ICC:インテル 1-4 バイエルン・ミュンヘン

 アメリカでのインテル・サマーツアーは、敗北で幕を閉じた。グリーンのハットトリックとリベリーの得点でバイエルンが勝利を手にし、インテルはイカルディのゴールで辛うじて1点を返した。

 シャーロット発 - ロベルト・マンチーニ率いるネラッズーリは、バンク・オブ・アメリカ・スタジアムで行われたインターナショナル・チャンピオンズ・カップ2戦目にてバイエルン・ミュンヘンと対戦した。その結果、インテルは残念ながら、アメリカツアーを敗北で締め括ることとなった。

 後半に入るとインテルのパフォーマンスは明らかに良くなったものの、前半に受けたダメージから回復することはできなかった。試合はバイエルン優位のまま進み、最終的には4-1でドイツのクラブの勝利となった。

 試合開始直後にステヴァン・ヨヴェティッチがこの日最初のチャンスを作り出すも、7分に先制点を挙げたのはバイエルンだった。スピードに乗って駆け上がるダヴィド・アラバがフランク・リベリーからボールを受け、最初のクロスを挙げる。それをジュリアン・グリーンが至近距離からネットに突き刺した。

 その数分後、ファビアン・ベンコがエリア内からリベリーにマイナスのパスを送り、同選手が無人のゴールネットを揺らす。これにより、ドイツのクラブがリードを2点に広げた。

 カルロ・アンチェロッティ指揮下のインテルは試合の流れを掴むことができず、試合開始から30分には更に点差を広げられてしまう。GKトム・シュタルケからボールを受けたリベリーと連係して、サミル・ハンダノヴィッチの守るインテルゴールまで迫ったグリーンが、最後にワンタッチからフィニッシュに持ち込んだ。アメリカ出身の同選手はそれからわずか数分後、今度はラフィーニャの回転のかかったクロスを得点につなぎ、ハットトリックを達成した。

 ハーフタイム後、バイエルン・ミュンヘンはテンポよくボールを回し、ポゼッションをキープしようとする。それに対して前半よりもパフォーマンスが良くなったインテルは、フェリペ・メロのヘディングやクリスティアン・アンサルディの左足シュート、ジョフレイ・コンドグビアの遠目からのシュートなど、数々のチャンスを作り出す。しかし残念ながら、それらの好機が得点に繋がることはなかった。

 試合開始から71分にマウロ・イカルディとセナ・ミアンゲが途中出場する。ピッチに立ったインテルの主将は試合終了直前、バイエルンDFの横パスをカットしてボールを奪うと、ダイアゴナルのシュートを放つ。するとボールは、前に出ていたGKシュタルケに止められることなく、バイエルンのゴールに突き刺さった。

 2分間のアディショナルタイムがあったが、試合がそれ以上動くことはなく、ネラッズーリのアメリカで最後の試合は4-1の敗北に終わった。

インテル 1-4 バイエルン(前半4-0)
得点者
:グリーン(7分、30分、34分)、リベリー(13分)、イカルディ(89分)

インテル:1 ハンダノヴィッチ(79分、30 カリーソ);33 ダンブロージオ、25 ミランダ、13 ラノッキア、、18 エルキン(46分、12 ベッサ); 55 長友、5 メロ、7 コンドグビア、15 アンサルディ(71分、95 ミアンゲ);8 パラーシオ、10 ヨヴェティッチ(71分、9 イカルディ)
控え:46 ベルニ、92 ディ・グレゴリオ、11 ビアビアニー、21 サントン、91 ゾンタ、93 バカヨコ、96 デッラ・ジョヴァンナ、99 ピナモンティ
監督:ロベルト・マンチーニ

バイエルン・ミュンヘン:22 シュタルケ; 13 ラフィーニャ、8 ハヴィ・マルティネス、15 フェルドハーン、27 アラバ;6チアゴ、23 ビダル、40 ベンコ;7 リベリー、37 グリーン、38 パントヴィッチ
控え:26 ウルライヒ、14 シャビ・アロンソ、16 ティルマン、18 ベルナト、21 ラーム、24 エズトゥルク、30 ドルシュ、34 ラッペ、39 クルニツキ
監督:カルロ・アンチェロッティ

イエローカード:リベリー(26分)
アディショナルタイム:2+2分

主審:Mark Kadlecik          
副審:Hurd、Muschick
第4審:Solorio

 


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