デ・ブール「私たちは、最後までチーム一丸となって戦った」

 フランク・デ・ブール監督は、「もちろん、私は喜んでいる。インテル全員が賞賛に値する。今夜の試合で見せた、戦う気持ちを毎試合出さないといけない」と、ユヴェントス戦勝利後にコメントした。

 ミラノ発フランク・デ・ブール監督は、18日(日)夜、サン・シーロで行われたユヴェントス戦で見事に2-1で逆転勝利をしたチームを褒め称えた。

 「チーム一丸となって戦った。常に言っているが、私はこのチームを信じている。今シーズンはまだ始まったばかりだ。それでも、選手たちは何を目指しているか理解している」と、試合終了後に同監督は発言した。

 「先制点を許したが、私たちは1度も諦めなかった。そして戦い始めた。今日のチームは、終始とても良いパフォーマンスを見せてくれた。勝利に相応しい内容だった。選手たちには、何が間違っていたのかと、ポジティブな要素はそのまま続けようと言ったんだ。一番大事なことは、自分たちを信じることだ。チームは、最後まで戦うことを目標として持っていた。そして我々には、それだけのクオリティーがある」

 「今日の結果で私たちは自信を得たし、それはチームに必要だった。選手たちには、今夜の試合のような戦う気持ちを毎試合見せてもらいたい。エンポリ戦やボローニャ戦でもそうだ。そうしなければ、勝てる試合も勝てない。今夜は、この勝利に酔いしれようじゃないか。でも、明日からまたエンポリ戦に向けて準備して行くよ。毎試合の結果が、リーグ優勝に関わるからね」

 「重要なのはチームとしてプレーすることで、それが私たちが今夜したことだ。それが私たちが勝てる唯一の方法だ。常に選手たちには、コンパクトに戦えと言っている」

 同監督はまた、この試合で同点ゴールを挙げ、更に1アシストと活躍したマウロ・イカルディについても言及した。

 「イカルディは信じられないプレーをした。素晴らしい選手だ。彼は試合の最後の1分まで戦い続けた。チームメイトにとって本物のお手本だ。今日、チームの選手たちは賞賛されるべき試合内容を見せてくれた。途中出場の選手たちも良くやった。チーム全体の努力の賜物だ。試合中はタイトな陣形で戦い、ディバラという素晴らしい選手を抑えてみせた」

 同監督は、現在、日程的にもチームを休ませる余裕はないので、さらにハードワークを続けるようにチームにプレッシャーをかけている。

 「私たちは、進化し続けたい。一番大事なのは、チーム一丸で戦うこと。それが私たちの求めていることであり、今夜、それをインテルファンたちに見せられたと思う。もっと、試合でチャンスを作り出したい。時々、ボールロストからピンチに陥ることがある。だから、技術的な部分をさらに改善していく」

 「選手たちがベストを尽くしている姿を見ることはとても素晴らしい。これこそ、私が見たかったインテルの姿だ。この一週間で選手たちと多く会話の機会を設けたし、もし試合中ビハインドの状況でも、諦めないとみんなで決めた。集中して、コンパクトに戦ったからこそ、私たちは勝った」

 最後に同監督は、なぜ決勝ゴールを決めたペリシッチの代わりに、エデルを先発に起用したかについて説明した。

 「ペリシッチは3、4日間練習に参加しておらず、100%の状態ではなかった。エデルはペリシッチよりも練習量を多くこなしていたから、彼を先発で使うことを決めた。イヴァンが後半に途中出場すれば、チャンスを作り出せることも分かっていた。それについても、喜んでいる」


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