アウジリオ「我々は生きているし団結している」

ネラッズーロのスポーツディレクターが、会見に臨んだ。「我々はマンチーニとチームにとても満足している。我々は困難もあった。だが、それをどう乗り越えるかは分かっている」。

アッピアーノ・ジェンティーレ発 - ネラッズーロのスポーツディレクターであるピエロ・アウジリオが、インテルVキエーヴォの前日会見で記者の質問に答えた。「インテルのペナルティー? 我々は審判の判定などについて話すためにここにいるのではない。そのときの感覚は、試合後に表明したとおりだ。しかし、だからといって、我々がすべての責任が審判にあると思っているというわけではない。自分たちの責任もある。結果が出ていないとき、その原因のすべてが審判にあると言うことなどできない」。

「マンチーニが今季終了後にいなくなる? 笑ってしまうね。ダービーやTIMカップの準決勝で負けただけで、すぐに周りは場外の話題にしたがる。監督はインテルに満足しており、クラブは彼の仕事ぶりにとても満足しているんだ。長い時間、首位にいたチームだよ。まあ、そういった雑談に対してできることはわずかだ。自分たちの価値を示すのはピッチ上だね」。

インテルはメルカートでもっと多くのことをできたのだろうか。「夏にやったことを再びやった。監督とクラブでともに取り組んだ。技術的な観点からだけでなくてね。たくさんのクオリティーある選手がいる。しかし、インテルがそういった選手たちを獲得できる状況だとは言っていない。だから、我々は自分たちの可能性の中で素晴らしくて有益な選手たちをチームに加えた。UEFAと合意して、ファイナンシャル・フェアプレーを尊重しながらね。我々は素晴らしいチームをつくった。マンチェスター・シティ、ヴォルフスブルク、モナコといったクラブから素晴らしい選手を獲得した。1月6日にインテルは首位にいた。マンチーニがそのチームを率いた監督と同じであることを忘れないでほしい。偉大なチームをつくるには、時間がかかる。だが、結果はこれから出てくる」。

キエーヴォ戦については、こう話した。「勝たなければいけない、とても重要な試合だ。1−0でたくさん非難されたが、私はそれで良い。明日は勝ち点3が重要で、それは目標達成のために重要になる。何が起きたのか? シーズンをずっと最高の状態で過ごせるチームは存在しない。10、11人の新選手を迎えたインテルのようなクラブなら、なおさらそれは大変だ。フィジカルの問題とは思わない。自分たちのミスのせいもあるが、多くの不運もあった。だが、我々は生きているし、困難はあった。どうやって乗り越えるかは分かっている。みんなでより強くならないとね。批判が拍手に変わるときがくると確信しているよ。明日の先発? 私はマンチーニほどじゃないからね。1人にしておこう。イカルディだ」。

「コンドグビアとペリシッチに何を期待していたのか? ほかのリーグからやってきた選手たちだ。一部の人が言うほどひどいとは思わないね。いずれにしても、選手を評価する基準はいくら払ったかではない。例えばコンドグビアは若い。ほかのリーグからきた。言葉もチームメートとのことも進歩が必要だ。それにメディアが彼のパフォーマンスに注目する。常に彼の値段を考えるのは正しいことではない。彼はプロの選手としても人間としても成長しているよ。彼は成長が必要で、アドバイスも周囲のサポートも必要だ。我々インテルはそれをやる。彼は素晴らしいプロ意識を持っている偉大なタレントだ。今言われていることは、すぐに忘れられるだろう」。

リカルド・アルバレスの移籍金は入るのだろうか。「時期は分からない。とにかく、契約書がある以上シンプルだ。私はほかのディレクターとともにその契約の主役であり、内容は分かっている。だから状況ははっきりしているよ。1050万ユーロが支払われなければいけない」。

「なぜ中盤ではなく前線を補強したのか? 簡単だ。1人しか獲得できなかった。財政面の問題でね。我々は現状を評価し、動きを変えた。最初は中盤を狙っていたが、獲得できる一流選手が多くなかった。サッカーはレジスタなしでもプレーできる。そして、攻撃の補強に動いたんだ。攻撃陣は良い選択肢がある。それぞれが違うものを提供してくれる。ニュクリは市場から外すことにした。彼はプレーしたときに良いパフォーマンスをした。コーチは彼を評価している」。

「マンチーニの苛立ち? 毎日彼と会っているが、そうは思わない。先月は自分の家族よりも、彼とランチとディナーを一緒にしているけどね。落ち着いているよ。前よりも冷静だ。おそらく、怒りはあっただろう。だが、それは個別の出来事だ。今はみんながミランが3−0で勝ったと言っている。だが試合はみんなが見ているね。前半はインテルの方が勝利に近づいていた。後半はレッドカードがあるべきだったし、こちらはPKを失敗した。そして2点差になり、試合は変わってしまったんだ」。

メルカートに話は戻る。「2週間の精神的な休息をとり、今のことに集中だ。すでに将来のプランはあり、考えがある。来月はまた前進だ。次のシーズンに向けて準備だね。バネガがすでにメディカルチェックを受けた? ノーだよ。我々は注目しているが、セビージャの選手だ。今季で契約切れということは知っているが、今は何もできないね。エデルの加入でラベッシが消滅? 我々はたくさんの選手をチェックしている。ラベッシも我々が注目する選手だが、まだ彼の将来は決まっていない。トゥーレが夏のオプションに? 現時点で、それを考えるエネルギーはない。昨年夏の物語だ。彼の代理人が言ったことは聞いていないよ。ピルロ? 彼がインテルに近づいたことはない」。

マンチーニのマネジメントにも触れた。「これは私が話す必要がないことだ。だが、評価をするなら、全体を対象にしなければいけない。モントーヤはウディネーゼ戦でサプライズだったし、ダンブロージオと長友はローマ戦で素晴らしかった。サントンはダービーのサプライズ? ダヴィデはインテルの選手だ。たくさんの試合に出てきた。それから負傷があったね。そこから回復してピッチに戻るために、またコンディションを上げる必要があった。いずれにしても、ひどいパフォーマンスではなかった。3点目にミスがあったが、それは疲労によるものだ」。

最後に、将来に目を向けた。「チャンピオンズリーグの出場権次第? AプランとBプランを考えなければいけない。もちろん、5月15日まで止まっているわけではない。そして、大陸で最も大きな大会に出るかどうかでメルカートが変わるかもしれないと言わなければいけない。出場できれば、より多くの動きがあるのは普通だ。チャンピオンズリーグ出場権がなければ、重要な資源が失われる。とにかく今は数日間休養だ。それから次のシーズンを考える。ソリアーノが来季に? 今回のメルカートでも考えたが、エデルを選んだ。サンプドリアとの間には、良い関係があるだけだよ」。


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