カメルーン発 - 西アフリカの国、カメルーンへの旅を一言で表すと「パラダイスから苦難の場所へ」。セントロ・スポルティーボ・イタリアーノのカメルーン支店で働く地元パートナーの同伴で、我々はカメルーン山麓の海辺の街リンベを訪問した。リンベへの訪問は、10日間のトレーニングキャンプに参加するためにカメルーン中から集まった大人30人とたくさんの子供たちのための取り組みだった。
コーチであるダヴィデとシルヴィオは、スポーツを子供たちの身体発達における主要素としてフォーカスしたインテルキャンパスのメソッドを使い、地元コーチ陣にトレーニングを指導。さらに、セントロ・スポルティーボ・イタリアーノから来た若いボランティアたちと共に行った3日間の論理に基づいた実践的セッションは、大盛況となった。
そしてキャンプが続く中、我々はドゥアラに向かい、全く別の取り組みを行った。ドゥアラはカメルーン最大の都市であり主要な港だが、我々の目的は市の刑務所だった。1000人収容として設計されているが、その3倍以上が収監されている。
トレーニングコースには、刑務所内でスポーツと文化的な融合を主張する34人の成人収監者が参加。我々のゴールは、セントロ・スポルティーボ・イタリアーノのカメルーン支店と共に、理論に基づいたフレームワークによって、未成年収監者のトレーニングを提供することだった。我々のコースは彼らにとって彼らが何者なのかを示し、新たなスタートを切るための希望を表すチャンスだ。
この訪問の最後には、中庭で若い収監者とのトーナメントを行われる。通常、料理やカードゲーム、祈祷や散発に使われている中庭が突如、サッカーのピッチに変わるのだ。ゲーム終了後は参加者に証明書と疥癬予防の石鹸が手渡される。