ガリアルディーニの加入を喜ぶピオリ

 ピオリ監督はキエーボ戦前日の記者会見で、「ガリアルディーニはチームに力をもたらす。そして、彼には素晴らしい未来がある。フィジカル的にもメンタル的にも準備ができている」と、ガリアルディーニを称賛した。

 アッピアーノ・ジェンティーレ発 – ステファノ・ピオリ監督が必要ならば新加入選手ロベルト・ガリアルディーニがキエーボ戦に出場すると示唆した。このイタリア人MFは数日前にアタランタからミラノにやって来たばかりだ。

 インテル指揮官が、「ガリアルディーニはすでに彼の実力を示している。フィジカル的にもメンタル的にも彼は準備ができている。彼はチームに力をもたらす。そして、彼には素晴らしい未来がある」と14日(土)サン・シーロで行われるキエーボ戦前日の記者会見でジャーナリストに話し始めた。

 「ガリアルディーニの最高の特質は、ポジションニングのセンスだ。これはMFにとって非常に重要なことである。選手がピッチのどこにいる必要があるのかを理解しているなら、容易に2人のMFでも、3人のMFでもプレーすることができる。サッカーはどう動くかが全てだ。」

 「インテルは向上心を持ったビッククラブだ。だが、人員削減を行っている最中だ」

 「メデルはチームメンバーに入る。彼はMFとDFの特別な選択肢だ。我々は毎試合、各ポジションに必要な選手を起用する」

 「チームの強さには数多くの事柄がある。フィジカル、戦術の両方でだ。試合は選手と個人での戦いによって左右される。ガリアルディーニは、その部分を助けてくれるはずだ。彼がインテルに加入してくれて、我々は本当に喜んでいる」

 今シーズン、リーグ戦も折り返し地点に到達し、ピオリはシーズン後半戦を見据えていた。

 「我々はリーグ戦順位を上げたい。ここ最近のチーム成績は良いが上位チームも勝点を獲得し続けている。ただ、我々は1試合1試合に集中するだけだ」

 「まだシーズン半ばを過ぎただけで、これから長いシーズン後半戦が待っている。もし、毎日ハードワークできれば、5月まで戦い抜くことができるはずだ」

 インテル指揮官はキエーボの脅威に慎重な対応を示しているが、同チームは2017年初戦で酷い試合をしてしまった。ロランド・マラン監督率いるキエーボは先週日曜日のホームゲーム(対アタランタ戦)4-1で敗戦した。今週のミッドウィークには国内カップ戦(対フィオレンティーナ)1-0で敗北を喫した。

 「キエーボは先週末あまり良くなかった。だが、彼らは今シーズンここまで、ほとんど悪い試合をしていない」

 「彼らはとてもディフェンスが固い。そして、我々相手にも守りをハードにしてくるだろう。しっかり自分たちのプレーを理解し、物事を整然して戦い続ける必要がある。」

 ピオリはインテル選手がリーグ戦連勝を重ねていることに喜んでいるが、一方でしっかり現実を見ている。

  「チームは良くなってきているが、まだまだ改善する部分は多い。もし、トップ3でシーズンを終わりたいなら、我々はハイレベルのパフォーマンスを継続しなれければならない。昨シーズン、ローマは勝点80を獲得して3位だった。だから、もし、我々の目標を目指すなら、残りの試合で非常に多くの勝点を手にする必要がある」

 「つまり、先のことを見てる意味はないということだ。我々は毎試合、集中して戦ってインテルの力を継続して示さないといけない」

 「今のインテルは90分間以上、チーム一丸となって戦えるという確信がある。試合が読めないときもあるはずだ」

 「セリエAに簡単な試合はないことは分かっている。明日も例外なく難しいゲームになる。中盤が3人、4人の選手でプレーすることは問題ない。インテル選手はどんなシステムでも適応することが可能だ」

 「インテル選手はインテリジェントとで柔軟な対応ができる。だが、私と選手たちは長い期間を共にしていない。だから、まだまだお互いを理解し合える箇所があるはずだ」

 最後にピオリは攻撃的選手の移籍について尋ねられた。

 「我々には7名のFWがいて、ピナモンティが定期的にトップチームの練習に加わる。彼は頻繁にプリマヴェーラでプレーしているがね。彼ら全員、試合に出場するチャンスがある。大事なことは必要な時に、しっかり準備ができていることだ」

 「ガブリエル・バルボーサは他の選手同様に試合出場の機会が与えられる。私は今のインテル攻撃陣と一緒に仕事ができてハッピーだ」


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