スパレッティ「インテルを相応しい場所に戻す為にここにいる」

 インテル新監督が記者会見で、「まずチームとしてプレーする必要がある。インテルの監督就任は起こり得る限り最も素晴らしいことだった」とコメントした。

 アッピアーノ・ジェンティーレ発 – Facebookでインテルファンの質問を答え終えた後、ルチアーノ・スパレッティは蘇寧トレーニングセンターに集まったメディアの前に登場し、インテル監督として公式記者会見を行った。

 「今日は来て頂いてありがとう。まず、インテルプリマヴェーラを優勝に導いたステファノ・ヴェッキを祝福したい。私はインテルプリマヴェーラ選手たちが今日まで継続してきたことをこれからも続けて欲しいと望んでいる。ステファノ・ヴェッキと私は多くの時間を費やして、彼らのことを話し合う予定だ」

 「インテルの歴史から分かる通り、クラブを相応しい場所に戻すために私はここにいる。インテルには素晴らしい歴史があり、私はこのクラブの一員として全力を尽くす。積極的にこの特別なポジションを楽しみながら仕事をするつもりだよ」

 「まず、我々がすべきことはチームとしてプレーすることだ。4-2-3-1が私が考えているフォーメーションだが、フォーメーションは相関的だ。何が重要というと、選手たちが明白なアイディアを理解し、どこにポジショニングしたいかを知ることだ。戦術的な観点から見ると、相手チームのDFラインがどのように動くか研究することが大事である」

 「このチームには非常に優秀な選手がいるが、チームにフィットしなければいけない。私は選手全員にチームの為に全力を出してもらいたいと思っている」

 「我々は移籍のことで話し合いをしている。我々はクラブにとって正しい選手たちを獲得する必要がある。我々は交渉を続けているが、一方でチームにいる選手たちがどう感じるかということも考えている」

 「試合で勝利を収める為には多くのことが必要である。理想は選手全員が可能な限り早くチーム練習を行うことだ。もし選手が我々の求めることを知っていれば、彼らにとって容易くチームに溶け込める。公式戦のことを考えず共に練習できる時間は50日だ」

 「私はこれまでの監督より優秀なわけではない。ただ違うだけだ。私が信じている私自身のやり方で物事を進めるし、選手たちにも私のやり方でやってもらうように頼むつもりだ。なぜなら私は彼らと100%共に過ごすつもりだからだ。答えを見つけたと言うにはまだ遠い道のりだが、私たちにはクラブの歴史に相応しい場所にインテルを戻すチャンスが十分あると考えている」

 「ユヴェントスが成し遂げたことに敬意を示さなければならないが、リスペクトと恐れを混同するべきではない。我々には何も不安に思う必要はないが、決意をもってピッチに立たねばならない。その結果、どこが最高のチームになるか見ることになる」

 「ローマを去ると決意していた。ローマの全ての人々に共に過ごした時間を感謝する。ローマを離れた後の私にとって、インテルの監督就任は起こり得る限り最も素晴らしいことだった」

 「ファビオ・カペッロはサッカー界で大変重要な人物だ。インテルのレジェンドであるエレーラやモウリーニョと同様に、我々全員が彼から長年にわたり学んだ。そのカペッロが今、蘇寧ファミリーに加わったが、彼がその価値を証明すると私は確信している」

 「ファンはチームの魂だ。ファンが多いほど多くの勝利を掴むことができる。そして我々にはたくさんのファンがいる。どんなに多くのファンがいるかは、クラブの歴史を見ればわかるだろう」

 「ファンとの関係をより深くしなければいけない。我々はブルニコで彼らに会うのを楽しみにしている。なぜなら、彼らにも我々がしていることの一部になってほしいからだ」

 「ジョアン・マリオは攻撃的な選手だが、彼はゲームのコントロールにも長けている。そして、ゲームをコントロールすることは勝利に繋がる」

 「最後の10分間に途中出場する選手は、その10分間でチームメイトがそれまでの80分間に出したのと同じ力を出さなければならない。変わらなければ、我々が勝利することはできない」

 


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