インテル、PKを与えアタランタに敗北

 マシエッロとピニーリャに失点を許し、ネラッズーリ(=インテルの愛称)がベルガモで2-1の敗北を喫した。インテルは、エデルのゴールで一時同点に追いついてる。

 ベルガモ発 インテルは日曜日の午後に行われた敵地でのアタランタ戦で、一度同点に追いつきながらも、試合終盤にピニーリャにPKを決められ、勝点3を逃した。

 早い時間帯にマシエッロにゴールを奪われながらも、後半にエデルが見事なフリーキックを沈め同点に追いつく。しかし、ピニーリャにペナルティーキックを落ちついて決められ、アタランタに軍配が上がった。

 より良い立ち上がりを見せたのはホームのアタランタだった。ドラメとゴメスが左サイドから危険なクロスを上げ、インテルゴールに襲い掛かる。しかし、インテル守備陣が確実に跳ね返した。

 激しいプレスで自分たちのペースに持ち込んだアタランタは、早くも10分にネットを揺らす。フロイラーの右コーナーからニアでクルティッチがボールを逸らすと、ファーポストにマシエッロが飛び込み、頭で押し込まれ、1-0と先制される。

 反撃を試みるインテル。右サイドをペリシッチが崩し、ゴールライン際まで切り込む。そしてそのまま中央へマイナスのパスを送るが、味方に合わない。

 しかし、リードしているアタランタは、堂々たるプレーで攻勢に出る。35分にはトロイがエリア外右から強烈なミドルシュートを放つが、これは守護神ハンダノヴィッチが冷静に対処した。

 後半に入るとインテルが活性化され、決定的とはいかないまでも何度か得点チャンスを演出する。

 すると50分、約32メートルの位置でフリーキックを獲得する。それをエデルが右足一閃、ゴール右隅に豪快に突き刺し、1-1の同点とする。これはエデルにとってセリエAでの50ゴール目となった。

 そこからゲームの流れが一気にインテルに傾く。さらにこのタイミングでフランク・デ・ブールは、長友とブロゾヴィッチに代えてアンサルディとコンドグビアを投入する。

 インテルが優勢に試合を進める一方、アタランタも何度かチャンスを作り出す。しかし、インテル守備陣が安定したプレーで立ちはだかり、失点を許さない。

 79分には、インテルにビッグチャンスが訪れる。左サイドからのクロスをイカルディが触り、こぼれ球をペリシッチがダイレクトで狙う。強烈なボレーはしかし、GKベリシャに止められる。85分にはエリア内でジョアン・マリオにフリーでのシュートチャンスが訪れるが、シュートはディフェンダーに当たって方向を変え、ベリシャにキャッチされた。

 試合も終盤に差し掛かったところで、悲劇がインテルを襲う。サントンが自陣エリア内でピニーリャを倒し、PKを与えてしまったのだ。ファールを受けたピニーリャがそのままキッカーを務め、落ち着いてネットを揺らし2-1とした。

 その後インテルはもう一度チャンスを手にする。ハイボールに対応しようとしたベリシャがボールをこぼし、それをイカルディがゴールへ流し込むが、その前のベリシャとイカルディの接触がインテルのファールと判定され、ノーゴールとなった。

アタランタ 2-1 インテル(前半:1-0
得点者:マシエッロ(10分)、エデル(50分)、ピニーリャ(87分/PK)

アタランタ:1 ベリシャ;5 マシエッロ、3 トロイ(45+1分コンコ)、13 カルダーラ;24 コンティ、19 ケシエ、11 フロイラー、93 ドラメ;27 クルティッチ、29 ペターニャ(63分ピニーリャ)、10 ゴメス(80分ガリエルディーニ)
控え:57 スポルティエロ、6 ズカノヴィッチ、7 ダレッサンドロ、8 ミリアッチョ、17 カルモナ、37 スピナッツォーラ、43 パロスキ、77 ライモンディ、88 グラッスィ
監督:ジャン・ピエロ・ガスペリーニ

インテル:1 ハンダノヴィッチ;55 長友(61分アンサルディ)、25 ミランダ、24 ムリージョ、21 サントン;6 ジョアン・マリオ、17 メデル、77 ブロゾヴィッチ(62分コンドグビア);44 ペリシッチ、9 イカルディ、23 エデル(75分カンドレーヴァ)
控え:30 カリーソ、8 パラシオ、10 ヨヴェティッチ、13 ラノッキア、19 バネガ、27 ニュクリ、33 ダンブロージオ、94 ヤオ、96 バルボーサ
監督:フランク・デ・ブール

イエローカード:エデル 60分

アディショナルタイム:2 + 4分

主審:ドヴェーリ
副審:ジャッラティーニ、ドボスツ
4審判:タッソ
追加副審:オルサート、マンガニエッロ


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