トヒル「イカルディは売らないし、我々の監督はマンチーニだ」

 インテルの会長がニュージャージーで、インテル・チャンネルの特別インタビューに応え、「蘇寧と経営陣は、我々が目標達成できるようにチームを強化していきたいと考えている」と語った。

 ニュージャージー発 - エリック・トヒルが、アメリカツアー2週目に入ったチームが滞在しているニュージャージーで、インテル・チャンネルの特別インタビューに応えた。

 3日間にわたる経営陣とのミーティングの1日目、同会長はインテルのチームホテルにて、「経営陣とのミーティングのために今日ここに来たことは良いことだ。このミーティングは毎シーズン前に必ず行われており、一度目はワシントン、2度目は中国、そして3度目の今回はニューヨークとなった。このミーティングは我々にとって、一堂に会して新シーズンにおける我々の方針と経営上の目的を定める重要な機会だ」と述べた。

 続けてトヒルは、「今年、我々のオーナーは新しくなった。だから彼らがここに来て、中国でどのようなプランを計画しているのか知ることは良いことだ。中国では新しいオフィスの開設や、施設やインテル・アカデミー・センターの開発を考えている。アジアは巨大なマーケットであり、我々は今後5年間においてそこでの成長を目指している」と今後の計画の一端を明かした。

 その後、移籍の噂があるイカルディについて、「我々はイカルディを売却するつもりはない。ナポリを含めて多くのオファーがあったが、彼を手放すつもりはない。彼の契約は去年延長された。我々は家族のようなクラブで、もしも問題があるなら、それについて常に話し合うことができるし、未来に共に達成したい目標について議論することができる。彼はキャプテンであり、我々にとって重要な選手だ。彼がインテルにいることを、とても幸せに思っている」と説明。更に監督についても言及し、「我々の監督はロベルト・マンチーニだ。彼はここアメリカで、ピッチではチームのトレーニングを行い、ピッチ外ではマネージメントにも関わっている。彼の働きを大変信頼している」と、強調した。

 そして再び経営陣とのミーティングに話題を戻した同会長は、「我々は明日からの2日間を共に過ごし、その後も再会してはお互い助け合うことになる。私はインテルの経営構造に大きな信頼を置いている。我々は個人としてでなく、全員が一つになって共に働く」とコメントした。

 トヒルは最後に、「ニューヨークは美しい所だが、我々は休暇を楽しむためにここに来たのではない。今日、我々は経営陣と蘇寧とともに、チームの強化について話し合った。我々は何人かの選手を手放し、ヨーロッパリーグを戦う21人のチームを作り上げるために、いくつか大変良い契約を結んだ。だが、我々はここで止まらない。蘇寧と経営陣は、我々が将来セリエAで優勝し、目標を達成するために、更にチームを強くしていきたいと考えている。その目標のうちの一つは、チャンピオンズリーグに再び出場することだ」と、新オーナーと経営陣の考えについて触れ、未来の成功に向けて意欲的な姿勢を見せた。


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