インテル 2-1 ボローニャ:エデルとカラモウのゴールで勝利

 ネラッズーリが勝利への道に戻った。ラツィオを抜いて3位に浮上した。

 ミラノ発 – インテルが2月11日(日)サン・シーロで行われたボローニャ戦で2-1の勝利を収めた。ネラッズーリはエデルとカラモウがゴールを決め、アウェイチームは元インテル選手ロドリゴ・パラシオがネットを揺らした。勝点3を手にしたルチアーノ・スパレッティ率いるチームは勝点を48とし、ラツィオを抜いて3位に浮上した。

 試合開始早々にスコアが動く。今日、セリエA初先発を飾ったヤン・カラモウが右サイドでボールをキープし、スペースに走り込んで来たマルセロ・ブロゾヴィッチにスルーパス。同クロアチア人選手はゴールライン手前でゴール前にマイナスのクロスを送る。そこに飛び込んで来たエデルが倒れながらも上手く合わせてネットを揺らし、幸先良くインテルが先制点を奪った。11分、再び右サイドからジョアン・カンセロがクロス。ゴール前でブロゾヴィッチが頭で合わせたがゴール右に外れた。その後はアウェイチームがリズムを掴み、23分にマシナのクロスをロドリゴ・パラシオが頭で狙うがサミル・ハンダノヴィッチがファインセーブで阻止。だが元ネラッズーリの同選手が試合を振り出しに戻す。ミランダのクリアミスを胸トラップしたパラシオが豪快に右足を振り抜いて、ゴール左隅にシュートを叩き込んだ(25分)。前半残り10分、ペリシッチが2度のチャンスを得るが勝ち越しゴールに結びつくことは出来なかった(34分、36分)。その後もサイドから攻撃を仕掛けたインテルだが最後の部分でうまくいかず、試合は1-1でハーフタイムを迎えた。

 後半開始からミランダがベンチに下がり、リサンドロ・ロペスがピッチに投入され、インテルデビューを果たす。そしてインテルは後半開始早々に絶好機を迎える。右CKからマティアス・ベシーノが頭でそらし、ファーサイドにいたダニーロ・ダンブロージオが頭で合わせる。ボールはバーに直撃し、そのこぼれ球を突っ込んで来たミラン・シュクリニアルがヘディングシュート。しかし、これもバーに当たり勝ち越しゴールとはならなかった。その5分後、ネラッズーリがカウンター攻撃からビックチャンスを作る。右サイドを抜け出したエデルがゴール前に矢のような高速クロスを送り、走り込んで来たペリシッチがヘディングシュートでゴールを狙ったが枠から大きく外れた。そして63分、ホームチームが再びリードを奪う。右サイドからカラモウがラフィーニャとパス交換で中央に切り込み、相手ディフェンダー2人をダブルタッチで抜き去る。そして迷いなく左足を一閃。シュートはゴール左に突き刺さり、19歳の同選手はセリエA初先発した試合でリーグ戦初ゴールという結果を残した。その数分後にもラフィーニャのスルーパスからカラモウがシュートを放つもGKミランテが足でセーブ。68分、ラフィーニャを倒したエムバイェがこの試合2枚目のイエローカードを受けて退場となり、インテルは数的有利となった。試合終盤、途中出場したファッレッティのクロスがボックス内にいたダンブロージオの手に当たったとしてVAR判定でチェックされたが、主審ヴァレリはPKをボローニャに与えなかった。間髪を入れずにパラシオがインテル守備陣を掻い潜り、ボックス内で左足のシュートを放つもGKハンダノヴィッチが足で阻止する。後半アディショナルタイムにはリサンドロ・ロペスにアフターで危険なファールをしたとして、マシナにレッドカードが提示された。試合終了まで同点ゴールを狙ったボローニャの攻撃をインテルが跳ね返して、ネラッズーリが2018年初勝利を掴んだ。

 インテルの次節の対戦相手はジェノア(アウェイ戦)である。キックオフは2月17日(土)現地時間20時45分、試合会場はスタディオ・ルイージ・フェッラリス。

インテル 2-1 ボローニャ(前半1-1)
得点者
:エデル(2分)、パラシオ(25分)、カラモウ(63分)

インテル:1 ハンダノヴィッチ;7 カンセロ、37 シュクリニアル、21 ミランダ(2 リサンドロ・ロペス 46分)、33 ダンブロージオ;11 ベシーノ、20 ボルハ・バレロ、77 ブロゾヴィッチ(8 ラフィーニャ 59分);17 カラモウ(5 ガリアルディーニ 73分)、 23 エデル、44 ペリシッチ
ベンチ:27 パデッリ、46 ベルニ、13 ラノッキア、21 サントン、29 ダルベルト 、87 カンドレーヴァ、99 ピナモンティ
監督:ルチアーノ・スパレッティ

ボローニャ:1 ミランテ;3 ゴンザレス、6 マイオ、15 エムバイェ、25 マシナ;16 ポリ(35 トロシディス 72分)、5 プルガー、7 ジェマイリ;8 オルソリーニ(21 ファレッティ 65分)、24 パラシオ、14 ディ・フランチェスコ(19 アヴェナッティ 81分)
ベンチ: 29 サントゥッロ、2 ナギー、4 クラフト、10 デストロ、11 クレイチ、12 クリゼティグ、18 フランダー、33 ケイタ、77 ドンサー
監督:ロベルト・ドナドーニ

イエローカード:パラシオ、エムバイェ、ダンブロージオ
レッドカード:エムバイェ、マシナ
アディショナルタイム:1+4分

主審:ヴァレリ
副審:ビンドーニ、ロンゴ
第4審:サッキ
VAR:ラ・ペンナ、ヴィヴェンツィ


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