ユヴェントス 1-0 インテル

 前半終了間際にクアドラードが決勝点となるハーフボレーシュートをインテルゴールに突き刺した。

 トリノ発 - クアドラードが前半に決めた素晴らしいゴールで、勇敢なインテルは敗戦を喫した。クアドラードのゴールはユヴェントスが勝点3を得るのには十分であった。

 ピオリはユヴェントス・スタジアムでの試合にシステムを変更して挑んだ。3バックにムリージョ、メデル、ミランダ。ジョアン・マリオとペリシッチがイカルディをサポートし、ボランチの位置にガリアルディーニ、ブロゾヴィッチを配置。サイドにカンドレーヴァ、ダンブロージオを起用した。

 ユヴェントスは試合開始2分に攻撃を仕掛ける。右サイドを抜け出したリヒトシュタイナーがマンジュキッチにクロスを送り、こぼれ球に反応したディバラがアクロバティックなボレーシュートを放ったが、ハンダノヴィッチがセーブ。その後インテルはカンドレーヴァとガリアルディーニの素晴らしいコンビネーションプレーでCKを獲得した。

 ネラッズーリは12分にゴールバーに助けられる。ピアニッチがディバラにパスを送り、このアルゼンチン人が左足でカーブをかけて放ったシュートはクロスバーに直撃した。その後インテルはコーナーキックの流れからガリアルディーニが左足でシュートを放つが、ボールはゴール上に外れる。

 インテルが前半22分、先制点を奪うチャンスを迎える。ジョアン・マリオが相手DFとMFの間にスペースを見つけ、ペナルティーエリア中央外側からミドルシュートを放つ。GKブッフォンはこのシュートに反応することができなかったが、ボールはゴール左に外れた。その5分後、ペリシッチのクロスをゴール前にいたガリアルディーニが頭で合わせるが、上手くミートせずブッフォンが余裕を持ってキャッチ。30分、左サイドからのクロスをイグアインが左足で合わせるが、シュートはゴール右に外れた。

 ハーフタイム直前、両チームが素晴らしいチャンスを作る。まずはユヴェントスのクアドラードが右サイドからアーリークロス。そのクロスにマンジュキッチがダイビングヘッドでシュートを放つがゴール右に外れる。次にインテルの攻撃。左サイドを突破したペリシッチがユヴェントスゴール前に低めのクロスを送る。これをキエッリーニより一歩早くイカルディが合わせるが、シュートはゴール右に外れた。そして、前半終了間際にユヴェントスが均衡を破る。まずピヤニッチがFKで直接ゴールを狙うが、ハンダノヴィッチが辛うじてボールに触り、シュートはゴールバーに当たってCKへ。そのCKをインテルはクリアするが、そこに待ち構えていたかのようにクアドラードがペナルティーエリア中央外側から、ハーフボレーでインテルゴールに強烈なシュートを叩き込み、ハーフタイム直前にユヴェントスがリードする。

 両チーム、ハーフタイム中に選手変更を行わず、後半開始1分にメデルがイグアインに良いタックルでボールを奪う。だが後半序盤、ユヴェントスが攻勢に出る。イグアインからパスを受けたピヤニッチがシュートを放つが、ハンダノヴィッチが好セーブ。ピオリ監督は60分にブロゾヴィッチとカンドレーヴァをベンチに下げ、コンドグビアとエデルをピッチに投入する。試合は一進一退の展開で進んでいった。ジョアン・マリオのFKをダンブロージオが頭でそらし、ゴール前に走り込んでいたガリアルディーニの前にボールが来るが、ユヴェントスDFが懸命に体を投げ出し、ガリアルディーニがシュートするより先にボールをクリアする。67分、コンドグビアが自陣からドリブルで前線のイカルディへパス。イカルディはそのままドリブルで相手ボックス付近まで進み、右足でゴールを狙うが、ボールは大きくゴールから外れた。

 インテルは優位に試合が進めていたが、ユヴェントスもチャンスを迎える。イグアインが強烈なシュートで追加点を奪おうとするが、再びハンダノヴィッチが防ぐ。その後、すぐにエデルがセンターラインから相手ボックス中央付近までドリブルをするが、マルキージオに止められてしまう。インテル指揮官は最後の交代カードにパラシオを選択。だが、その直後にユヴェントスに追加点のチャンスが訪れる。イグアインがインテルDF陣を翻弄すると、マンジュキッチへパス。そのまま、マンジュキッチがシュートを放つがハンダノヴィッチがまたしても素晴らしいセーブ。後半アディショナルタイム直前に、左サイドからペリシッチが低めの鋭いクロスをゴール前に送るが、GKブッフォンが落ち着いて倒れながらキャッチする。後半アディショナルタイムでインテルは左CKを得る。GKハンダノヴィッチもゴール前に上がるが、リッツォーリ主審がインテルのファールをとる。それに抗議したハンダノヴィッチがイエローカードを受け、さらにペリシッチも主審に抗議した結果、この2枚目のイエローカードを提示され退場処分となった。その後、インテルにゴールチャンスはなかった。

ユヴェントス 1-0 インテル(前半1-0)
得点者:
クアドラード(45分)

ユヴェントス:1 ブッフォン; 26 リヒトシュタイナー(アウヴェス 80分)、19 ボヌッチ、3 キエッリーニ、12 サンドロ; 5 ピアニッチ、6 ケディラ;7 クアドラード(8 マルキージオ 70分)、21 ディバラ(24ルガーニ 84分)、17 マンジュキッチ; 9 イグアイン
控え:25ネト、32アウデロ、4 ベナティア、20 プヤカ、22 アサモア、27 ストゥラーロ、28 リンコン、38マンドラゴラ
監督:マッシミリアーノ・アッレグリ

インテル: 1 ハンダノヴィッチ;24 ムリージョ、17 メデル、25 ミランダ;87 カンドレーヴァ(23 エデル 58分)、5 ガリアルディーニ、77 ブロゾヴィッチ(7 コンドグビア 58分)、33 ダンブロージオ;6 ジョアン・マリオ(8パラシオ 79分)、44 ペリシッチ;9イカルディ
控え: 30 カリーソ、2 アンドレオッリ、11 ビアビアニー、15 アンサルディ、19 バネガ、21 サントン、55 長友、96 バルボーサ、99 ピナモンティ
監督: ステファノ・ピオリ

イエローカード:カンドレーヴァ(7分)、ピアニッチ(22分)、メデル(42分)、マンジュキッチ(47分)、クアドラード(64分)、キエッリーニ(­74分)、ハンダノヴィッチ(90+3分)
退場:ペリシッチ(90+3分)

アディショナルタイム:1+4分

主審:リッツォーリ
副審:ディ・フィオーレ、マンガネッリ
第4審判:バルビラティ
追加審判:オルサト、マッツォレーニ


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