ミラノ発 – FCインテルナツィオナーレ・ミラノ株式会社の株主総会が金曜日に行われ、業務年度2015-16の本決算が承認された。
- 会計年度2015-16の連結売上高は2億4140万ユーロと、会計年度2014-15の1億9850万ユーロから21.6%増加した。
- 連結当期純利益は、前年度の1億4040万ユーロの損失から5960万ユーロの損失へと改善された。
- 連結EBITDAは1010万ユーロと、前年度の50万ユーロから960万ユーロ増加した。
- 会計年度2015-16の3000万ユーロ未満の赤字と合わせても、UEFAのファイナンシャル・フェアプレー規定の範囲内となる。
- 1億4200万ユーロの増資と計1億8000万ユーロの追加資金は筆頭株主によるものであり、事業の資金繰りを改善する新しい財源と認められた。
FCインテルナツィオナーレ・ミラノのCEOマイケル・ボーリングブロークは、会計年度2015-16の結果が前年度より改善されたことについて、「会計年度2015-16のFCインテルナツィオナーレ・ミラノ・グループの本決算は、我々が順調に長期事業プランを進めていることを示しています。これらの結果はUEFAクラブ大会への参加による収益金なしのものです。我々は新しい資金活用を含め、クラブのために堅実な5年計画を立てています。これによって持続的な経済的成長を成し遂げ、利益を得ることができるでしょう。これに関連してクラブは、既に中国とアジアで大きな足跡を残している新しい筆頭株主の蘇寧の支援を受けて、イタリア国外でのインテル・ブランドの成長と発展により得られる大きなチャンスを活かすつもりです」とコメントを発表した。
連結売上高
単位:ユーロ |
FY2016 |
FY2015 |
増減 |
前年比% |
試合日/チケット |
2210万 |
1860万 |
350万 |
18.5% |
放映権 |
8960万 |
8910万 |
50万 |
0.5% |
スポンサー/パートナーシップ |
4500万 |
3730万 |
770万 |
20.7% |
その他イベントなど |
2800万 |
2390万 |
410万 |
17.1% |
マーチャンダイジング |
210万 |
200万 |
10万 |
6.7% |
連結売上高(選手移籍とその他収入を除く) |
1億8680万 |
1億7090万 |
1590万 |
9.3% |
選手移籍とその他収入 |
5460万 |
2750万 |
2710万 |
98.5% |
連結売上高 総額 |
2億4140万 |
1億9850万 |
4290万 |
21.6% |
FCインテルナツィオナーレ・ミラノは会計年度2016-17の連結売上高も予定通りの結果になり、UEFAの定めるファイナンシャル・フェアプレー規定に則すると予測している。