ローマ発 – スタディオ・オリンピコで行われたシーズン第2節で、ネラッズーリはもう1つのビックマッチで勝利を手にし、素晴らしい夜を祝った。インテルは既に試合前日に示唆したとおりの立ち上がりを見せ、早いテンポでゲームを進める。試合序盤には2回のビックチャンスを作り出し、ホームのローマを自陣深くに押し込む。しかしその2分後にはローマに反撃を許す。コーナーキック後、この日ローマ選手の中でも特に活躍を見せたコラロヴに中距離シュートに持ち込まれるものの、これは左ポスト直撃に終わった。
そしてその1分後、ホームのローマが先制点を挙げる。このシーンで鍵となったのはナインゴランだ。ベルギー出身の同選手のクロスを受け、ジェコがペナルティーエリア内からシュートを放ち、ニアポストにシュートを決めた。インテルはその後カンドレーヴァが同点の好機を得るも、これはローマGKのアリソンに阻まれる。続く時間帯もインテルが優位に試合を進めるものの、より良いチャンスを作るのはローマだ。39分にはナインゴランが右サイドからハンダノヴィッチの守るインテルゴールを狙うが、これも再びファーポストに嫌われる。43分にはカンドレーヴァのクロスからイカルディがシュートを放つも、アリソンの素晴らしいセービングによって阻止された。
インテルはハーフタイム中に選手交代を行い、後半からガリアルディーニに代わってジョアン・マリオがボルハ・バレロと共にピッチ中盤にポジションを取る。更に55分には長友に代わりダルベルトが途中出場し、セリエAデビューを果たした。リードを広げようとするローマはペロッティがシュートチャンスを得るが、これはクロスバーとポストの角に当たる。ローマにとってこの日3回目のアルミニウム直撃となった。そして67分、イカルディが力強いシュートを決め、インテルに同点弾をもたらす。更にその2分後にはジョアン・マリオのパスを受けたカンドレーヴァがゴールキーパーと1対1になるも、同選手のシュートは残念ながら得点には繋がらなかった。
攻め続けるインテルは77分、ペリシッチの絶妙なクロスからイカルディが振り向き様にシュートを放ち、見事ゴール左に突き刺して逆転に成功する。インテル主将の勢いはそこで止まることなく、ジョアン・マリオのクロスを受けてGKと1対1となり好機を作り出す。もう少しでハットトリックを達成できるところだったが、これは残念ながらGKアリソンに阻まれた。対するローマもナインゴランがPA外側からシュートを試みるなど、再び同点にしようとする。しかしボールはクロスバーを大きく越えた。その後、またしてもペリシッチのクロスからインテルがチャンスを演出する。今回同選手のクロスからエリア内でフィニッシュに持ち込み、インテルに3点目をもたらしたのはマティアス・ベシーノだ。更に試合終了間際にはジョアン・マリオにも好機が訪れたが、試合結果に影響することはなかった。そして試合後、インテルはアウェイに駆けつけたファンと共に3-1の逆転勝利を祝うことになった。これからインテルは代表ウィークに入る。次の試合はホームで行われるインテル対SPAL戦だ。
ローマ 1-3 インテル(前半1-0)
得点者:ジェコ(15分)、イカルディ(67分、77分)、ベシーノ(87分)
ローマ:1 アリソン、4 ナインゴラン、5 フアン・ジェズス、6 ストロートマン、8 ペロッティ(32 トゥッミネッロ90+1分)、9 ジェコ、11 コラロヴ、16 デ・ロッシ(17 ユンダー82分)、20 ファシオ、23 デフレル(92 エル・シャーラウィ63分)、44 マノラス
控え:28 スコルプスキ、18 ロボント、7 ペレグリーニ、15 モレノ、21 ゴナロン、24 フロレンツィ、30 ジェルソン、40 チャヴァッティーニ、48 アントヌッチ
監督:エウゼビオ・ディ・フランチェスコ
インテル:1 ハンダノヴィッチ、5 ガリアルディーニ(10 ジョアン・マリオ46分)、9 イカルディ、11 ベシーノ、20 ボルハ・バレロ、25 ミランダ、33 ダンブロージオ、37 シュクリニアル、44 ペリシッチ、55 長友(29 ダルベルト55分)、87 カンドレーヴァ(7 カンセロ82分)
控え:27 パデッリ、8 ヨヴェティッチ、13 ラノッキア、15 アンサルディ、23 エデル、61 ファンホイスデン、77 ブロゾヴィッチ、96 バルボーサ、99 ピナモンティ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
主審:イルラティ
副審:メリ、ディ・リベラトーレ
第4審判:マレスカ
追加審判:オルサート、アウレリアーノ
イエローカード:カンドレーヴァ、フアン・ジェズス
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