インテルの成長に満足しているマンチーニ

 インテルの監督が今季初めての記者会見にて、「良い基盤を築いており、目指す状態からそれほど離れてはいない。再びチャンピオンズリーグに出場したいが、何よりインテルは常にトップを目指さなければならない」と発言した。

 リスコーネ・ディ・ブルニコ発 - インテルが昨シーズンから更に前進することを確信しており、来シーズンでのタイトル獲得を目指すロベルト・マンチーニ。新シーズンに入って初めての記者会見に臨んだ同監督は、昨シーズンに築いた基礎はネラッズーリにとってこれから先の12ヶ月にてプラスに働くだろう、とジャーナリストの前で断言した。

 マンチーニはまず、「昨季、我々はチャンピオンズリーグ出場権を手に入れることはできなかったが、インテルにとって良いシーズンになったと考えている。我々は20節においてリーグトップだったが、長い間そのようなことは成し遂げられなかった」と前シーズンを総括。そして続けて、「我々は安定した基盤を築き、ヨーロッパの半分が熱望するようなクオリティーの高い選手を獲得することができた。新しいチームを作り上げるのは簡単なことではないが、現在既に強く安定した部分があり、目指す状態からそれほど離れていないと思う」とチームの現状を報告した。更に「我々の目標は、昨シーズンよりも更に良いシーズンをプレーすることだ。再びチャンピオンズリーグに出場したいが、何よりインテルは常にトップを目指さなければならない」と新シーズンに向けた意気込みを語った。

トレーニングキャンプについて:

 「私は監督で、私の仕事はその時に起用可能な選手たちと共に働くことだ。これまで良いトレーニングができているし、選手たちは多くの努力をしている。また、各国代表に招集された選手たちが戻ってくるのが楽しみだ。彼らはまずここで下部組織の選手たちと共にトレーニングを行う。我々全員が再開を果たすのは、8月初頭になる」

イカルディについて:

 「私が言えるのは、彼が本当にハードにトレーニングに取り組んでいるということだけだ。その他には何の問題もない。私が気にかけるのは、彼がプレーしてたくさんのゴールを決めるかどうか。それが全てだ」

自身の契約について:

 「まだ1年残っているのだから、それほど重要ではない。私は自分の仕事を愛しているし、常にベストを尽くそうとしている。この職に就いてからずっとね。2週間前にオーナーと会って話をしたが、何も問題はなかった」

ガブリエル・ジェズスとジョアン・マリオについて:

 「ガブリエル・ジェズスは大きな可能性を秘めた若い選手だ。その才能を十分に開花させることができたなら、一流のストライカーになるだろう。ジョアン・マリオはブロゾヴィッチに似たタイプの選手だ。サイドでも良いプレーのできるMFだ。両者とも優れた選手だが、セリエAに慣れるには少し時間がかかるものだ。だから2人がインテルに来るとしても、まずは順応するまでに時間を必要とするだろう」

ステヴァン・ヨヴェティッチについて:

 「彼がインテルを離れるとは考えていないが、私はこの問題に答えるべき正しい人物ではない。現在彼はインテルの選手で、本当によくトレーニングを行っている。そして私は、彼がインテルに来てから2年目となる新シーズンに、更に良いプレーができるようになると確信している」

エベル・バネガについて:

 「バネガは、好んで様々な働きをする選手だ。シャドーとしてプレーしたり、または少し低い位置でビルドアップをしたりもする。彼はアルゼンチン代表としてプレーしており、クオリティーとカリスマを備えている。彼は我々にとって大きな助けになると、私は確信している」

ペリシッチとエデルについて:

 「彼らはユーロで素晴らしいパフォーマンスを見せたが、私はそうなることを全く疑っていなかった。最初誰もがペリシッチを批判したものだが、今ではその全員が彼を欲しがっている。エデルは、我々チームの調子が悪かった1月に加入したため、少し苦労したようだ。だが彼は、ピッチ内外で常にプロとして模範的だ」


 English version  Versión Española  Versi Bahasa Indonesia  Versione Italiana 

読み込み中