ミラノ発 - 今夜はローマのオリンピコでラツィオと対戦する。第36節をOptaのデータで予習しよう。
【直接対決】
ラツィオはミランと並んで、セリエAで最もインテルが引き分けている相手。過去に52回引き分けだった。
ただし、ここ15回の対戦で引き分けは1度だった。インテル8勝、ラツィオ6勝である。
ラツィオはインテル戦11試合連続で得点を挙げている。
最も多い結果は1-1で28回。最後にこのスコアで終わったのは2008年3月の対戦。
最も大きな差がついたのは、1934年3月の8-1と、1961年3月の7-0。いずれもインテルの勝利だった。ラツィオにとっては、セリエAにおけるクラブ最多得点差での敗北だ。
直近2回のこの対戦では、4枚のレッドカードが出ている。ラツィオに3枚、インテルに1枚だ。
【ローマでの戦績】
昨年5月10日の対戦では、エルナネスのドッピエッタで勝利を収めた。ラツィオは4連勝中だった。
【フォーム】
ラツィオは2連敗中。その間のゴールはわずか1つ。それ以前の2試合では無失点で2連勝だった。
ラツィオは最後の3連敗が昨年11月。
ラツィオはホームゲームで勝利と敗北を7試合交互に続けている。最後のホームゲームはエンポリ戦で、2-0の勝利だった。
インテルはここ8試合、ジェノア戦を除いて最低1ゴールを決めている。その間に獲得した勝ち点は16。この期間に獲得した勝ち点としては、ユヴェントス(24)、ローマ(18)に次ぐ3番目。
アウェーゲームに限定すると、インテルはここ8試合で1勝のみ。無失点だったのはフロジノーネ戦1試合のみ。
【スタッツ】
欧州主要5大リーグで47得点で19勝を収めているチームはない。
ラツィオは枠内シュート2.9本あたり1ゴールを決めていることになる。これを上回るのはローマとキエーヴォのみ。ただし、シュートが枠内に飛ぶ割合は37%で、これに劣るのはフロジノーネのみ。
ラツィオはクロスの本数が最も多く755本。しかし、クロスから生まれた得点はわずかに5。
ラツィオは最初の15分で11失点。リーグワーストだ。開始30分までの失点では、ローマ(31失点)に次ぐ2位で30失点。
インテルはラスト15分のゴールが38%を占める(32得点中12)。最も割合が低い。
ラツィオは今季、まだDFによるゴールがない唯一のチーム。
ラツィオはホームゲームでリードした状況から落とした勝ち点が2。ユヴェントスと並んでトップの数字。その上、インテルはアウェーゲームでビハインドの状況から勝ち点を手にしたことがない。
ラツィオはここまでPKが9。トリノの11に次ぐ数字だ。
【選手個々】
ラツィオの直近10ゴールのうち9ゴールは、カンドレーヴァかクローゼがゴールかアシストで絡んでいる。
カンドレーヴァは2008年1月、ウディネーゼVインテルでセリエAデビューを飾った。それ以降、インテル相手に4ゴールを決めている。うち3ゴールがここ2回の対戦だ。カンドレーヴァはここまで197本のクロスを挙げている、ヴルサリコの206本に次ぐ数字だ。
ラツィオはクローゼが先発したここ3試合すべてで勝利を収めている。その間、2回のドッピエッタと2本のアシストがあった。クローゼはオリンピコでのインテル戦ここ3試合のうち2試合でラスト10分に決勝点を決めている。
2014年12月、フェリペ・アンデルソンはインテル戦でイタリア初のドッピエッタを達成した。彼はオリンピコでの最後の得点が2月のヴェローナ戦。
オナジはセリエA初ゴールの相手がインテル。2013年5月、3-1でラツィオが勝利したゲームだ。
イカルディはインテルのここ7得点中5得点に関与した。3ゴール2アシストだ。今季のカンピオナートで2ケタゴールを挙げている選手の中では、シュート決定率が2番目で30%。トップは31%のマンジュキッチだ。
エデルは2007年3月のラツィオVエンポリでセリエAデビューを飾った。過去7回の対戦すべてで負けている相手で、彼自身のゴールもまだない。
反対に、リャイッチにとっては相性の良い相手。これまでに4ゴールを決めている。2010年、フィオレンティーナの選手として初めて決めたセリエAでのゴールも含まれる。
パラシオはラツィオ戦11試合で7ゴールを記録。9ゴールを挙げているパルマに次ぐ好相性の相手だ。ただし、インテルの選手としてオリンピコでのラツィオ戦でゴールを決めたことはまだない。
インテルのGK3人はいずれも元ラツィオ。ハンダノヴィッチは2005-06シーズンに1試合だけ出場。カリーソはラツィオでセリエA25試合に出場し、ベルニは6試合に出場した。
【監督】
シモーネ・インザーギとロベルト・マンチーニの初対決。2人は元チームメートで、その後に監督と選手の関係になった。
マンチーニは1997~2000年にかけてラツィオでプレーした。その間に1度のスクデットと2度のコッパ・イタリアを獲得。そのほかにスーペルコッパ・イタリアーナ、UEFAスーパーカップを勝ち取っている。2003-04シーズンには監督としてコッパ・イタリアを制している。
マンチーニは前半戦の対戦で、対ラツィオ初黒星を喫した。それ以前は5勝5分け。
【審判など】
インテルはここまでのファウルが462回。これは414回のナポリに次ぐ少なさ。ただし、退場者はここまで10人。アタランタの14人に次ぐ多さである。
【出場停止】
[ラツィオ]:なし
[インテル]:なし
【累積リーチ】
[ラツィオ]:ビリア、ジェンティレッティ、ケイタ、ホード
[インテル]:ハンダノヴィッチ、ヨヴェティッチ、ペリシッチ、テレス