バネガ「インテルから電話がきたら悩むことなどなかった」

 バネガが初めての記者会見に臨み、「ここにいられることを嬉しく思う。どんな選手もこのユニフォームを着たいと願うことだろう。監督が決めるどのポジションでもハッピーにプレーできる」と語った。

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 アッピアーノ・ジェンティーレ発エベル・バネガは、インテルから電話を受けた時に悩むことなどなかったと打ち明けた。

 金曜日にインテル選手として初めて記者会見に臨んだ同選手は、このクラブの一員になったことを喜び、セリエAでプレーすることを楽しみにしていると語った。

 この記者会見にはスポーツディレクターのピエロ・アウジリオも出席しており、「インテルに加わると決断してくれたこの選手をこの場で紹介でき、嬉しく思う。エベルは以前の契約が終了した時、多くのクラブの注目を集めていた。しかし彼はここに来ることを決めた。我々は素晴らしい選手と契約できたと確信している」とバネガを紹介した。

 その後はバネガ自身にマイクが向けられた。

 まず「ここにいられることを嬉しく思う」と話し始めたバネガは、「他にもオファーはあったが、インテルから電話がきたら悩むことなどなかった。インテルはビッグクラブだ。どんな選手もここでプレーしたいと望むことだろう。過去にもインテルとはコンタクトがあったが、その時は移籍が実現することはなかった。だが今、僕はここにいる」と、インテルに加入した喜びを語った。

 バネガはクリエイティブで、多くのファンが見たいと思うようなタイプのミッドフィルダーだ。同アルゼンチン代表は、中盤のどこでプレーすることになってもいいと言い、「今までに多くのポジションでプレーしてきたが、決定権は監督にある。重要なのはピッチに立ち、チームメイトを助け、監督の要求に応えることだ」と説明した。

 インテルは現在、ヨーロッパリーグ参戦のための準備を進めている最中だが、この大会のことをバネガは当然良く知っている。同選手は昨年、セビージャと共にヨーロッパリーグ優勝を果たしているからだ。だが同アルゼンチン代表が目指す目標ははっきりとしている。それはチャンピオンズリーグ出場権の獲得だ。

 「シーズンはまだ始まっていないので、具体的な話をするにはまだ早すぎる。僕たちは毎試合でベストを尽くすつもりだ。もちろん再びチャンピオンズリーグに出場できることを願っているし、その願いをかなえるためにハードワークを行っていく」

 バネガは先日までコパ・アメリカに参加していたが、ユヴェントスFCのゴンサロ・イグアインにセリエAについて話す機会があったかどうか聞かれると、「コパ・アメリカの間に話したよ。イタリアのリーグは、特に戦術的な部分でとても巧妙だとわかっている。毎年チームは良くなっていくが、僕たちは今シーズンを素晴らしいものにしたいと思っている。僕たちができる全てをやり尽くすつもりだ」と打ち明けた。

 同アルゼンチン代表はこれから、アッピアーノ・ジェンティーレで多くのチームメイトやクラブのメンバーと関係を築いていくことになるが、その中には副会長のハビエル・サネッティや主将のマウロ・イカルディも当然含まれる。

 「もちろんハビエル・サネッティとは話をしたよ。彼は重要な役割を担っている。イカルディについては、彼にたくさんのアシストができればいいと願っている。僕たち全員、彼が可能な限り多く得点できるように助けるつもりだ」

 数週間後に行われるパレルモとのシーズン最初のホーム戦では、サン・シーロに背番号19のバネガのユニフォームが当然たくさん用意される。ところで、なぜこの番号を選んだのかとジャーナリストに聞かれたバネガは、「昔、親しい友人に、19は僕のラッキーナンバーだからこの数字を選べと言われたんだ。そして実際、今までのクラブでそれは証明された。だからここインテルでも、このナンバーが引き続き幸運を運んでくれることを願っている」と打ち明けた。


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