アッピアーノ・ジェンティーレ発 - ステファノ・ピオリは28日(月)夜、サン・シーロで行われるフィオレンティーナ戦に臨む。インテル指揮官は、「ヨーロッパリーグ敗退から、どのようにチームを立て直すかが重要だ」とコメントした。「我々は次の試合に勝利しなければならない。ハポエル戦、最初の45分間は試合をコントロールしたが、後半に入るとそれが一転して、最終的に最悪の結果を迎えた。インテルはインテリジェントなチームだ。90分間しっかり集中してプレーできる」
「ヨーロッパリーグ敗退で2017年1月からまた新しいスタートが切れる」と、メディアがステファノ・ピオリに発言したが、インテル指揮官は違った考え方を持っているようだ。「今、考えているのは次の試合だけだ。そして、12月21日までの試合まで気を抜かない。ウィンターブレイクが終わって、1月の移籍期間中に我々にとってベストな選択をするつもりだ」
続けてピロリは、「我々には素晴らしい選手たちがいる。しかし、それが勝利に直結するとは思っていない。フィオレンティーナ戦に勝利してライバルたちと勝点差を縮められる絶好の機会だ」
この2試合でピオリは、多くのポジティブな要素を見てきた。「インテルの監督としてトレーニングと試合に臨めるのはとても楽しい。ここまでの2試合は、試合序盤はゲームを支配できた。しかし、結果が好ましくない。だから95分間、試合をコントロール出来るようにとてもハードワークしている。ハポエル戦は、間違いなく勝利したと思っていた。しかし、試合に負けてしまいヨーロッパリーグ敗退が決まってしまった。それを払拭するべく、フィオレンティーナ戦は、自分たちのプレーをして勝利したい」
ガリー・メデルが怪我により長期離脱が確実となった。しかし、ピオリは他のインテル選手たちがチームに大きく貢献できると信じている。「ガリーはとても大切な選手だ。あのプレースタイルと体力は素晴らしい。だが、他にも多くの卓越した選手たちがインテルにいる。メデルのためにもしっかり戦ってくれるはずだ。ボールを持たない時間に、どれだけチームとしてハードワークするかが勝利への鍵だ」
連動してプレスをかけることでインテルの守備力は向上し、チームは勝利に近づけるはずだ。「もちろん、試合中にミスをするシーンはある。我々はベストの布陣で試合に臨み、高い位置からプレスをかけてゴールを奪いたい。チームが一丸となって戦わなければいけない。問題点を改善していき、試合で良いパフォーマンスを披露したい」
ハードワークに勝るものはない。「チームはしっかりと練習に取り組んでいる。選手たちは現状を満足していない。しかし、試合に勝利するためにも選手たちはベストを尽くすはずだ。私は、選手のプロフェッショナルな部分、ハードワークを厭わない気持ち、インテル本来の姿を取り戻すために選手たちが一生懸命、練習を行っている姿を見てきている。
ピオリは戦術的な監督だ。しかし、3バックはインテルのシステムに合うかは疑問だ。「戦術的な部分では、私は柔軟だと思っている。多くの人は気づかなかったが、ミランダービーの後半は3バックで戦っていた。フォーメーションが問題なのではなく、集中力と注意力の問題だ。私はミランダにとても期待している。彼はとてもプロフェッショナルだし、完璧なDFだ。ミランダとマッチアップする相手選手は、ベストな状態で戦わないと彼を突破することはできない」
最後にピオリは、28日(月)夜に行われるフィオレンティーナ戦について言及した。「彼らはとても手強いチームだ。彼らもヨーロッパリーグ敗退が決まり、我々と同じく試合で勝利して調子を取り戻したいはずだ。相手が困惑するプレーをして、ファンに勝利を届けたい。すべての選手が練習グランドで、試合メンバーに相応しいと、私に示さないといけない。ガブリエル・バルボーサもその1人だ。前にも話したが、移籍の話をするには時期尚早だ」
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