ドナドーニがファッケッティの賞を受賞

“Il bello del calcio(イル・ベッロ・デル・カルチョ)”の授賞式には、ハビエル・サネッティ副会長も登場した。

ミラノ発 - パリで起きた同時多発テロ事件の犠牲者に黙祷がささげられた後、ロベルト・ドナドーニ監督が2015年の“Il bello del calcio(イル・ベッロ・デル・カルチョ)”を受賞した。ジャチント・ファッケッティの息子であるジャンフェリーチェさんにより手渡された。忘れることはないネラッズーロの元バンディエーラの賞は、現ボローニャ監督に渡った。現在ボローニャを率いる彼は昨シーズン、苦境にあったパルマを投げ出さず、破産したクラブに多くのものを注ぎ込んだ。

同賞は今回で10回目を数える。ファッケッティはその人生を通して、ピッチの内外で大きなものを示してきた。ジャンフェリーチェさんはこのように語った。

「私は毎回、このスポーツが与えてくれる非常にシンプルなフィーリングがある。この賞についての考えが生まれたとき、それはあまりに早いと思った。実際に、これは私たちの父の最高の財産だ。この賞はサッカーの美しさと正しさをたたえる賞となった。ロベルトはパルマの状況に対して立ち向かい、威厳を示した。彼にこの賞を与えることは、満場一致で決まった簡単なものだった」。

ドナドーニは初めてファッケッティと出会ったときのエピソードを明かした。「ベルガモにいた。プリマヴェーラだったよ。ジャチントが目の前に突然現れた。彼はテニスをしにいくところだったんだ。すごく衝撃的だった。セリエAの全員が彼のようだったら…と考えたものだね」。

このイベントには、ハビエル・サネッティ副会長も出席した。彼は2012年にこの賞を受賞している。「まずはロベルトを祝福したい。彼はこの賞にふさわしい。私にとってイタリアで最初の年に彼と対峙したことがあるが、止めるのが大変だったことを覚えている。私はたくさんのファウルをするタイプではなかったが、彼のような選手には必要だった。素晴らしいキャラクターで、礼儀正しく、丁寧な人だ」。

インテルの元主将は、ファッケッティとも思い出にも触れた。「ジャチントはインテルのファミリーにとって、本当に大きな意味がある。私が若いときに歓迎してくれて、着るユニフォームの重要性を教えてくれた」。


 English version  Versión Española  Versi Bahasa Indonesia  Versione Italiana 

読み込み中