ミラノ発 - 今夜、ネラッズーリは非常に大事な一戦に挑む。フィオレンティーナとの直接対決だ。Optaのデータを下にこの大一番を予習しよう。
【直接対決】
この2チームがセリエAで対戦するのは、これが156回目。ネラッズーリが63勝、ヴィオラが42勝、引き分けは50回だ。
ヴィオラはここ3回のカンピオナートでインテル戦に勝利している。インテル相手の4連勝は1940〜42年にかけて達成のが最後。
ヴィオラはインテルとのセリエAで7試合連続得点中。1試合平均は2.1得点。
【フィレンツェでの戦績】
フィオレンティーナホームでのセリエAは、27勝と18勝でフィオレンティーナがリード。
インテルはフィオレンティーナのホームで引き分けた回数が最も多い。これまで32回だ。
【フォーム】
パウロ・ソウザのチームは4試合負けていない。ホームで2勝、アウェーで2分けだ。フランキでは16試合連続得点中で35ゴールを挙げている。1試合平均2.2得点だ。
ロベルト・マンチーニのチームは、ここ3試合で6失点。それ以前の12試合では7失点。
【スタッツ】
フィオレンティーナはインテルより12得点多い(42ー30)。シュート数の差はわずかに6本(347ー341)。ヴィオラの決定率はセリエAで3番目の16.5%。ヴィオラの被シュートは212本で、これより少ないのはユヴェントスのみ。平均のボールポゼッション率はトップで62.6%。
シーズン後半戦に入り、ヴィオラの1試合平均パスは541本。前半戦は617本だった。フィオレンティーナはエリア外からのゴールが6で、これを上回るのはナポリのみ。しかし、インテルはエリア外からの失点が最も少なく、ここまで1失点だ。フィオレンティーナは前半の得点がカンピオナートのトップで、23ゴール。
インテルはここまで20失点で、うち45%にあたる9失点がセットプレーから。これを上回るのはミランだけで46%。
ボローニャ戦でゴールを決めたベルナルデスキは、ヴィオラにとって今季14人目の得点者になった。ローマの17人がこれを上回る。
フィオレンティーナはホームでリードを奪った状態から勝ち点を失ったことがないセリエA唯一のチーム。
しかし、ビハインドした状態から手にした勝ち点が1しかない。
フィオレンティーナは、エンポリと並んで、ここまで最も多くのPKを得たチーム。7回あり、すべて決めた。
【選手個々】
パスクァルはセリエA300試合目。
リャイッチとヨヴェティッチは、古巣との対戦。セルビア人は、ヴィオラでセリエA78試合に出場して15ゴールを記録。モンテネグロ人は116試合で35ゴールだ。リャイッチは昨年1月、ローマのユニフォームで古巣からゴールを決めた。インテルではここ9回の出場でゴールがない。ヨヴェティッチはここ7回の出場で6本のシュートを放った。枠内シュートは2つ。これは開幕戦のアタランタ戦と同じ数字だ。
イリチッチにとってセリエA初ゴールはインテル戦だった。2010年9月にパレルモの選手としてインテルからゴールを決めている。出場した2試合で続けてゴールがない。3試合連続のノーゴールとなれば、10月以来のことだ。
前半戦の対戦では、カリニッチが初ゴールを記録。この試合では、彼にとってここまで唯一のセリエAでのハットトリックも達成している。
ババカルは7試合ノーゴール。これは2014年に彼がフィオレンティーナに復帰してから、最も長い期間のノーゴールだ。
トモヴィッチは2014年10月のインテル戦でゴールを決めて以降、カンピオナートでの得点がない。
コネは13−14シーズンのインテル戦で2試合ともゴールを決めた。当時はボローニャの選手だった。
イカルディはセリエAで4シーズンを過ごし、3回目の2桁得点を達成した。昨季は同じ時点で1点多かった。10ゴールのうち6ゴールはアウェーゲーム。アウェーでのゴール数がイカルディよりも多いのはイグアインだけ。
エデルはインテルにきて3試合でまだ得点がない。4試合連続ノーゴールは昨年4月が最後。エデルはセリエAでのフィオレンティーナ戦9試合で2ゴール。7得点以上決めている選手でトップの決定率はバッカの33%。イリチッチ(28.6%)、エデル(27.3%)、イカルディ(27%)と続いている。
ヴェローナ戦ではペリシッチがセリエA同一試合で初めてとなる1ゴール1アシストを記録した。
ボルハ・バレロは敵陣でのパス成功が923回でリーグトップクラス。ジョルジーニョとハムシクが上にいるだけだ。チームメートのシュートチャンス演出回数は53回で、これもハムシクとディバラに次ぐ3番手。
サラテは2011−12シーズンにインテルでプレーした。セリエA22試合に出て2ゴールを記録。
【監督】
パウロ・ソウザとマンチーニが監督として対決したのは過去に1度。シーズン前半戦の同カードで、そのときはヴィオラが4−1で勝利している。
マンチーニはフィオレンティーナで監督デビュー。2001年3月から2002年1月まで担当し、コッパ・イタリア優勝を経験した。ヴィオラとの対戦は11回目。戦績は6勝1分け3敗。
【審判など】
パオロ・シルヴィオ・マッツォレーニはセリエA148回目の主審担当。
マッツォレーニは今季10回主審を担当して、ここまでに4回のレッドカードを出した。うち1つがインテル戦。昨年12月のラツィオ戦でのフェリペ・メロに対するものだ。
インテルはナポリに次ぐファウルの少なさ。ここまで316回だ。
ヴィオラはここまでオフサイドが44回で、どのチームよりも少ない。
【出場停止】
[フィオレンティーナ]:マティ・フェルナンデス(1試合)
[インテル]:フェリペ・メロ(1試合)
【累積リーチ】
[フィオレンティーナ]:アロンソ、バデリ、ボルハ・バレロ
[インテル]:コンドグビア、メデル、テレス