ミラノ発 - インテルが後半にラツィオから3ゴールを奪う文句なしのパフォーマンスを披露し、連勝記録を更新した。
インテルは2016年最後の試合はバネガの強烈なシュートで奪った先制点、イカルディの2ゴールでホームでのセリエA第18節を勝利で終えた。
実際、試合が始まってからラツィオがチャンスを作り優勢にゲームを進めていった。チロ・インモービレが中に切れ込んでサミル・ハンダノヴィッチを試すかのようにシュートを放った。そのこぼれ球を狙っていたセナド・ルリッチがダイレクトでシュートを放つが、ダニーロ・ダンブロージオが体でブロックをしてピンチを防いだ。
インテル最初のチャンスは9分に訪れる。右サイドでボールをキープしたイカルディがラツィオゴール前にクロスを送る。それに合わせて走り込んで来たのがイヴァン・ペリシッチ。だが、頭で合わせることができずボールはそのままペリシッチの後ろへ流れていった。
25分、フェリペ・アンダーソンが決定的チャンスを作る。右サイドから中央にドリブルで入ってきたアンダーソンが、インテル3選手をかわしてゴール前でシュートを放つ。少し長い距離をドリブルしたせいかシュートに力はなくダンブロージオに当たってCKとなった。
前半は両チームともバランスを意識して戦っていた。お互いにボールポゼッション、チャンスを作るがGKを脅かすまでには至らず。そして前半アディショナルタイムはなく最初の45分間でゴールが生まれることはなかった。
ハーフタイムでの交代はなく、ラツィオがやや優勢に後半を進めていたがインテルに最初のビックチャンスがやって来る。
アンサルディとカンドレーヴァが連携で崩し、カンドレーヴァがゴール前に速い低いクロスを送る。イカルディが相手DFに倒されたように見えたが、イカルディはピッチに倒れながらもシュートを放つが、ブロックされてしまう。審判は、インテルにPKを与えることはなかった。
そして、その2分後にインテルが先制点を奪う。敵陣でサヴィッチからボールを奪ったバネガが、豪快なミドルシュートをラツィオゴール右上に叩き込んだ。
インテルはラツィオに間髪入れず2点目を決める。ダンブロージオが右サイドからニアへクロスを送り、そこへ頭で合わせたのが相手DFのマークを振り切り、前へ飛び出してきたイカルディだった。イカルディのヘディングシュートはラツィオゴール左隅に決まった。
ラツィオは試合を諦めていなかった。少ないファール数や交代で試合を振り出しに戻そうとしていた。だが、その10分後にインテルが試合を決める3ゴール目を奪う。トレーニング場でそのままやっていた通りにバネガが右サイドのFKからラツィオボックス内のPKスポット付近に低めのパスを送った。そして、そのボールに唯一反応した選手がイカルディだった。イカルディはボールをダイレクトでシュートし、ラツィオGKマルチェッティの右手を弾いてゴールへと転がっていった。
イカルディはハットトリックのチャンスを試合終盤で得た。左サイドから長友がクロスを送り、ファーにポジショニングをしていたロドリゴ・パラシオが中央に折り返す。そのボールを巧みにコントロールしたイカルディがシュートを放つが、ゴールバーに嫌われてしまう。
勝利を確信したピオリはカンドレーヴァをベンチに下げ、ガブリエル・バルボーサをピッチへ。スタジアムに訪れていた観客は喜び、バルボーサの個人技がさらに観客の人々を興奮させた。
インテルは2016年最後の試合を勝利で飾り、2017年での成功を感じさせるパフォーマンスを披露した。
インテル 3-0 ラツィオ(前半0-0)
得点者:バネガ(54分)、イカルディ(56分、65分)
インテル:1 ハンダノヴィッチ; 33 ダンブロージオ、25 ミランダ、24 ムリージョ、15 アンサルディ(55 長友 62分); 77 ブロゾヴィッチ、7 コンドグビア; 87 カンドレーヴァ(96 バルボーサ 85分)、19 バネガ(8 パラシオ 74分)、44 ペリシッチ; 9 イカルディ.
控え:30 カリーソ、2 アンドレオッリ、、11 ビアビアニー、13 ラノッキア、21 サントン、23 エデル、27 ニュクリ、、94 ヤオ、
監督:スレファノ・ピオリ
ラツィオ:22 マルチェッティ; 8 バスタ、3 デ・フライ、13 ウォーレス、4 パトリシオ(14 ケイタ 59分);16 パローロ、20 ビリア(5 カタルディ 82分)、 21サヴィッチ; 10 アンダーソン、17 インモービレ、19 ルリッチ(25 ロンバルディ 72分)
控え:1 ストラコシャ、55 ヴァルギッチ、2 ホエット、、7 キシュナ、9 ジョルジェヴィッチ、、15 バストス、18 アルベルト、、26 ラドゥ、96 ムルジャ
監督:シモーネ・インザーギ
イエローカード:アンサルディ(57分)、アンダーソン(59分)、ルリッチ(63分)、ミランダ(76分)
アディショナルタイム:0+3分
主審:パオロ・シルヴィオ・マッツォレニ
副審:アンドレア・クリスポ、ファブリツィオ・ポサド
第4審:フィリッポ・メリ
追加審判:ジャンルカ・ロッシ、マルコ・グイダ
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