アタランタ戦を見据えるデ・ブール監督

 「アタランタ戦は常に難しい試合だ。だが、自分たちの仕上がり具合を確認する良いチャンスだ」

 アッピアーノ・ジェンティーレ発 - フランク・デ・ブール監督は、日曜日の午後に控えるアタランタ戦が厳しい試合になると予想しながらも、木曜日にヨーロッパリーグでサウサンプトンを下したチームの、更なる成長をチェックする良い機会だと捉えている。

 「いつだってホームでプレーする方がベターだ。ベルガモでは常に厳しい戦いが待ち受けている。特にファンのサポートがある彼らのホームではね。だが、これは自分たちの仕上がり具合を確認する良いチャンスでもある」

 「中盤での攻防が続くと予想している。中盤がまさに動き出しのスタート地点だし、ゲームの行方を左右する場所だ」

 「サウサンプトン戦の前半はとてもコンパクトにプレーできた。本来の我々の基本的な哲学は、高い位置からプレスをかけることだが、サウサンプトンは良いチームだし、フィジカルが強い。だから、彼ら相手には少し違ったプレーをした。毎回あのようなプレーをするということではない。あとは、ボールを持ったときにペースアップする必要がある」

 監督は、メディアからの批判についても回答した。「紙に書かれることを変えることはできない。私ができることは、結果を出すためにハードワークすることだけ。コーチ陣にも選手たちにも厚い信頼を寄せている。サウサンプトンでは改善された姿を示したし、正しい方向に向かっていると思っている」

 木曜日にブロゾヴィッチが先発復帰を果たしたことについて、デ・ブール監督は同選手のパフォーマンスに部分的に満足を示した。

 「マルセロは良いプレーをしていたし、戦術的な規律を守っていた。それは私が見たかったものだ。彼ならボールを持ったときにもっと良いプレーができたのも事実だが。だが、彼の守備的な貢献を嬉しく思っている。彼は良いプレーヤーだし、我々にとって重要な存在であるということを、今後証明してくれるだろう」

 ガブリエル・バルボーサのチームへの貢献度について聞かれた監督は、次のように答えた。「ガブリエルはハードワークしている。イタリアサッカーでは高いインテンシティーが求められる。彼はそれに馴染まなければならない」

 そして、インテルの戦術面に関しても質問された。「時には、守備的MFが2人で、攻撃的MFを1人にしてプレーした方がいいときもある。または、MF2人が少し前目にポジショニングし、例えばメデルが低い位置をとる。ミッドフィールダーはエリア内にも入っていき、イカルディであったり、フォワードでプレーする選手をサポートしなければならない。反対サイドにいるサイドバックも同じようにサポートしなければならない」

 「最初の試合では5バックを採用した。ユヴェントスは、攻守によって3バックと5バックを使い分けている。我々は、相手の戦い方に合わせた。だが、私にとって一番大事なことは、戦術の規律を必ず守るということと、チームとしてゲームの主導権を握ることだ」

 最後に、デ・ブールはイカルディの木曜日の貢献度についてコメントした。

 「イカルディはサウサンプトンでとても良いプレーをしていた。チームに良い変化をもたらした。彼がストライカーで、常に得点を狙いたいことは私も分かっている。だが彼は、チームに重要なメッセージを送った。キャプテンは他の誰よりもハードワークしなければならないというね。だからチームは彼についていった。彼にとって簡単なことではなかったが、本当によくやってくれたよ。私はとても嬉しい」


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