ミラノ発 - インテルは予想以上の苦戦を強いられた。しかし最終的にポルデノーネをPK戦で下して、TIM Cupベスト8に駒を進めることに成功した。延長終了まで両チームとのゴールを奪えず、インテルのキッカー7人目で勝利がついたPKは5-4でネラッズーリが勝利を収めた。
ポルデノーネは試合開始から恐れることなくインテルに戦いを挑んできたが、最初のチャンスを得たのはホームチームだった。3分、エデルがボックス外からミドルシュートを放つがポルデノーネGKペリッリに防がれる。その10分後に、カラモウが相手守備陣の裏でパスを受けて、ボックス内でシュートを放つが再びペリッリが阻止した。さらに21分、ロベルト・ガリアルディーニから完璧なロングパスを受けたカラモウがもう一度ボックス内でゴールを狙うが、タイミング良く飛び出してきたペリッリが体に当てて得点を許さない。31分にアウェイチームが先制弾まであと一歩に迫る。マニャーヒのハーフボレーシュートがダニエレ・パデッリが守るゴールを襲う。しかし同インテルGKが指先で触れたボールは右ポストを叩いて、インテルは先制点を奪われずに済んだ。そしてハーフタイム直前、カラモウにGKとの1対1の絶好機が訪れるが、同選手のシュートはゴールバーの上に外れてしまった。
ルチアーノ・スパレッティはハーフタイムにピナモンティを下げて、後半開始からブロゾヴィッチをピッチに投入した。後半開始からインテルは全力で攻撃を仕掛ける。49分、ロベルト・ガリアルディーニの強烈なミドルシュートはGKペリッリの正面。続けて左サイドをドリブルで駆け上がったカラモウからゴール前に走り込んで来たブロゾヴィッチにパスが渡り、同クロアチア人はゴール前でシュートを放つが上手くミートせず、ボールは枠外へ。ポルデノーネも反撃を試みる。マツァがボックス内で右足を振り抜くがシュートはガリアルディーニに当たってゴール左に外れた(54分)。67分にはカラモウがもう一度GKとの1対1の絶好機を得たが、ペリッリがセーブ。その6分後、カラモウと交代してピッチに入ったイヴァン・ペリシッチがカンセロからのクロスを左足で合わせたが、外のサイドネットを揺らす。さらにカンセロ(77分)、ベシーノ(84分)、途中交代で入ったマウロ・イカルディ(85分)がシュートを放つがポルデノーネGKペリッリの牙城を崩せなかった。86分、カンセロのクロスをゴール前でイカルディがヘディングシュートで狙うも、ゴールバーの上。結局、試合は90分で決まらず延長戦に突入した。
延長戦もインテルが圧倒するがゴールまであと一歩が遠い。イカルディが決定的チャンスを迎えるもネット揺らせず(92分、104分)。延長前半終了直前にはブロゾヴィッチのFKからアンドレア・ラノッキアがゴール前でシュート。しかしGKペリッリが触りCKとなった。そして120分でも勝敗が決まらず、遂にPK戦へ。
PK戦では合計14本のペナルティキックが生まれ、インテルサイドはシュクリニアルとガリアルディーニがPK失敗したが、最終的に長友のシュートが決まり勝敗が決着した。
インテル 0-0 ポルデノーネ(PK5-4)
インテル:27 パデッリ;55 長友、37 シュクリニアル、13 ラノッキア、29 ダルベルト(9 イカルディ 80分);11 ベシーノ、5 ガリアルディーニ;7 カンセロ、23 エデル、17 カラモウ(44 ペリシッチ 68分);99 ピナモンティ(77 ブロゾヴィッチ 46分)
ベンチ:1 ハンダノヴィッチ、46 ベルニ、20 ボルハ・バレロ、21 サントン、63 エマース、87 カンドレーヴァ、98 ロンバルドーニ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
ポルデノーネ:1 ペリッリ;2 フォルミコニ、4 ステファニ、26 バッソリ、23 ヌンツェッラ(6 パロディ 116分);21 ミスラカ、8 ブッライ、15 ルッリ; 10 ベッレットニ(17 シウッリア 68分)、11 マツァ(3 デ・アゴスティーニ 96分);27 マニャーヒ
ベンチ:12 ツォマース、7 ブラット、14 ペッレグリーニ、15 ヴィセンティン、18 ラッフィーニ、19 マルティニャゴ、20 シルヴェストロ、24 ダンツァ、25 トッフォリニ
監督:レオナルド・コルッチ
イエローカード:ペリッリ
アディショナルタイム:0+3+2+1分
主審:サッキ
副審:ラ・ロッカ、ラスポッリーニ
第4審:ペッツゥート
VAR:キッフィ、パイレット
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