14 Meli、15 Toure Diawara、17 Corigliano、19 Faye、20 Kasse、21 Marozzi、24 Simonti
監督:Emiliano Bigica
警告:Ranieri 、Pinto、ノラン、Diakhate、ダミコ、Valencic
退場:Pinto (105分)
アディショナルタイム: 0+3+0+1分
主審:Antonio Damato
副審:Crispo and Schenone
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