アッピアーノ・ジェンティーレ発 – ローマ戦の前日、フランク・デ・ブールはアンジェロ・モラッティ・スポーツセンターにてジャーナリストたちの質問に答えた。
インテルの監督はまず、チームは試合でより早いスタートを切る必要があると強く訴えた。
「スタートが遅いことについて、チーム内で話し合った。スパルタ・プラハ戦のような試合に対する姿勢は、もう見たくない。我々は毎回同じように集中して試合に臨む必要がある」
「試合は主審の笛が鳴ってからでなく、その1日前に始まっている。試合そのものが始まる前に、既に100%集中した状態でなくてはならない」
ローマ戦のような試合は一層モチベーションが上がるものだと認めるデ・ブールだが、チームは対戦相手に左右されることなく、全ての試合に士気高く臨まなければならないと強調した。
「我々はどのチームが相手でも同じ姿勢で試合に臨めるように、自分たちのアプローチを改善しなければならない」
デ・ブール監督は現在、チーム全員が出場可能な状態で、豊富な選択肢から出場メンバーを決定しなければならないという贅沢な悩みに直面している。しかし同時に、彼の選手たちにとってローマ戦が厳しい課題になることを予期している。
「ローマはとても強いチームだ。ピッチ上のどのゾーンにもクオリティーの高い選手がいる。我々は彼らと戦う準備ができていると確信しなければならない。そうでなければ、我々にとって難しい夜になるだろう」
「どちらのチームも勝利を願っている。リーグ戦かカップ戦かにかかわらず。どちらも質の高いチームだ。我々に相応しい場所に到達するために、時間が必要だ。ローマは、どんな相手にも勝つ能力がある」
またデ・ブールは、ローマ主将のフランチェスコ・トッティにも言及し、「彼は、いつでも試合を変えることのできるトッププレーヤーだ。経験豊富な選手なので、彼をマークすることは難しい。彼はほんの数日前にも、ヨーロッパを舞台にその才能を見せ付けた」と、同選手を賞賛した。
続いて選手たちのフィジカル・コンディションについて質問を受けたインテル監督は、「ジョアン・マリオはトレーニングに取り組み、状態も良い。ブロゾヴィッチも同様だ。我々にはコンディションの良い選手がたくさん揃っており、そこからチームを作ることができる。アンサルディは90分プレーすることは難しいかもしれないが、調子も悪くないし、メンバー入りするだろう」
デ・ブールはチームのパフォーマンスに関するメディア報道を楽観視しており、「メディアが何を言っても問題ない。勝利後と敗北後で違うことが書かれるのは普通だ」
「負けた時は、私には常に他に考えることがある。私は、我々のプロジェクトと哲学のために働かなければならない」
「スパルタ・プラハ戦のプレーは悪かったが、チームはその次のトレーニングで進歩を見せた」
「いつも選手たちに言っているのだが、もしも何か間違っている時は、どこを変えなければいけないのか理解しなければならない。選手たちがミスを理解するなら、それは私にとってポジティブなことだ」
そしてデ・ブールは続けて、ソーシャルメディアとの関わり方についても注意を促した。
インテル監督は「選手全員がソーシャルメディアの重要性と、同時にその危険性も理解する必要がある。いつ使い、いつ使うべきでないのかを知らなければならない。これは全員にとって重要なことだ」と意見を述べた。
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