ミラノ発 - 2016年のゴールベスト5を選ぶのは簡単ではない。技術力が物を言う見事なシュートが良いのか、はたまた試合終了間際の歓喜を呼ぶ豪快なシュートが良いのか、こちらでいくつか厳選したシュートを下にまとめたが、最もお気に入りのゴールを決めるのは皆さんの手に委ねる。
1月19日、2015-16シーズンのコッパイタリア準々決勝:セリエAの第14節でナポリと対戦し、1-2で敗れていたインテルがその数週間後、再びアウェイの地、スタディオ・サン・パオロに乗り込む。試合は0-0のまま後半へ。スコアレスの状態が続く中、中盤でメデルがインターセプト、ダイレクトで前線のヨヴェティッチに繋げる。すると同選手はドリブルでバイタルエリアまで持ち込み、右足を振り抜く。ボールは綺麗な弧を描き、枠の外から中へ急カーブしてゴール右隅を捉えた。
4月9日、フロジノーネ対インテル:セリエA第32節、イカルディが100試合出場を記録すると同時に通算50ゴール目をマークする。ヨヴェティッチが左サイドを上がるペリシッチへ送球。するとペリシッチがピンポイントクロスを入れ、ゴール前中央に走り込むマウロ・イカルディが頭に当て、ファーポストへ流し込む。これがイカルディの通算50得点目となり、チームを1-0の勝利に導いた。
ここからは今シーズンに突入する。まずは11月20日のミラノダービーだ。ミランの1点リードで迎えた後半、同点に追いつくべく押し込むインテル。するとペリシッチが素早いリスタートで左サイドからスローインを投げ、それをエリア外中央のカンドレーヴァが受ける。そして、それを簡単にワンタッチでコントロールし、右足一閃、25mの位置から強烈なシュートをゴール右隅に叩き込んだ。
ミラノダービーの翌週、フィオレンティーナがサン・シーロにやって来る。インテルは立ち上がりからエンジン全開で、すぐに2-0とリードを広げる。しかし、試合はそこで終わらなかった。カンドレーヴァがエリア内のイカルディへ送球。イカルディはそのパスを受けると、シュートフェイントで相手DFゴンサロ・ロドリゲスを抜き去り、ダヴィデ・アストーリのチャージもかわして、GKタタルシャヌの守るゴールネットを揺らした。
最後となる5つ目のゴールは、12月11日ジェノア戦のマルセロ・ブロゾヴィッチの一発を選んだ。ジョアン・マリオが右コーナーを蹴ると、それが中央を抜けてファーサイドで待つブロゾヴィッチの足元へ。それをボレーでしっかり抑え、低い弾道のシュートをゴール右隅に突き刺した。
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