カリアリ発 – ルチアーノ・スパレッティを監督に抱くインテルが、またしても2得点挙げたマウロ・イカルディの活躍により勝利を収め、暫定1位としてホームに勝点3を持ち帰ることになった。インテル主将はこの試合で今季14、15得点目を記録した。インテルは更にブロゾヴィッチが途中出場直後に1点を決めている。ホストのカリアリはパヴォレッティが1ゴール決めた。
試合開始直後から、ホームのカリアリは大変アグレッシブなプレーを見せた。3分にジョアン・ペドロがペナルティーエリア内からシュートを放つが、ハンダノヴィッチがゴール中央でセーブする。ハンダノヴィッチはその2分後、パヴォレッティのシュートもナイスセーブで阻む。カリアリの同選手は16分、ファラゴのクロスから先制の好機に恵まれたが、インテル守護神はこれも素晴らしいセービングで見事に阻止した。カリアリが速いテンポで攻める中、29分に先制ゴールが挙がる。ゴールネットを揺らしたのはマウロ・イカルディだ。右サイドからのカンドレーヴァのクロスをファーポストのペリシッチが中央に返し、最後はイカルディが冷徹に押し込んだ。6分後、インテルにまったく同じパターンで追加点のチャンスが訪れる。右サイドのカンドレーヴァのクロスをラファエルがブロックしようとするが失敗。ボールはイカルディに渡ったものの、ボールの芯を捉えられず、同選手のシュートはロマーニャにクリアされた。44分には、カリアリのペナルティーエリア角でボールを受けたサントンが強烈なシュートを放つが、精確さが足りずに枠外に飛んだ。前半にこれ以上得点が決まることはなく、インテルの1点リードでハーフタイムとなった。
後半が始まるとカリアリが優位に試合を進め、バレッラが48分にコーナーキックを獲得する。53分、ベシーノが負傷により交代を強いられると、同選手の代わりにブロゾヴィッチがピッチに入る。そのわずか2分後、出場したばかりの同クロアチア代表が得点者リストに名を連ねることとなった。シュクリニアルのロングボールからカンドレーヴァがクロスを上げ、ペナルティーエリア角のブロゾヴィッチが見事シュートを決めたのだ。リードを広げたインテルは再び試合を支配し、62分にはペリシッチによって3ゴール目のチャンスを作る。ホストのカリアリも諦めることなくチャンスを狙い、71分にファラゴのクロスからパヴォレッティがボレーシュートを決めて1-2とする。その10分後、途中出場したばかりのファリアスが好機を演出するが、またしてもハンダノヴィッチが好セーブを披露した。そして83分、再びイカルディがゴールを決めた。ゴール前の混戦から、ラファエルのパンチングセーブの後にイカルディの下へと飛んだボールを、インテル主将がすかさずシュートに持ち込んだ。このゴールはVAR判定後に認められ、イカルディはこれで今季14試合で15得点をマークした。しかしゴールに貪欲なアルゼンチン人ストライカーがこれで満足することはなく、90分にも再びチャンスを演出する。5分間のアディショナルタイムが過ぎた後に試合は終了し、インテルはサルデーニャ・アレーナで1-3の勝利を挙げ、セリエA で暫定1位の座についた。
カリアリ 3-1 インテル
得点者:29分イカルディ、55分ブロゾヴィッチ、71分パヴォレッティ、83分イカルディ
カリアリ:1 ラファエル;13 ロマーニャ、23 チェッピテッリ、3 アンドレオッリ;16 ファラゴ、18 バレッラ、8 チガリーニ、21 イオニタ(64分17 ファリアス)、20パドイン;30パヴォレッティ(87分9 ジャンネッティ)、10ジョアン・ペドロ(82分7 コッス)
ベンチ:26 クロスタ、28 クラーニョ、2 ファン・デル・ヴィール、4 デッセーナ、12 ミアンゲ、19 ピサカーネ、24 カプアーノ、36 メルキオッリ
監督:ディエゴ・ロペス
インテル:1 ハンダノヴィッチ;33 ダンブロージオ、37 シュクリニアル、25 ミランダ、21 サントン;11 ベシーノ(53分77 ブロゾヴィッチ)、5 ガリアルディーニ;87 カンドレーヴァ(86分7 カンセロ)、20 ボルハ・バレロ、44 ペリシッチ;9 イカルディ(94分23 エデル)
ベンチ:27 パデッリ、46 ベルニ、10 ジョアン・マリオ、13 ラノッキア、17 カラモウ、29 ダルベルト、55 長友、99 ピナモンティ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
イエローカード:ミランダ、チェッピテッリ、ガリアルディーニ
アディショナルタイム:0+5分
主審:パイレット
副審:ヴオット、デル・ジョヴァーネ
第4審:ピスコポ
VAR:マリアーニ、マルティネッリ
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