ミラノ発 - 今夜、シーズンで最も熱くスペシャルな一戦が行われる。ミランVインテルのダービーだ。
この大一番を、Optaが提供するデータで予習しよう。
【直接対決】
セリエAでのダービーは164回目。インテルが61勝52分け50敗。
ミランにとって、インテルはセリエAで最も多く負けている相手で、最も多くのゴールを許している相手。61回の敗戦で失点は225。
ここ7回のダービーでは、どちらも複数得点を記録していない。
ロッソネーリは直近9回のダービーで1勝3分け5敗。
2005−06シーズンから今日まで、インテルはリーグ戦のダービーを21回戦い12勝している。
このカードで最も多い結果は1−1。過去に26回あった。最後にこのスコアで終わったのは2014年11月の対戦。
スコアレスは過去に12回。昨季後半戦のダービーもそうだった。
【ミランホーム】
ミランホームでのここ10回のダービーでは、引き分けが1度だけ。2014年11月はメネスとオビの得点で1−1だった。ミラン5勝、インテル4勝である。
ミランホームでのここ2回でのダービーは退場者が出ていない。それ以前の7試合では8人の退場者が出ている。インテル5人、ミラン3人だ。
【フォーム】
ミハイロヴィッチはインザーギ体制の同じ時期に比べて勝ち点4多く獲得している。2013−14シーズンと比べると勝ち点5多い。
ミランはカンピオナートここ8試合で黒星1つ。残りは3勝4分け。
ミランはサン・シーロでの直近7試合で4失点。最初の3試合では7失点していた。
インテルはここ5試合で勝ち点5。今季2度目の低迷期を迎えている。最初は10月の4試合で勝ち点3という時期だ。
1995年から今まで、第21節まで消化して26得点以下だったのは2000−01シーズンだけ。そのときは最終的に5位だった。
今季のインテルは複数得点がカルピ戦、フロジノーネ戦、ウディネーゼ戦だけ。ただし、得点を奪えなかった試合も2試合だけだ。
マンチーニのチームは、3試合連続失点が今季初。
【スタッツ】
インテルの失点14は、リーグ最少。
ミランは後半に17失点。インテルの全体の失点よりも3多い。
インテルはウディネーゼ、ヴェローナとともに、開始15分までの得点がないチーム。ここ4失点のうち3失点はラスト5分を切ってからの失点で、うち2つはアディショナルタイムだった。
ミランは25失点のうち12失点がセットプレーから。
セットプレーからのゴールがインテルよりも少ないのは、カルピ(1)とジェノア(2)だけ。インテルは6ゴール。
インテルはここまでヘディングでのゴールがないセリエA唯一のチーム。ミランはユヴェントスとパレルモの8ゴールに次ぎ、7つのヘディングゴールがある。
ミランはペナルティーエリア外からのゴールがまだない。ウディネーゼ、ヴェローナと一緒だ。
インテルは今季、6回ビハインドを背負う状況になったが、そこから勝ったことがまだない。2分け4敗だ。だたし、リードした状況からの敗戦もない。こちらは14回で12勝2分け。
【選手個々】
ボナヴェントゥーラはセリエAでのインテル戦7試合で4ゴールを挙げている。最も得意としている相手だ。だが、ミラノダービーではまだ出番がない。ボナヴェントゥーラはここまで7アシスト。これを上回るのはインシーニェの8アシストだけ。
バッカはセリエA2試合連続得点中。イタリアにきてから3試合連続はまだない。オフサイドの回数はリーグ最多で31回。
イカルディは再びセリエA50ゴールに挑戦する。ここまで107試合に出場した。インテルの点取り屋は3試合ゴールなし。最も長く得点がなかった期間は2014年10月の5試合だ。ミランは彼にとって、トリノと同じく、ここまでセリエAで1回より多く対戦してゴールがない数少ないクラブ。サンプドリアで1回、インテルで5回戦い、まだ得点がない。イカルディは27本のシュートで8ゴール。29.6%の決定率は、バッカ(34.5%)、エデル(31.6%)に次ぐリーグ3位。5本以上シュートを放った選手を対象にしたデータ。
パラシオは昨季と同じように、カンピオナート14試合目の出場で初ゴールを記録した。昨季は最終的に8ゴール。2013年12月のダービーでは、決勝点を挙げた。
ペリシッチはカンピオナートで12試合得点がない。最後のゴールから19本のシュートを放て散る。一方で、イカルディのここ2ゴールをアシストしたのも彼だ。
クツカは1月9日のローマ戦でミランでの初ゴールを記録した。その前のゴールは昨年5月にジェノアでプレーしていたときのインテル戦だ。
バロテッリはネラッズーロ出身。インテルでは2007年から10年にかけて3度のスクデットを手にした。セリエA59試合出場で20得点を挙げている。ミランの選手としてはインテルとのダービーに4度出場してまだゴールがない。バロテッリのミランの選手としてのここ6得点のうち4つはセットプレー(PK2ゴール、FK2ゴール[全大会])。バロテッリにとってセリエAで最後に流れの中から決めたゴールは、2014年4月リヴォルノ戦のヘディング弾である。
ポーリも元インテル。2011−12シーズンに18試合に出場した。
ハンダノヴィッチとドンナルンマは、セリエAでセーブ率が最も高い2人。前者は85%、後者は76%だ。
【監督】
ミハイロヴィッチは2004年から08年までインテルにいた。最初は選手として、その後はマンチーニの副官としてだ。
ミハイロヴィッチとマンチーニは、セリエAでの対戦が3回目。前半戦のダービーは、セルビア人指揮官が0−1で敗れている。サンプドリア時代は同じ結果でインテルを倒した。
ミハイロヴィッチにとってはセリエAで10回目のインテル戦。ここまでの戦績は2勝1分け6敗。
マンチーニは2014年11月14日にインテルに戻ってきてから、ダービーは負けなし。1勝2分けだ。
トータルではマンチーニにとって12回目のセリエAでのダービー。5勝3分けで、残りが黒星だ。
【審判など】
ダマート氏は155回目のセリエA主審担当。今季は10回目。ここまでPK2回を宣告し、レッドカードを4枚提示している。
ダマート主審のさばいた試合は、今季引き分けが1回のみ。ホームチームが2勝でアウェーが6勝。
ミラノダービーの担当は初めて。ダービーマッチは2度目で、2014年9月にジェノアVサンプドリアをさばいた経験がある。
ダマート主審はセリエAでミランとインテルの試合を18回ずつ担当した。ロッソネーリは9勝4分け5敗。ネラッズーリは12勝1分け5敗だ。
ミランは今季ここまで最もオフサイドが多いチーム。70回を記録している。
【出場停止】
なし
【累積リーチ】
[ミラン]:アバーテ
[インテル]:コンドグビア、メデル、メロ、ミランダ