南京発 - クラブのアンバサターとして中国ツアーに同行したディエゴ・ミリートがCCTVとのロングインタビューに応じた。
ネラッズーリで3冠を達成した同選手は中国の印象と思い出、自身のクラブとの特別な結びつき、またインテルと自身の未来について語っている。
ミリートが初めて中国の地でインテルの試合に出場したのは、2009年に北京で行われたスーペルコッパ・イタリアーナに際してだ。今ツアーは当時と本質的に全く異なっているものの、ファンの情熱など決して変わらないものもある、とミリートは言及している。
「数年後に再び中国を訪れ、ファン達が変わらず情熱的に支持をしてくれるのを目にするのは素晴らしいことだ。前回は完全に試合とトレーニングに集中していたんだ。今回は都市とファン達を楽しむことができて、彼らともっと時間を過ごすことができたよ」
それはジョゼ・モウリーニョの下、3冠を達成するために数多く重要なゴールを決めたことでインテル、そしてミリート自身にとっても伝説的なシーズンの幕開けでもあった。
「数多くの特別な試合をプレーする機会があり、数々の素晴らしい時間を経験したよ。中でも本当に特別なのは2010年のマドリッドでの決勝戦だね。あれは忘れられない試合で、いつもとても好んで思い返すんだ。決勝戦で2ゴールを決めることができて本当に嬉しかったし、あの勝利はチームで収めたものだ。本当に他に類をみないシーズンに、花を添えるものだった。それまでイタリアではトリプルを達成したクラブはなく、あれは僕達全員の力によるものだった」「モウリーニョとは常に素晴らしい関係を保っていたよ。彼に会った誰もが彼は特別な人間だということに気がついたね」
2014年にインテルを去りその後、昨夏引退に至るまでラシン・クラブに所属した、かつてアルゼンチン代表も務めたことのあるFWは、背番号22が彼にとりどれほど重要な意味を持つかについてこう答えている。
「22日は僕にとって特別な日なんだ。2010年にはチャンピオンズリーグを制し、2016年には現役最後の試合を戦った。21日には - 中国ではもう22日になっていたけれど - 僕の娘が生まれたんだ。僕にとってとてもとても特別な数字なんだよ」
中国ツアー中、ルチアーノ・スパレッティと彼のチームの仕事ぶりを観察する機会に恵まれたミリートは、チームについても自らの見解を述べている。
「スパレッティは正しい人格と経験を兼ね備えており、チームと偉大な仕事を成し遂げることを僕は確信している。僕達にとり重要なシーズンであり、自分達に自ら課した目標をシーズン開始から達成できるように祈っているよ。インテルはこれまで常にあったレベルまで、戻らなくてはいけないからね」
最後に彼は自身の今後の計画について「今年の末にはアルゼンチンでコーチライセンスを取得できる予定だ。いつか中国で監督することがあるかもしれないね。ここでのサッカーは長足の進歩を見せていて、魅力的な選手や監督が世界中から集まっているしね」と言及している。
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