ウォールストリートで会長トヒルのインタビュー

 ニューヨーク証券取引所にてClass CNBCのインビューを受けたトヒルが、「我々は協力し合い、インテルがし続けるために意見を交換している。我々の収入は増加し、ファン層も広がった」と語った。

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 ニューヨーク発 -  エリック・トヒルは29日の朝、ニューヨーク証券取引所でClass CNBCのインタビューに応じた。インテル会長の発言をまとめて紹介する。

 「この夏は、アメリカで素晴らしい経験をすることができた。それはインテルのチームとサマーツアーに関することだけではない。世界29カ国におけるインテルキャンパスの活動のおかげで、国連を訪問することにもなった」

 「サッカーを通じてこのような子供たちを支援することは重要だ。彼らは物事を変えることができる。世界において我々は兄弟であり、サッカーは多くの人々に届き、彼らの生活を向上させることができる」

 「パン・ギムン氏は世界的な著名人だが、本当に地に足のついた思考をする方だ。大変重要な役割を担っているが、同時に謙虚でもある。彼のように世界的に一流の人物にインテルの試合を観戦しに来ていただき、大変光栄に思う」

 「サッカーに関して予測することは常に難しいし、議論すべきことがたくさんある。何か偉大なことを成し遂げるためには、協力し、アイデアを共有しなければならない。監督は重要な役割を果たすものであり、我々の監督はクラブと良い関係を築いている。常に全ての意見が一致するわけではないが、関係は良好だ。誰もがそれぞれの意見を表明できることは重要だ。そうすることによって、我々はチームとして共に働くことができる」

 「新しく加わる選手もいれば、去る選手もいる。だが我々はビッグクラブだし、我々にとって最高の選手をキープしたいと願っている。直近2シーズンで我々は15人の選手と契約したが、その中から先発メンバーに定着したのはわずか2人のみだった。チームに加えようと試みているが、去年のように7人や8人も新しい選手は必要ない」

 「移籍に関する決断は、経営陣と蘇寧が共に下す。監督、スポーツディレクター、そして経営陣が同じヴィジョンを共有していることが、サッカーでは重要だ。ある選手と契約を結ぶかどうかは、私一人に委ねられているわけではない。私はチームと話し合わなければならない」

 「これからは、どのようにインテルをより良くしていくかについて、蘇寧と理解し合うことが必要となる」

 「私が移行期間を指揮していると言われたが、その通りだ。否定できない。我々はサン・シーロを改修し、1億6400万ユーロから1億8600ユーロへと収入も上がった。そして現在、我々のファンは3億1100万人にも及ぶ。大変満足している」

 「新しいオーナーのチャン氏は、インテルが確実に成長するためには、経営陣とチームが一丸となって努力することが重要だと、改めて強調した」

 「ビジネスマンである私は、常に耳を傾ける準備ができている。ここウォールストリートの企業は常に新しいパートナーを探し、彼らの成長を助けようとしているが、それは我々にも言えることだ。私に新しい投資家の話を聞く気がなかったなら、インテルはこれほど早く成長していなかっただろう。アジアのマーケットは成長しているが、我々の心はイタリアにある。インテルの会長として、私自身のためではなく、クラブのために最善の決断をしてきたと信じている」

 「私が一番インテルの選手として見てみたい選手は、私にとって重要な選手ではなく、チームにとって重要な選手だ。私の夢の契約はメッシだ。彼は世界で最高の選手の一人であり、クラブも彼が所属したら大変喜ぶだろう」

 インタビューを終えたエリック・トヒルは、この金融街で過ごす朝の次の予定として、ブルームバーグを訪問した。


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