インテル 2-0 ベネヴェント:ミッションコンプリート

 スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われた2017-18シーズン・セリエA第26節インテル対ベネヴェント戦はネラッズーリCBの2人が違いを作った。

 ミラノ発 – ルチアーノ・スパレッティ率いるチームは24日(土)の試合で最終的に貴重な勝点3を獲得した。ミラン・シュクリニアルとアンドレア・ラノッキアのヘディングゴールでインテルはリーグ最下位ベネヴェントから2-0の勝利を奪った。現在ネラッズーリは勝点51とし、暫定3位に順位を上げた。

 両チームは高い位置からプレスを仕掛け、攻守の切り替えの激しい立ち上がりで試合がスタートした。徐々にリズムを掴んだインテルは9分、ハーフライン付近からマティアス・ベシーノがロングパスをゴール前に送り、アントニオ・カンドレーヴァがトラップして好機を得る。しかし、懸命に戻ったジムシティが一歩先にクリアする。次にジョアン・カンセロのクロスをイヴァン・ペリシッチがゴール前でヘディングシュートするもゴール左に外れた(17分)。その後はアウェイチームが主導権を握り、インテル守備陣をかき乱す。28分、ショートカウンターから最後はコーダがボックス中央手前付近で強烈なシュートを放つがサミル・ハンダノヴィッチが正面で防ぎ、弾いたボールをアンドレア・ラノッキアが倒れながら頭でクリアする。ハーフタイムまで、両チームはお互いのボックス付近までボールを運ぶがチャンスらしいチャンスを作れなかった。

 前半あまり攻撃の形を作れなかったインテルだったが、ルチアーノ・スパレッティはハーフタイムで交代カードを切らなかった。後半最初のゴールチャンスはベシーノのミドルシュートだったが、GKプジョーニがパンチングでCKへ逃れた(53分)。その5分後、アウェイチームはパス一本で絶好機を作り出す。プリニョーラのロングスルーパスに反応したコーダが独走し、ボックス内で先制弾を狙ったが、ボールはゴールバーの上を通過。63分、カンドレーヴァのパスを受けたエデルがループシュートを放つもゴール右に外れる。攻撃が停滞気味だったチームを活性化するためにスパレッティは今夜インテル初先発出場を果たしたラフィーニャに代えて、カラモウをピッチに投入した。そこから試合が急激に動きだす。67分、カンセロの右CKからニアサイドでベシーノが頭で後ろにそらして、ゴール前に突っ込んで来たミラン・シュクリニアルが頭で先制ゴールを叩き込んだ。そして180秒後にはネラッズーリが早々にリードを広げる。カンセロが蹴ったFKのボールをラノッキアが体勢を崩しながら頭で合わせた。試合残り時間10分を切り、インテルが数的有利の状況となる。エデルを後ろから倒したヴィオラがこの試合2枚目のイエローガードを受けて退場となった。人数的に1人多くなったネラッズーリは試合を完全にコントロールし、2-0のまま試合終了を迎えた。

 次節は伝統のミラノダービーである!

インテル 2-0 ベネヴェント(前半0-0)
得点者:
シュクリニアル(67分)、ラノッキア(69分)

インテル:1 ハンダノヴィッチ;7 カンセロ、13 ラノッキア、37 シュクリニアル、33 ダンブロージオ;11 ベシーノ、5 ガリアルディーニ;87 カンドレーヴァ、8 ラフィーニャ(17 カラモウ 65分)、44 ペリシッチ(77 ブロゾヴィッチ 81分); 23 エデル
ベンチ:27 パデッリ、89 ピッサルド、2 リサンドロ・ロペス、9 イカルディ、20 ボルハ・バレロ、21 サントン、25 ミランダ、29 ダルベルト 、99 ピナモンティ
監督:ルチアーノ・スパレッティ

ベネヴェント:1 プジョーニ;83 サニャ、3 レティツィア、6 ジムシティ、16 トスカ;30 サンドロ(4 デル・ピント 66分)、14 ヴィオラ;99 プリニョーラ、66 ギリェルメ、31 ジュリチッチ(8 カタルディ 46分);11 コーダ(25 ディアバテ 85分)
ベンチ: 22 プリニョーリ、18 ジャムフィ、20 メムシャイ、21 コスタ、23 ヴェヌティ、26 パリギニ、29 ビロング、33 イエメッロ、87 ロンバルディ
監督:ロベルト・デ・ツェルビ

イエローカード:カンドレーヴァ、ラノッキア、デル・ピント
レッドカード:ヴィオラ(80分、イエローカード2枚)
アディショナルタイム:0+4分

主審:パイレット
副審:ロンゴ、サントロ
4審:サッキ
VARマレスカ、フィオリート


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