パレルモ戦は1-1のドロー

 アンドレア・リスポリのゴールにより、サン・シーロで1点を追う展開を迎えたインテルだが、マウロ・イカルディが頭で押し込み引き分けに持ち込んだ。

 ミラノ発 – インテルは8月28日(日)、サン・シーロでパレルモも迎え、1-1のドローで勝点1を獲得した。

 48分、アンドレア・リスポリのシュートがダヴィデ・サントンの足に当たり方向を変え、ネットを揺らす。しかし、マウロ・イカルディが72分、貴重な同点弾を挙げ、インテルが1-1に追いついた。

 試合開始直前、スタジアム全体が団結し、イタリア中部で発生した地震の犠牲者の方々へ、1分間の拍手が送られた。

 立ち上がりはやや静かな展開となるが、前半の終盤に差し掛かると試合が活性化されてくる。イヴァン・ペリシッチが左サイドからクロスを放り込む。それがエリア内のファーサイドにこぼれ、ガリー・メデルがフリーでシュートを放つ。しかし、アンジェルコヴィッチにライン上でクリアされる。

 その数秒後、エベル・バネガからのロングボールを左サイドの深い位置で受けたペリシッチが、角度のないところからフィニッシュに持ち込む。しかし、GKポザヴェッチがファインセーブで弾き出した。続くコーナーから今度は、ミランダが強烈なヘッドを放つが、枠を捉えられない。

 その後も、バネガのフリーキックにムリージョが頭で合わせるが枠外。43分には、イカルディとエデルが連係でエリア内に進入し、最後はメデルがシュートを放つが、これも決められずに前半をスコアレスドローで終えた。

 後半に入ると、誰も予想していなかったまさかの展開がインテルを襲うことになる。48分、エリア内でリスポリがトラップ。そこからシンプルに放たれたシュートが、サントンの足に当たり方向を変え、GKハンダノヴィッチの手が届かない左隅へと吸い込まれ、先制される。

 そこから同点弾を狙うべくチャンスを量産するインテル。しかし1点が遠い。まずは51分、ペリシッチがダンブロージオのクロスに頭で合わせるが、キーパー正面。60分にはメデルにもヘディングのチャンスが訪れるが、これはクロスバーを越えてしまう。

 70分、今度はフリーで裏に抜け出したイカルディが、後ろからの浮き球をヘッド。これまたクロスバーの上に飛んでしまう。しかし同キャプテンはそこで終わらなかった。その2分後、右サイドからのカンドレーヴァのピンポイントクロスを頭で流し込み、スコアを1-1とする。

 そのゴールで勢いを取り戻したインテルが、追加点を狙って攻勢に出る。すると、またしてもカンドレーヴァが教科書通りのクロスを入れる。しかし、エデルのヘディングは枠を捉えられない。カンドレーヴァ自身にもシュートチャンスが訪れるが、同選手のボレーはバーを超えた。

 そして、追加点が奪えないままタイムアップ。インテルはホームで勝点1に甘んじる結果となった。

インテル 1-1 パレルモ(前半:0-0
得点者:リスポリ(48分)、イカルディ(72分)

インテル:1 ハンダノヴィッチ - 33 ダンブロージオ、25 ミランダ、24 ムリージョ、21 サントン(ミアング 87分)- 17 メデル、19 バネガ、7 コンドグビア - 23 エデル、9 イカルディ、44 ペリシッチ(カンドレーヴァ 68分)
控え:30 カリーソ、46 ベルニ、5 メロ、8 パラシオ、11 ビアビアニー、13 ラノッキア、27 ニュクリ、77 ブロゾヴィッチ、94 ヤオ
監督:フランク・デ・ブール

パレルモ:1 ポサヴェツ - 4 アンジェルコヴィッチ(シオネク 85分)、6 ゴルダニガ、2 ヴィティエッロ - 19 アレーサミ、18 チョチェフ、14 ガッツィ、10 ヒリェマルク、3 リスポリ - 21 クアイソン(サライ 54分)、30 ネストロフスキ(バログ 76分)
控え:55 マルソン;68 フリニャーティ、11 エンバロ、12 ゴンサレス、24 ブーイ、27 ベンティヴェーニャ、28 ジャジャロ、70 ジュリアーノ、97 ペッツェラ
監督:ダヴィデ・バッラルディーニ

主審 Carmine Russo (Nola)
副審 PretiFiorito
4Schenone
追加副審CalvareseAureliano

 


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