デ・ブールの哲学は変わらない

 「1試合後にシステムを変えたりしない。我々の狙いは、どの相手でも試合を90分間支配することだ。細かい部分までしっかり準備しているよ」

 アッピアーノ・ジェンティーレ - フランク・デ・ブール監督は、1試合の結果でインテルの哲学を変えたりしない。そして相手がどのチームであろうと、常に試合を支配することだ。

 インターナショナルウィーク前のローマ戦で惜敗したインテルは、16日(日)午後にサン・シーロでカリアリ戦に臨む。デ・ブール監督は、なるべく消極的なプレーをしないようにチームを鼓舞している。

 「1試合負けたからといって、簡単にシステムを変えたりしない方がいい」と、15日(土)の記者会見でメディアに話し始めた。

 「プレースタイルを継続することは大切だ。相手チームがどこであろうと、試合を90分間支配したいと考えている。どの時間帯でも、コンパクトな陣形で戦う必要がある。そして今は、細かい部分を改善している最中だ」

 「明日の試合に勝利し、リーグ戦順位を上げていきたい。これ以上勝点を落とすことは出来ない。特にサン・シーロではね」

 「常に勝利を目指して試合に臨んでいる。相手がどんなチームでもだ。確かに、ユヴェントスみたいなビッグクラブとの試合では、比較的スペースがある。お互い勝利したいからね。しかし、あまりビッグクラブではないチームだとプレースペースが限られるから難しい試合が時々ある。流れが来るまで辛抱強くプレーしないとならない」

 「90分間同じパフォーマンスを維持しないといけない。もし、それが出来れば、勝利に大きく近づくだろう。あとは攻撃のビルドアップの時に、ミスをしないことがとても大切だ。それについてもしっかりトレーニングをしている」

 これからインテルは3週間で7試合を戦う。カリアリ戦はその最初の試合だ。インテルは、リーグ戦とヨーロッパリーグで勝点を積み重ねていく必要がある。しかし、デ・ブール監督は、複数の選手が代表戦に出場し疲労が懸念されるが、この7試合をチーム全体でうまく乗り切れると信じている。

 「常にベストメンバーで試合に臨みたいが、代表戦があることは理解しないといけない」

 「カリアリ戦とサウサンプトン戦に勝利するためにハードワークすることは分かっているし、しっかりその2試合に向けて準備している。選手のコンディションが良ければ、1週間に2試合は問題ないと思っている」

 最後ににインテル指揮官は、ガブリエル・バルボーザとガリー・メデルの起用の可能性について語った。

 「ガブリエルは良い状態だ。少しチームに馴染む時間が必要だが、フィジカル的にも戦術的練習にしっかり取り組んでいるよ。それに、新しいことも学ばないといけないと思っている。ブラジルではインテルと違うプレースタイルのチームに所属していたからね。違う国でプレーしていたから普通のことだ」

 「ディフェンスラインにメデルを起用するかについては、チリ代表でも多くの時間やっているポジションなので、答えはイエスだ。我々のオプションの1つだいうことは確かだ」


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