ミラノ発 - フランク・デ・ブールは、インテルの監督に就任してからたったの10日しか準備期間がないにも関わらず、セリエA開幕の準備が整ったと確信している。
シーズン開幕戦となる日曜日のキエーヴォ戦までの間、同オランダ人監督は、自身の哲学を選手たちに染み込ませるため尽力してきた。だが当然、もっと時間があれば、チームの自信を大きくしてアドバンテージにできることも認めた。
デ・ブールは土曜日の記者会見で、「ようやく勝点を懸けた戦いが始まるということで、非常に燃えている」と切り出した。
「チームについての情報を共有して、選手を個人的に知れるテストマッチは、一度切りしかなかった。だが、選手たちの準備が整っているという自信はある。第一節が楽しみだ」
「フィジカル面でも戦術面でも、当然もっと準備する時間があれば良かったが、だからといって心配しているわけではない。この10日間で、選手たちがフィジカル面の改善、そして我々が採用するであろう戦術の習得に対してやる気に満ち溢れているところが見てとれた。そのうちの一部を明日見ることができる」
「そして、我々の望むことを彼らが理解してくれたと確信しているし、彼らはそれを信じてくれている。それが一番大事なことだ」
さらにデ・ブール監督は、当日キックオフの笛が鳴ると同時に選手に求めるプレーを説明した。
「まず第一に、ハートでプレーしなければならない。ここには才能豊かな選手がたくさんいる。しかし、本当にひとつのチームになりたいなら、お互いのために戦わなければならない。それが、私が常に求めるものだ。一人のプレーヤーに依存することはできない」
「相手に対しては常にリスペクトを持っている。だが、できるだけゲームを支配し、できるだけ多くのチャンスを作り出すつもりだ」
「全試合に勝利するつもりで臨む。もちろん、リーグを制したいが、それが現実的かどうか、数ヶ月は様子を見る。3位以上の順位で戦っているかどうかをね。多くの試合をこなさなければいけなため、怪我なども含め、多少は運に左右されるだろう」
「ここ数年間、セリエAでトップに立つのが簡単でないことは見てきた。だが、私はここにタイトルを獲得するために来たのだ。初年度にそれを達成できればいいのだが、2シーズン目になることもあり得る。とりあえず様子を見る」
指揮官は、DFアンドレア・ラノッキアについても言及。
「ラノッキアは非常に良いプレーヤーだ。2,3年前、彼はイタリアで1,2を争うディフェンスのタレントだった。今も彼がそうだと私は信じている。私の望むところへ彼を連れて行き、彼に自信を持たせられると確信している」
また、インテルの現在のメンバーや、クラブが関心を示していた選手についての質問にも答えた。
「求めるプレーを実現するためには、強力なメンバーが必要だ。ひょっとしたら、中盤が少し薄いかもしれない。ジョアン・マリオとシソコは、非常に興味深い選手だ。このチームに必要なものを彼らが持っているからね」
「インテルには、良い選手がたくさんいるため、常に選択しなければならない。私はプロフェッショナルで、決断を下すのには慣れているが、良かった決断もそこまで良くない決断もあった。しかし、結局のところ、それがインテルのようなビッグクラブで監督を務める人間の人生だ」
「シーズンは長い。だから全員が必要。出場できないと落胆することもあると思うが、選手はトレーニングかその次の試合でしっかりとアピールしなければならない。アピールが、私送れるベストなシグナルだ」
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