ヨヴェティッチのヒールが、インテルを2-1の勝利へ導く

 アレンに先制ゴールを決められるも、42分にダンブロージオが同点弾を叩き込む。そして、最後はステヴァン・ヨヴェティッチが芸術的なヒールでネットを揺らし、インテルが勝利した。

 ソルトレイクシティ発 – インテルはリオ・ティント・スタジアムで火曜日の晩、レアル・ソルトレイクとテストマッチを行い、サマーツアー2016を2-1の勝利でスタートさせた。

 お互いが探り合う静かな展開で試合は始まる。すると12分、フェリペ・メロが低い弾道のシュートを放ち、ソルトレイクゴールを脅かす。

 その数分後にはインテルサイドも息を呑むことになる。ウィンガートが右足一閃、際どいドライブシュートを放ったのだ。しかし、それよりも良くない事態はその後に待ち受けていた。17分、コーナーのこぼれ球にいち早く反応したジョーダン・アレンに押し込まれ、1-0と先制される。

 ネラッズーリ(=インテルの愛称)はしかし、すぐに自分たちのペースを取り戻し、イカルディとメロがチャンスを作り出す。

 そしてハーフタイム3分前、エルキンのコーナーにファーサイドに飛び込んだダニーロ・ダンブロージオが、豪快ボレーを叩き込み、1-1の同点に追いついた。

 後半からはメンバーを入れ替えるマンチーニ監督。イカルディ、ビアビアニー、エルキン、ミランダに代わり、ステヴァン・ヨヴェティッチ、長友佑都、ダニエル・ベッサ、ロリス・ゾンタを投入した。

 だが、最初にチャンスを掴んだのはホームチームだった。最終ラインに上手く抜け出したスターツァーがフィニッシュまで持ち込むが、ぎりぎりのところでハンダノヴィッチがセーブした。

 マンチーニは68分、フェリペ・メロに代え、アレックス・モハメド・バカヨコを投入。フランス出身の若手は、交代するとすぐにチャンスを作り、右足のボレーを披露した。

 74分、そのバカヨコとヨヴェティッチが勝ち越しのチャンスを得ると、その直後はヨヴェティッチが更なるビッグチャンスを手にするが、決めきれない。

 徐々に両チームのスピードが落ちていき、このまま引き分けに終わるかと思われた。だが試合終了間際、ヨヴェティッチが技ありのヒールキックでネットを揺らし、インテルが2-1で勝ち越した。

 次の対戦相手はパリ・サンジェルマン。インターナショナル・チャンピオンズ・カップの初戦となるこの試合は、今週の土曜日に行われる。

インテル:1 ハンダノヴィッチ - 33 ダンブロージオ、25 ミランダ、13 ラノッキア、15 アンサルディ - 11 ビアビアニー、5 メロ、7 コンドグビア、18 エルキン - 8 パラシオ、9 イカルディ
控え: 30 カリーソ、46 ベルニ、92 ディ・グレゴリオ、10 ヨヴェティッチ、12 ベッサ、27 ニュクリ、55 長友、91 ゾンタ、93 バカヨコ、95 ミアンゲ、96 デッラ・ジョヴァンナ、99 ピナモンティ
監督: ロベルト・マンチーニ

レアル・ソルトレイク: 24 アッティネラ - 16 ウィンガート、4 オラヴェ、15 グラッド、2 ベルトラン - 27 スターツァー、70 アレン、5 ベッカーマン - 10 プラタ、7 マルティネス、14 モフシシアン
控え: 1 フェルナンデス、18 リマンド、3 カヴィタ、6 オクオヌ、11 モラレス、12 ホルネス、17 フィリップス 、19 マルホランド、21 マウンド、25 アコスタ、80 ガルシア
監督ジェフ・カッサー

主審:Tyler Ploeger
副審:Zablocki, Major
第4審:Jensen


 English version  Versión Española  Versi Bahasa Indonesia  Versione Italiana 

tags: 親善試合
読み込み中