アッピアーノ・ジェンティーレ発 - ステファノ・ピオリ監督が金曜日の午後、敵地で臨む日曜日のサッスオーロ戦に向けて記者会見を行った。
監督はまず、どんな勝利にも勝点3という同価値があることを強調した。「勝利が自信を育てる。今とにかく大事なのは、日曜日の出来栄えだ。勝点3を得るチャンスがあるのだから、我々にとっては順位を浮上させるにあたって大事な週末となる。皆、試合に向けてチームをベストな状態に持っていくためにハードワークしている」
一方報道陣は、夏にインテルに移籍したバネガとジョアン・マリオについて質問を投げた。「エベルは素晴らしいプレーヤーだ。プロとしても成熟していて、高い能力を備えている。彼は今まで、求められたことを全てこなしてきた。ジョアンは、我々の攻撃に欠かせない非常に重要な選手だ。彼の2列目から前へ抜けるランニングはとても良い。あとはもっとゴールを決める必要がある。今のところ、攻守を繋げる彼の働きがチームにとってベストチョイスだと思っている」
そして過去にフォーカスが移り、勝利した試合と敗北した試合での違いについて監督が答えた。「ナポリ戦は試合への持って行き方を全て間違えてしまった。しかし、ヨーロッパリーグのハポエル戦では、後半非常に良いプレーができた。どんな試合でも常に集中しなければならない。サッスオーロ戦では数多くのファンが駆けつけてくれるだろう。これがインテルだし、常に勝利を目指さなければならない。日曜日の試合は、連勝を築くための大事なチャンスだ。そして、それが終わってから初めてラツィオ戦のことを考える」
練習メニューの多くは、オフ・ザ・ボールの時の動きだった。「相手がボールを持っているときのスピードを上げ、よりコンパクトに対応しなければならない。選手たちは、自分たちの実力の高さをきちんと把握しているが、もっと安定して結果を出していく必要がある」
またピオリは、フェリペ・メロとガリー・メデルについての質問にも答えた。「メロは、フィジカルが強く、情熱的なプレーヤーだ。他の選手とは異なるものをチームにもたらしてくれる。フィジカル面もメンタル面も、研ぎ澄まされていると思う」
続いてチリ代表を称賛。「今一番大事なのは、ガリーが一日も早く戻ってくるということ。ディフェンスも中盤もどちらもこなせるというのは我々にとってメリットだし、その多様性をできる限り有効活用したい。だが、今起用可能な選手の中でベストを尽くすしかない」
3連勝を達成するために必要なことを聞かれると、次のように答えた。「守備時は、チーム全体がハードワークしている。ディフェンスラインだけではない。カウンターを仕掛けるためには、いくつかのポジションを残す必要ある。ぺリシッチの活躍に期待している。彼には素晴らしいポテンシャルがあるからね。彼を見ているよ」
そして最後に監督は、チームが一丸となることを強調した。「個々のプレーヤーに依存してはならない。我々はチームだ。全員がセットでハードワークしなければならない。サッスオーロ戦では90分を通して集中を保たねば。まだまだ試合は残っているが、チャンスはできるだけ活かさなければならない」
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