ミラノ発 - 代表ウィーク明け最初の試合であるアタランタ戦に臨んだインテルはマウロ・イカルディの2ゴールで新たな勝点3を手にした。この結果、ナポリと勝点差2で現在リーグ単独2位(勝点33)に順位を押し上げた。
試合開始から両チームは積極的に前線からプレスをかけてお互いにチャンスを作れず15分が過ぎた。そして最初の決定機はアウェイチームに訪れる。ヨシップ・イリチッチのスルーパスからハンス・ハテボールが右足を豪快に振り抜く。しかしインテル守護神サミル・ハンダノヴィッチが素晴らしい反応でこのピンチを防いだ。インテルも徐々に攻撃のギアを上げてビックチャンスを立て続けに作る。まず25分にマウロ・イカルディが相手DFの裏に抜け出してGKエトリト・ベリシャと1対1の局面を迎えたが、同アタランタGKが止める。その1分後にはアントニオ・カンドレーヴァのクロスを再びネラッズーリ背番号9が頭で合わせたが、ゴールマウスの外。前半終盤、カンドレーヴァのクロスに反応したインテル主将がゴール前で倒されたが、ノーファールの判定(39分)。その後は両チームとも最後の部分で精確性を欠き、ゴールレスで前半を終えた。
ハーフタイム中に交代カードを使わなかったインテルは後半開始早々にチャンスを作る。ボルハ・バレロが左サイドを駆け上がったペリシッチにパス。同クロアチア人選手は左足でゴール前にクロスを送り、イカルディがフリーでヘディングシュートを放つがGKの正面(47分)。だがその4分後、インテルファンに歓喜の瞬間が訪れる。カンドレーヴァが蹴った右サイドのFKからマウロ・イカルディが頭で合わせてネットを揺らした(51分)。さらに60分、インテル主将はヘディングでゴールを奪ってみせる。右サイドからダニーロ・ダンブロージオが左足でセンタリング。イカルディは少し体勢を崩しながらも頭でボールを叩き、ゴール左に流し込んだ。69分、インテルボックス内をドリブルで進んだペターニャをGKハンダノヴィッチが勇気ある飛び出しで止める。ルチアーノ・スパレッティ監督はブロゾヴィッチ、ジョアン・マリオ、エデルをピッチに投入し、3点目を狙ったがゴールは生まれず。しかし試合終了のホイッスルが鳴り響いた時には、ネラッズーリを愛する人々の顔に笑顔があった。
インテル 2-0 アタランタ(前半0-0)
得点者:イカルディ(49分、60分)
インテル:1 ハンダノヴィッチ;33 ダンブロージオ、37 シュクリニアル、25 ミランダ、21 サントン;11 ベシーノ、5 ガリアルディーニ;87 カンドレーヴァ(77 ブロゾヴィッチ72分)、20 ボルハ・バレロ(10 ジョアン・マリオ 83分)、44 ペリシッチ;9 イカルディ(23 エデル 90分)
ベンチ:27 パデッリ、46 ベルニ、7 カンセロ、13 ラノッキア、17 カラモウ、29 ダルベルト、55 長友、99 ピナモンティ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
アタランタ:1 ベリシャ;3 トロイ(32 ハーズ 77分)、6 パロミーノ、5 マシエッロ;33 ハテボール、15 クリスタンテ、4 デ・ローン、21 カスターニェ;72 イリチッチ(29 ぺターニャ 54分)、27 クルティッチ、10 ゴメス(7 オルソリーニ 67分)
ベンチ: 91 ゴリーニ、31 ロッシ、8 ゴセンス、9 コルネリウス、20 ビド、23 メレゴニ、28 マンチーニ、88 シュミット、95 バストニ
監督:ジャン・ピエロ・ガスペリーニ
アディショナルタイム:1+4分
イエローカード:パロミーノ、クルティッチ
主審:ファッビリ
副審:アラッシオ、デ・メロ
第4審:マレスカ
VAR:オルサト、スケノーネ
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