パラシオがインテルでの思い出を振り返る

 「僕はここで多くの偉大なるアルゼンチン選手とプレーした。そして、一度GKをやってくれと頼まれたよ」と、パラシオが話した。

 ミラノ発 - ロドリゴ・パラシオがネラッズーリに所属してから一番お気に入りのゴールを議論し、現在のチーム内での役割、サン・シーロとの絆を今週のインテル・チャンネル番組『カッフェ・ドッピオ』で語った。

 「最も重要なゴールだったのは間違いなくACミランとのダービー戦で決めたバックヒールでのゴールだね。そして、最も壮観なゴールだったのはコッパ・イタリアのボローニャ戦で放ったロングシュートでのゴールだよ」

 インテルには長年、偉大なるアルゼンチン選手がプレーする伝統がある。そして、パラシオはインテルで何人かのベストプレーヤーと共にプレーした。

 パラシオは、「僕は本当に運良く多くのアルゼンチン出身のセンターフォワードの選手たちとプレーした」と認め、「ディエゴ・ミリートは1番だ。リーダーの素質を持った本物の偉大なる選手だよ。彼はピッチ上で素晴らしかった。マウロ・イカルディが本当に若かった頃にインテルにやって来たが、今は本当に成長したし、彼にはとても良い未来が待っているよ。彼はボックス内では手に負えない。彼が世界最高選手の1人となることは確信している。ダニエル・オスヴァルドは個性的だった。彼には純粋なタレント性があり、他の選手が出来ないようなクオリティーを持っていた」

 現在35歳のパラシオは自身の経験を活かしてインテル若手選手を助けることを試みている。

 「僕はいつも若い選手を助けようと思っているよ。彼らとはたくさん話すし、モチベーションを上げようとトライしている。僕らにはファーストチームでプレー経験があり、才能豊かなピナモンティがいる。僕は彼が成長できるように拍車をかけているけど、彼は良い男だし、素晴らしい選手になることは確信している。若い選手にとってはタフなんだ。ファーストチームで練習はしているけど、試合に出場するチャンスはあまりないからね。だけど、彼らは諦めないよ。彼らはまだ18、19歳だし、成長するために練習中で全力を出す必要がある。そして、彼らがプレーできることを証明しなければいけない。これが彼らにいつも伝えていることだ」

 パラシオはキャリアで最も苦しい時期の1つについても言及し、インテルファンがどのようにして彼の復活をサポートしたか説明した。

 「2014年ワールドカップ決勝で負けた後、僕は少し自信を失っていた。僕はほとんどプレーしていなく、足首に問題を抱えてチームに戻ったんだ。事実、僕は8ヶ月の間に試合出場してなかったけど、僕は常にインテルのためにベストを尽くしていた」

 「僕はインテルファンと良い関係性を築けているし、僕がインテルに加入してから彼らが示してくれている愛に感謝したい。彼らはいつも僕に良くしてくれるんだ。それが毎試合で100%を出す理由だよ」

 最後にパラシオは2012年、2-0で勝利したヴェローナ戦で披露した自身の"名場面"を振り返った。GKルカ・カステッラッツィが怪我で退場したが、インテルはすでに交代カード3つを使っていた。

 「あれはコッパ・イタリアだったね。僕は無失点で試合を終えたよ。僕は練習でGKをしないけど、チームの皆が僕をGKに選んだ。僕がバスケットボールの大ファンで、手を使うことが上手いことを知っていたからね。僕は少し緊張していたけど、最初のセーブしてからリラックスできたよ」


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